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「仕事の辞め方」を読んで、「結局はご縁だよな」と思った話。

鈴木おさむさんの「仕事の辞め方」を読んだ。

私自身、今すぐに仕事を辞めたいと思っているわけではない。
だけど、将来に漠然とした不安や不満があるのは事実だ。
本当にこのまま生きていていいの?
この仕事を続けていって、本当に後悔しないの?

日々の忙しさをいいことに、私たちは自分の感情から目を逸らす。
やりたいことをやるなんて、若者の特権。
おじさんは我慢して、淡々と死ぬまで生きるだけ。
そんな人生で本当に良いのだろうか?

結局は、「縁」なのだろうと思う。
仕事も、人生も。

自分で決めているようで、どこか見えない力に支配されているような。
今自分がこの仕事をしているのだって、どこか一つの選択が違っていたらあり得なかった、いわば奇跡みたいなもので。

「こう生きよう!」と思ってみたところで、思った通りには生きられないのが人生かもしれない。
かと言って、自分の感情を蔑ろにするのも違う。

人事を尽くして、天命を待つ。
この言葉が好きだ。
今、自分の心がどう生きたいと言っているのか。
研ぎ澄まし、耳を澄まし。その声をしっかりと拾い上げていく。そして行動に移す。

心の声に従った先に、人や仕事との出会いがある。
これを、人は「縁」と呼ぶ。

何をすればいいのかわからない?
簡単なことだ。
自分の心の声を聞け。
その声に従って、動け。

そうした先で巡り会えたご縁に感謝して生きれば、不幸になることなどないのだろう。

思い通りには進まない人生。
だから面白い。
予想できない縁が散りばめられた、素晴らしき日々。

仕事を辞めるかもしれないし、辞めないかもしれない。
今日は、自分の心が今の仕事をしろと言っていた。
明日の自分は、なんて言うだろう。どんな感情を運んでくれるだろう。

ある意味で、それもまた縁だ。
自分自身との縁。

縁が紡いでいく人生が、これからどんな風に進んでいくのか、俯瞰して見ていよう。
人生はまだまだ楽しめる。
この本と出会えたことも、また一つの縁だ。ありがとう。

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