「終わった人」を読んで「他人軸で生きないことの大切さ」を学んだ話。
内館牧子さんの「終わった人」を読んだ。
会社員を退職した後に、何をしてどう生きたら良いかわからず、人生に翻弄されるおじさんの姿を描いたお話。
めちゃくちゃリアルで、歳をとることが怖くもなった。
私たちは、日々の忙しさを良いことに、自分の価値観に向き合うことから逃げ続ける。
本当はどう生きたい?何がしたい?
やることがあれば、その課題と向き合うことから逃れられる。
だが、やがて誰しもが「終わる」
終わっているのにも関わらず、人生は「続く」
そこに生きる苦しみが生まれる。
価値観と向き合うことをサボっていると、後で大きなツケが回ってくる。
別に、今すぐに起業しろとか、仕事を辞めろとか、そうゆうことじゃない。
今の日常を大切にしながらも、心の底で自分がどう生きたいと思っているのかを、確認する習慣を身につけていた方が良いなと感じた。
その時に大切なことは、「他人軸で生きない」ということだ。
周りからこう見られたいというフィルターがかかると、本来の自分がやりたいことは見えてこない。
そうやって生きて、こんなはずじゃなかったと思いながら旅立つことはごめんだ。
今、何がしたい?
どう生きたい?
向かい合うべきはどうでもいい他人なんかじゃなく、自分。
いつか等しく終わっていく人生。
終わりがあるからこそ、終わりを意識すればこそ、今はより輝きを増す。
終わった時が、希望を備えた始まりの日となるように。
今から少しずつ、自分と向き合うことを始めていこうと思う。
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