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体験しないと、本当の苦労がわからない

わたしは千葉の埋立地で育ちました。
見渡す限り平地で、坂が全くないため、電動自転車というものの存在意義がわかりませんでした。「体力に自信がない人が使うのだろう」と漠然と思うだけで、わざわざ高いお金を出してまで買う必要があるものだとは思えなかったのです。

昨年末、丘陵エリアに引っ越しました。近所に買い物にいくだけでも急な坂を登る必要があります。最初は普通の自転車で移動しようと試みたのですが太刀打ちできず、結局自転車を押して登ることになりました。

加えて子ども2人を前後にのせた、3人乗り体制で移動しています。
子どもの重みと、急な坂。この2つの要素が合わさり、電動自転車がない生活は考えられないほど頼りきりになっています。



子どもを自転車に乗せた保護者の負担。坂がすごいエリアに住んでいる方々の苦労。昔の自分は、彼らが直面している苦労に全く気づけていなかったのです。

何も自転車に限った話ではありません。自分が体験していない苦労は、想像しにくいんです。新生児を抱えた新米ママパパの苦労。働きながら子育てしているママパパの苦労。

でもこうやって書いている例も、自分が属している属性の人挙げられていない。だからこそ、もっと意識して想像力を働かせて、他人の立場を考えていけるように気をつけたいですね。

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れいこ
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