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弱おじの本棚

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2024年7月の記事一覧

「運動しても痩せないのはなぜか」を読んで、「じゃあどうすれば良いか」を考えた話。

「運動しても痩せないのはなぜか」を読んで、「じゃあどうすれば良いか」を考えた話。

「運動しても痩せないのはなぜか」を読んだ。

人類の進化という観点から、運動だけでは痩せられない理由、それでもなお運動が大切な理由をわかりやすく解説してくれていて、モチベーションが上がった。

人間の身体はうまくできている。
運動でカロリーを消費すると、他の部分で調整を自動的にかけて消費カロリーを抑制する。つまり、いくら運動でカロリーを削ろうとも、消費カロリーの総量を大幅に上げることはできない。

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「もう明日が待っている」を読んで、「色々あるけど頑張ろう」と思えた話。

「もう明日が待っている」を読んで、「色々あるけど頑張ろう」と思えた話。

鈴木おさむさんの「もう明日が待っている」を読んだ。

率直な感想。
読んでよかった。

私自身、SMAPの熱烈なファンというわけではない。
昔からスマスマとかのバラエティはよく見てたなぁ、くらいの印象。

今回、この本を読んで、SMAPという存在を深く知ることができてよかったと思っている。
鈴木おさむさんとSMAPの関係性も知らなかったから、知らないところで色んなドラマがあるのだなと、改めて感じた

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「成瀬は信じた道をいく」を読んで、「やりたいこと、やろう」と思った話。

「成瀬は信じた道をいく」を読んで、「やりたいこと、やろう」と思った話。

宮島未来さんの「成瀬は信じた道をいく」を読んだ。

前作に続いて、登場人物たちの爽やかな姿に心を動かされ、生きる元気をもらえた。
今回の作品は主人公の周囲の人たちにスポットライトが当たる機会が多く、それもまた良いなと感じた。人と人とのつながりが美しい。

信じた道をいく。
改めて、やりたいことをやらなきゃなと、感じさせてくれた。
やりたいことをやらず、何が人生だ。

信じる対象は、自分の心の声だ。

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「令和元年の人生ゲーム」を読んで、「人生なんて所詮ゲームだよな」って心が軽くなった話。

「令和元年の人生ゲーム」を読んで、「人生なんて所詮ゲームだよな」って心が軽くなった話。

麻布競馬場さんの「令和元年の人生ゲーム」を読んだ。

若者たちが働き方や生き方に悩んだり考えたり、そんな姿を見て、自分の生きたいように生きなきゃなと思った。

自己実現。理想の自分。
私もいいおじさんだ。
何歳まで、そんな綺麗事を言っていていいのだろう?
いや、何歳だって、この問いから目を背けてはいけないのかもしれない。
いつかどうせ、壁にぶち当たる。

私の人生、これでいいの?
こんなはずじゃな

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睡眠がボディメイクに大切な3つの理由 〜「眠っている間に体の中で何が起こっているのか」〜

睡眠がボディメイクに大切な3つの理由 〜「眠っている間に体の中で何が起こっているのか」〜

「眠っている間に体の中で何が起こっているのか」を読んだ。

著者の後書きに、心を打たれた。

「人は眠るために生きるのではない、生きるために眠る」

まさにその通りだ。
眠ることはあくまで手段。
人生をより良くするための。

本書は睡眠が私たちの体に与える影響を幅広く教えてくれるが、その中でも興味のある「ボディメイク(ダイエット)」に関連する部分を紹介していきたい。

睡眠がボディメイクに大切な理

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人間だから、弱いし、揺らぐ。〜「ともぐい」を読んで感じたこと〜

人間だから、弱いし、揺らぐ。〜「ともぐい」を読んで感じたこと〜

直木賞受賞作、河﨑秋子さんの「ともぐい」を読んだ。

「熊文学」とも評される作品で、熊とそれを狩って生きる孤独な人間の姿が、とてもリアルな描写で表現されている。

読後に感じたのは、「人間って、やっぱ弱いよな」ってこと。
そして、「弱くても別にいいんだよな。人間だし。」という、なんだか自分を肯定してあげる気持ちも芽生えた。

主人公の男性は一人、熊を狩りながら生きていくが、その日々に疑問を感じ、揺

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結論。モテるために必要なのは、やっぱりトレーニング。〜「モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた」を読んで〜

結論。モテるために必要なのは、やっぱりトレーニング。〜「モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた」を読んで〜

「モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた」を読んだ。

「モテ」について進化心理学の観点から詳細に分析されていて、とても面白かったし、役に立つなと感じた。

本書を読んで、私が出した結論。

「やっぱり、モテるためにはトレーニングが大切!」

以下に、その詳細と私が普段トレーニングを継続して感じているメリットなどを記していきたいと思う。

①人間の脳は原始時代とそんな変わってないか

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「考える教室」を読んで「考える悦び」を学んだ話。

「考える教室」を読んで「考える悦び」を学んだ話。

若松英輔さんの「考える教室〜大人のための哲学入門」を読んだ。

まさに入門にぴったりの本で、数名の哲学者の紹介、そしてその考えをどう読み、どう思考を深めていけば良いのか道筋を照らしてくれている。

本を読むことは最高のエンタメだ。
だが、もっと楽しいことがある。
それは、本を読み、思考を深めるということ。

ゆっくりと一人で本を読み、著者との会話を通して、己の人生について深く思いを巡らす。
こんな

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「脳に良い行動を積み重ねれば、幸せに生きられんじゃね?」という考察。〜「脳科学で解く心の病」を読んで〜

「脳に良い行動を積み重ねれば、幸せに生きられんじゃね?」という考察。〜「脳科学で解く心の病」を読んで〜

カンデルさんの「脳科学で解く心の病」を読んだ。

心の病からアプローチして、脳の働きを説明してくれている本書。
内容は専門的で、正直ちゃんと理解ができているかは怪しい。

学んだことを端的に表すと、「心の状態を作るのは脳」だということ。
ならば、健全な精神状態を生み出すためには、脳の状態を健全に保つことだけに、まずは全振りしてみても良いのではないか?

具体的に。
脳に良い習慣として、私が行ってい

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「終わった人」を読んで「他人軸で生きないことの大切さ」を学んだ話。

「終わった人」を読んで「他人軸で生きないことの大切さ」を学んだ話。

内館牧子さんの「終わった人」を読んだ。

会社員を退職した後に、何をしてどう生きたら良いかわからず、人生に翻弄されるおじさんの姿を描いたお話。
めちゃくちゃリアルで、歳をとることが怖くもなった。

私たちは、日々の忙しさを良いことに、自分の価値観に向き合うことから逃げ続ける。
本当はどう生きたい?何がしたい?
やることがあれば、その課題と向き合うことから逃れられる。

だが、やがて誰しもが「終わる

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「仕事の辞め方」を読んで、「結局はご縁だよな」と思った話。

「仕事の辞め方」を読んで、「結局はご縁だよな」と思った話。

鈴木おさむさんの「仕事の辞め方」を読んだ。

私自身、今すぐに仕事を辞めたいと思っているわけではない。
だけど、将来に漠然とした不安や不満があるのは事実だ。
本当にこのまま生きていていいの?
この仕事を続けていって、本当に後悔しないの?

日々の忙しさをいいことに、私たちは自分の感情から目を逸らす。
やりたいことをやるなんて、若者の特権。
おじさんは我慢して、淡々と死ぬまで生きるだけ。
そんな人生

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