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脳内ひとり言

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私が普段頭の中でぐるぐると考えていることを書いています。 哲学や生き方、自分との向き合い方についての内容が多いです。
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産後の恨みは残り続ける

産後の恨みは残り続ける

「産後の恨みは一生」って言われることも多いかと思います。
私は小さい頃から、人に対して怒りの感情を抱くことがない人間でした。優しいからというより、怒る労力を割くほど他人に関心がないのかもしれません。

そんな私でも、長女の出産後、とてもとても感情的に怒りを抱く出来事がありました。

私はフリーランスとして働いているので産後2ヶ月で仕事に復帰しました。そして産後3ヶ月くらいの時にベトナムから日本に一

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体験しないと、本当の苦労がわからない

体験しないと、本当の苦労がわからない

わたしは千葉の埋立地で育ちました。
見渡す限り平地で、坂が全くないため、電動自転車というものの存在意義がわかりませんでした。「体力に自信がない人が使うのだろう」と漠然と思うだけで、わざわざ高いお金を出してまで買う必要があるものだとは思えなかったのです。

昨年末、丘陵エリアに引っ越しました。近所に買い物にいくだけでも急な坂を登る必要があります。最初は普通の自転車で移動しようと試みたのですが太刀打ち

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特別美味しくないのなら、食べたくない

特別美味しくないのなら、食べたくない

とてもわがままな考え方かもしれませんが、自炊を除き、特別美味しいものや特別好きな食べ物でない限り、わざわざ食べようと思えないのです。

舌が肥えているからというわけではありません。

自炊したり、家族や友人が作ってくれたもの、そしていただきものは(よほどの不味さでない限り)本当に美味しく思いますし、ありがたくいただきます。

でも外食や、わざわざ購入するお菓子や食事に関しては、特別美味しかったり好

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久しぶりの一人時間、久しぶりすぎて何をしたいかわからなかった話

久しぶりの一人時間、久しぶりすぎて何をしたいかわからなかった話

先日、久しぶりに一人で過ごせるまとまった時間ができました。数時間自由に過ごせたのは実に1年ぶりくらいでしょうか。

2歳の娘は平日は学校に行っています。
平日の午後はナニーさんに来てもらい、1歳の息子の面倒を見てもらう間に仕事をしています。
仕事をしている間は一人時間といえばそうですが、「仕事」というやりべきことがあるから時間の使い方を迷うことはありません。

先日はそんな毎日に疲れてしまって、1

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海外に住むと、日本のことを勉強したくなる

海外に住むと、日本のことを勉強したくなる

私は海外に住んではいますが、中身はごく平凡な日本人です。
日本の歴史に強いわけでもなく、日本の文化に精通しているわけでもありません。
ところが日本人が少ない海外に住むと、日本人である私が、「日本の代表」みたいな目で見られることが多いんです。


たとえば先日、フランス人の友人に”Takiji Kobayashiの"Le Bateau-usine"って本、君はどう思う?最近一番衝撃を受けた本なんだ

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嫌なことに感謝してみる

嫌なことに感謝してみる

住めば都といいますよね。
私は東南アジアのホーチミンに暮らして4年以上経ちますが、ホーチミンがすっかり大好きになりました。そんな私でも、いまだに慣れなかったり、「嫌だな」と思うことがいくつかあります。

今日はそんな「嫌な点」を、ポジティブに捉え直して感謝の念を抱いてみよう、の企画です。なぜなら、私たちの長いホーチミン生活にも終わりが見え始めているから。

あと1年も住むことはないだろうとなると、

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やっぱり湯呑みが好き

やっぱり湯呑みが好き

私は毎日在宅勤務をしているのですが、仕事のお供の飲み物はステンレス製の保温マグカップに入れて飲んでいます。

ハワイで購入したこちらのDean & Delucaの白いタンブラー。
ぽってりした形が手によく馴染み、とても使いやすくて愛用しています。

ダブルウォールの構造になっているので、熱い飲み物を入れても問題なく持てます。蓋をすれば何時間だって保温してくれます。そしてステンレスなので、とっても軽

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今朝出産しました

今朝出産しました

おはようございます。今朝息子が生まれました。
note継続94日目。今日は長い文章を書けないと思いますが、気持ちだけ残しておきたくて。乱文になります。

2人目だからか、娘の時よりするんっと生まれてくれた。
産後6時間経った今、すでに身体がとっても軽い。るんるん歩けちゃう。身体が軽いと、気持ちも軽い!お世話もしやすい!

新生児って尊すぎる。お腹から出てきてほやほやのベビーを抱っこした時の感動よ。

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頭の中の声の不思議

頭の中の声の不思議

頭の中で声がするのは私だけでしょうか。
「今日は卵を買わないといけない。でも雨が降っているから、明日まで卵を使わないでで我慢しようか。いや。でも娘が最近卵をよく食べてくれるから、買っておくかああああ?」
のような、生産性のない会話です。

頭の中の声って、不思議じゃないですか?
会話を発しているのも、その会話を聞いているのも自分。
一人で話して、一人で聞いているんだから、次に何が言われるか明白(な

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昔のコンプレックス、今となってはどうでもいいことよ

昔のコンプレックス、今となってはどうでもいいことよ

昔、といっても10年前の話ですが。
20歳の私は、自分の外見に関してはコンプレックスの塊でした。

目は一重だし、胸は小さい。
四肢は細いのに関節が太くてゴツい。
声は低すぎて可愛くない。
髪が多すぎてまとまらない。
肌は褐色。

でも、30にもなって、ホーチミンで暮らしていると、コンプレックスに思う必要なんてなかったんだな、ということがわかりました。

コンプレックスに突き動かされて、改善しよう

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決めることを手放したい

決めることを手放したい

子供の頃は、大人っていいなあ。自分でなんでも決められて、自由でいいなあと思っていました。

でもいざ自由を手に入れると、決めることが多すぎて疲れてきました。

今日の夕飯はどうしよう。一時帰国の服装はどうしよう。週末どうやって子供たちの体力を消耗させようか!
といった些細なことから、
子供たちはどんな学校にいかせよう。どの国に住もう、どの地域に住もう。という、大きなことまで。
もちろんワクワクもし

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密かに人間観察する

密かに人間観察する

私は人見知りです。
人と会うのは好きだけれど、人と会う頻度が高かったり、あまりに長時間にわたって話し続けると少し疲れてしまいます。

でも、人が嫌いなわけでも、興味がないわけでもありません。
ご近所さんがどんな人なのか、何をしている人なのか、友達がどんな旅行に行っているのか。気にはなります。
積極的に情報を取りに行ってまで知りたいとは思いませんが、ふとした交流で相手のことを知ることができると、なん

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幸せは苦しみの副産物

幸せは苦しみの副産物

先日「幸せは苦しみの副産物」という考え方に出会いました。初めて出会った考え方でしたが、とても腑に落ちたので、今日は自分なりの解釈を記しておきます。

「幸せとは苦しみである。厳密には、幸せとは苦しみの副産物である」

幸せは、苦しみから脱しようとした我々が移動したり、状況を変化させたときに感じるものだそうです。

例えば、お腹が空いていたとしましょう。空腹は、次第に「苦しみ」になりますよね。そこで

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大人になったなと感じる瞬間

大人になったなと感じる瞬間

使いやすいフライパンに出会えた時。好みのマグカップを手に入れた時。美味しそうなお肉がお買い得だった時。

子供の頃の私だったら、ひとかけらの喜びも感じていなかったであろう、日々の小さな事柄に、最近は幸せを感じられるようになりました。

今年30歳になったのに、自分の中身はいつまで経っても幼いなと感じることが多いので、暮らしの中のささやかなことに好きを見出せるようになって、ああ、自分もちょっとは大人

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