愛は重たくて果てしない
週末に植物の手入れを一緒にしながら「もし私が死んだらどうする」とポップな感じで笑いながらつぶやいたら彼は「俺も死ぬかな」と言った。「はあ?」と笑ったら彼は「嘘だと思ってるでしょ」と低い声で言うので少し心臓がぎゅっとなった。
彼はたまにそういうところがある。いつもならこう返すんだろうなってところで、全然違うようなこと、問うたこっちが心臓を鷲掴みされるような言葉を言う。それはいつも、それが真実ではなくとも真実だと思わせるほど重たく響く。ほんとうに死んじゃいそうだなこの人と思うほ