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パワハラ・セクハラ・カスハラ・ブラック企業・JTC

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ハラスメント、JTC、ブルシット・ジョブの研究です。
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記事一覧

日本で生まれるのが「呪い」である理由

日本で生まれるのが「呪い」である理由

「日本で生まれるのが呪い」と感じる人がいるのは、日本の社会構造や文化、働き方などが個人の自由や幸福に制約を与えやすいと感じられるためです。このように感じる背景には、社会的なプレッシャー、経済的な格差、自己実現の難しさ、さらには個人より集団が重んじられる文化など、さまざまな要因が関係しています。以下に、こうした感覚を生む具体的な要因を詳しく解説します。

1. 社会的プレッシャーが強い

1.1 同

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JTCの問題点

JTCの問題点

JTC(Japanese Traditional Companies)の問題点は、働き方や企業文化に如実に表れている。まず、上下関係や年功序列が重視されることで、新しいアイデアやイノベーションが上層部に届きにくく、組織全体が停滞する。社員は「忖度」を強いられ、リスクを避ける風潮が強いため、新規プロジェクトや大胆な決断は控えがち。結果として、若手や中堅社員は自らの意見を発信しにくくなり、モチベーショ

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JTCはプロの事務職集団!?

沢渡あまね氏の本に、面白いことが書いてあった。

要約すると、

「JTC(伝統的日本企業)の社内システムや仕事のやり方は、長い年月をかけて複雑怪奇となり、ただの事務なのに長年の経験のあるプロでないとまわらない。ただし、その事務仕事はその会社内でしか通用しない」

「特にやっかいなのは、稟議やワークフロー。ここで却下されると、今までの仕事が最悪、やり直し。それで上司からは、ワークフローのリードタイ

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会社の嫌がらせを完封する方法、労組の団体交渉

会社の嫌がらせを完封する方法、労組の団体交渉

労働組合には、団体交渉の権利がある。特に「義務的交渉事項」は、会社側が正当な理由なく拒否した場合、処罰の対象となる。これらは、労働組合法第7条2項に定められている。

義務的交渉事項の具体例

賃金: 基本給、一時金、退職金、賞与など。

労働時間: 就業時間、時間外労働の取り扱い。

休息: 休憩時間、休日、有給休暇の取得。

安全衛生: 労働環境の安全性や健康管理。

災害補償: 労働災害に対

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日本人はイジワル?「スパイト行動」が多い傾向。転職者が多いと余計に悪化?

日本人はイジワル?「スパイト行動」が多い傾向。転職者が多いと余計に悪化?

昨今、行動経済学という、経済学に心理学や行動科学の要素を組み込んだ研究が活発化している。そのような面からの研究が実施されたことがあり、日本人はアメリカ人よりも「自分が損をしてでも、同僚などのライバルにダメージを与えたい」と考える傾向があるとのこと。

昭和時代は、転職が一般的ではなかったため、そのような問題行動をとると、会社で「問題社員」として制裁を受けるのが普通であっただろう。しかし、今は未曾有

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大企業との闘い:パワハラと報復人事

大企業との闘い:パワハラと報復人事

私は某大手メーカーに勤めておりますが、この度会社とパワハラ問題で紛争状態になっております。世の中でよく言われる怒鳴るやいじめなどのパワハラ行為と比べれば全然軽いものかもしれません。コミュニケーションの齟齬と言われればそれまでかもしれません。それでもこの屈辱を晴らすべく動いております。

経緯事の始まりは、昨年の3月に新しい上司が就任したことがきっかけです。
その方と私は数回程度の面識しかなく、隣の

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ぼくはパワハラキラー(鬼滅のサイコパス)

ぼくはパワハラキラー(鬼滅のサイコパス)

わたしは数々のパラハラ体験から、のちにパラハラキラーへと成長した。

パラハラは戦いだ。殺(や)るか、殺られるか。退職するか、退職させるか。大げさかもしれないが、本気で戦うならそれに近いところがあると思う。

(株)サイコパス・コンサルティングに転職したときのことだ。最初から嫌な予感はあった。いかにも恰好つけの部長からこういう説明を受けた。

「うちの部には柱が4人います。君はその人たちに勝って、

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こういう上司は成敗するか逃げよう(退職または部署異動)

世の中には、クソ上司・ブラック上司・パワハラ上司・クラッシャー上司・サイコパス上司というものがいる。そして、様々な文献で、出世する人はサイコパスが多いと言われる。おそらく、良心よりも会社の利益や出世を優先するからだろう。悪い上司のパターンを説明したい。

手柄を横取りノルマの厳しい職場にこのタイプは多い。証拠を保全し、通報しよう。

ガスライティング部下に嘘をつく。それで、部下に「本当は私が悪かっ

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その38〜働く子育て世代へ。「育児をするとキャリアが途絶える」のイメージをぶっ壊そう〜

その38〜働く子育て世代へ。「育児をするとキャリアが途絶える」のイメージをぶっ壊そう〜

※忙しい人向け、この記事の要約です。

今年の夏、こんなニュースがありました。

「育児」に向き合う男性が増えてきたことは、社会にとってとても良いことだと思いますし、
何より女性にもとっても、男性本人にとっても良いことではないかと思います。

しかし、「育児とキャリアの両立」という観点では、なかなか課題は多く、
悩みを抱える人は後を絶たない印象です。

人手不足の今、企業はこれを重く受け止め、施策

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家事・育児への男性の参加ージェンダー・バイアスを超えた職場環境の整備

家事・育児への男性の参加ージェンダー・バイアスを超えた職場環境の整備

 家庭と仕事の両立支援において、「女性を活躍させる」という焦点は重要な一方で、男性のマッチョイズムの意識改革や働き方改革も欠かせません。男性が家事や育児を積極的に担える環境を整えることは、女性の負担軽減と社会全体の生産性・幸福度向上につながります。ここでは、男性が育児休暇や時短勤務を利用しにくい現状やその問題点、さらにその改善策について考察してみます。

現状と課題マッチョイズムの影響

 男性が

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静かな暴力 〜パワハラという病〜

静かな暴力 〜パワハラという病〜

「日常」という名の檻外来で出会う患者たちの言葉に、ある種の共通点を見出すことがある。

「先生、私の対応が悪かったんでしょうか」

何千何万と発せられたこの問いの奥には、いつも深い自責の念が潜んでいる。

優秀な会社員として評価されていた30代の女性を思い出す。
ある日、彼女は肩をガックリ落とし、静かに語り始めた。

彼女の働いていた部署に新しい上司がやってきた。
些細なミスを見逃さず人前で指摘さ

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恐れずに言えば、男は生物学的には消耗品だ。だから、古代から近現代まで、戦争で使われてきた。天才以外は戦争や農業の道具(兵士や農奴)でしかなかった。

ジェンダーフリーとは、女性の解放だけでなく、男性の解放でもあるのだ。

パワハラを受けていた話

パワハラを受けていた話

いつも読んでいただきありがとうございます!

人生の難易度を下げて、ラクに楽しく人生を生きるサポートを行う。

『人生難易度調整人』のまさみです。

この前、パワハラに関する番組を観ていて、ビックリしたことがあるんです。

「ホワハラ」って知っていますか?皆さん、

「ホワハラ」
って知っていますか?

私もその時に初めて知ったのですが、
「ホワイト・ハラスメント」らしいです。

ホワイト、ブラッ

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適応障害休職日記〜面談を上司の都合で伸ばされ続けてます〜

適応障害休職日記〜面談を上司の都合で伸ばされ続けてます〜

私は適応障害で休職3ヶ月目のアラフィフシングルマザー。1年ほど前に就職した会社で先輩パートおばちゃんからターゲットにされ、心身を病んだ。
半年ほど耐えたがとうとう倒れた。
今でも思い出すと気持ちが悪くなるので詳細は割愛する。

オバチャンの毎日の攻撃と業務内容のキツさ(力仕事なのよ)ですっかり弱ってしまった。

ある朝、体が重くて起き上がれず、あ、これはヤバいと思った。息子の弁当を作らなくてはなら

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