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心だけは等しく自由だよ
なにを思っても、なにを感じていても、
自分の心だけはぜったいに自由。
『自由にできるのだ』と、たまに強く思っておかないと、忘れてしまう気がする。
世の中には、色んな人がいて、色んな決まりがあって、色んな体裁があるから。
例え、それがとても不謹慎なことでも、言葉に出すと棘があることだとしても、ぜったいに考えてはだめとされているようなことでも、だ。
皮肉なことに(?)心の中で思うだけならば、誰に
娘のおにぎりと祖母とのさいごの別れ
前回の続きの話。
私は祖母の最期に立ち会えず、訃報を旅行先で聞くことになった。
旅行から戻る道中、私は「母」と「祖母」の関係性をぼんやりと思い浮かべていた。
母は祖母に対して随分と複雑な気持ちを抱えていたのは私もわかっていた。
母が時折こぼすそのことばの端々から滲み出るものを、何となく感じとっていたからだ。
「おばあちゃんに愛情をかけられた記憶がなかったのよね」
ある日、母はぼそっと私に
机に「死ね」と書かれたキミへ
息子の机に「死ね」ということばが書かれていた。
この事実を私が知ったのは、仕事帰りに、実家に子供を迎えに行った時だった。
私の母親は、子供たちを週2回ほど学童に迎えに行き、仕事が終わるまで預かってくれている。非常にありがたいことである。
私は一瞬うまくことばを飲み込めなくて、母親にもう1度聞き返した。
「だからね。死ねって書いてあったんだって。本人が言ってる。担任の先生が書かれた文字の写真を