#エッセイ部門
外でうんこを漏らした経験がなければ、人生は語れない。
心せよ。
この記事ではうんこが死ぬほど出てくる。
うんこというワードを書くと、上品で聡明な読者の皆様から、大いに引かれること間違いなしだが、そんなのはクソくらえ。書きたいから書く。親指がよく動く。
……ん、待って。
クソくらえという言葉って、やばくないか?
…
…
うんこは魔法の言葉。
姪っ子や甥っ子に、ひとたびこの言葉を浴びせれば、爆笑待ったなし。
「遊ぼう、遊ぼう」と言ってくる
愛する人が、妻以外にもいる。
心から愛している人が、妻以外にもいる。
両親、2人の妹、そして弟である。
私は4人兄妹の長男だ。北海道札幌市の生まれで、育ちは人口2万人の田舎。社会に出て保険外交員として働く今、私は北海道から出ずに札幌市内に暮らしている。妻と。2人で。
私のひとつ年下の妹は、小さなころから病弱だった。小さな身体に大きな手術、その手術痕は今でも身体に残っている。
そのせいか、比較的外交的な性格の私とは対照的
交際0日で泣きながらカルティエを買って、ひざまずいてプロポーズ。
「あたしと付き合うってことは、
どういうことか分かってるよね?」
札幌市内のとあるお店で、のちに妻となる彼女から真顔でそう言われたとき、私は心外であった。
営業事務として4歳上の敏腕女性を採用したはずだったのに、採用から6ヶ月後、私は彼女に愛の告白をすることになり、返す刀で言われたのが冒頭のセリフである。
【関連】社内恋愛なの?と思ったらコチラ
心外であった。
「あたしと付き合うってこ
入社1年未満で面接官になったら、とんでもない逸材を採用できちゃった話。
2018年の初夏、私は面接官をやっていた。この頃の私は人材系ベンチャー企業に籍を置いていたのだが、入社から1年も経たないうちに、なぜか面接官をやることになった。
その会社は本社が関東にあり、2016年に北海道に新規で支社をオープンした。ある女性社員が手を挙げ、息巻いて北海道支社を作ったまではいいものの、1年間の収穫はゼロ、つまり1社とも契約を結ぶことが叶わなかった。これが農家だったとしたらヤバい
ティッシュ配りを光速で終わらせる元カノ。
「ティッシュ配りのバイトを始めるよ」
私が20代前半の大学生の時にお付き合いをしていた歳下の彼女から、そうやって言われたから私は「ティッシュ配り!?」と少し心配になった。
この娘にティッシュ配りという過酷なアルバイトが果たして出来るんだろうか、と思ったがそんな私の心配はどこ吹く風。数日後、元カノはクソ楽しそうにティッシュ配りのバイトの話を聞かせてくれた。
「あんな簡単なバイト、ほかにないよ!
妻は不妊治療を副業に切り替えた。
「副業だと思わないと、やってられないね」
今年の春、妻からそう言われて「そうだね」と返した。私たち夫婦の結婚は2019年。結婚の1年後に不妊治療をスタートしたから、もう2年になる。私は31歳、妻は4歳歳上だから35歳だ。
「男にも原因があるっていうし、俺から先にチェックしたほうが色々といいんじゃない?」
精子の量、濃度、運動率など、不妊の原因は必ずしも女性だけにあるわけではない。妻側がさんざ
19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。
母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。
私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。
その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きなが