「考える教室」を読んで「考える悦び」を学んだ話。
若松英輔さんの「考える教室〜大人のための哲学入門」を読んだ。
まさに入門にぴったりの本で、数名の哲学者の紹介、そしてその考えをどう読み、どう思考を深めていけば良いのか道筋を照らしてくれている。
本を読むことは最高のエンタメだ。
だが、もっと楽しいことがある。
それは、本を読み、思考を深めるということ。
ゆっくりと一人で本を読み、著者との会話を通して、己の人生について深く思いを巡らす。
こんなに満ち足りた時間は、他に僕の人生には存在しない。
幸せに生きていくためには、まず自分がどう生きたら幸せになれるのかを知らねばならない。
それは一人一人答えが違い、どこかに答えが書かれているわけでもない。それこそ本の中にも答えは載っていない。
本という相棒と共に、人生の哲学を深めていく。
自分はこう生きたら幸せなんじゃないかと仮説を立て、実践し、やっぱり何か違うなとまた本を読みながら考える。
思考が深い人生は至高だ。
もちろん苦しくもあるけど。
何も考えず、能天気に生きる人生にもう未練はない。
これからも本を読もう。
幸せになるために。幸せを感じていくために。
人生の指標を示してくれた、素晴らしい一冊でした。
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