和して唱えず~荘子から学ぶコミュニケーション~
この寓話から感じた哀駘它のモテる理由。
どんな話もうんうんと聞く。
興味を持って思慮深く。
愛情を持って、相手の話を決して否定しない。
自分から無駄に話を広げず傾聴する。
この男、できる…。
昔からモテる男性というのは聞き上手なのか。
*
最近、失敗したことがある。
彼から「最近仕事どう?」と聞かれて、
ペアを組んでいる男性(一個上、独身)の面白話をしてしまった。
ふと彼の顔を見ると明らかにテンションが下がっている。
や、やってしまった…!
逆の立場だったら、例えば、彼に一個下の女の子の後輩がいて、一緒に仕事したときのことを楽しそうに話されたら…絶対にいやだ。私っていつもそう。
聞かれたことだけに答えりゃいいのに。
自分から風呂敷を広げてあれこれ喋って、空気を白けさせる。
◎荘子の逸話から学ぶ反省点
・聞かれたことだけ端的に答える。
・相手の話をひたすら聞く。
・相手に質問をすることで話題を展開する。
(相手を主軸にした話をする)
・自分から余計なことを話さない。
・面白い話をしよう上手く話そうと思わなくていい。
・相手にもっと知りたい、聞きたいと思わせるぐらいで丁度いい。全部を一度に話そうとしない。
「和して唱えず」を肝に銘じる。
もう彼を不安にさせないようにしよう。
私と彼、あまりにも歩んできた人生が違いすぎる。
だからこそ、全てを知ってもらう必要はない。
過去の恋愛話なんて口が裂けても言えない。
駆け引きは二人の間に必要ない。
嫉妬させても自己肯定感を下げて苦しめるだけ。
その末に手放されたくは無いから。
私は彼さえいればいいの。