transparent 透明な、透き通った 宝石には透明度というカテゴリーがあるが、その一つ。羅語transpareō、貫いてtrans-+現れる・見えるpareōが語源。同義語にclearやglassyなど。pareōは現れるappearや明白なapparentの語源でもある。
(tele)phone 電話機、電話をかける(call米/ring英) 古代希語têle遠くからの+phōnē音より。マイクmicrophone、木琴xylophone 木のxylo- 発音https://dictionary.cambridge.org/us/pronunciation/english/xylophone、交響曲symphony 調和したsym- 希語symphōnia。
Jupiter 木星、ユピテル・ジュピター 神々の王で天の支配者、空と雷の神でもあるユピテルの名が太陽系最大の惑星である木星に付けられた。地球の11倍の直径。羅語Iūpiter父なるJoveは一つ遡れば伊祖語djous空+patēr父から。ユピテルはギリシャ神話のZeusに相当。
translucent 半透明の 羅語でtrans-通り抜けて+lucere輝くが語源。明快なの意のlucidもlucere由来。画像のクラゲjellyfishのjellyは羅語のgelāta (gelō+-āta)由来、gelōは凍らせるの意で伊語gelatoの語源でもある。
echinoderm 棘皮動物 古代希語でハリネズミekhînos+皮膚dérmaが語源。ヒトデは通常starfishだが、魚でないためsea starと呼ぶ科学者も多い。ウニsea urchinは羅語でハリネズミēriciusより。ナマコはsea cucumber海のきゅうり。
telepathy 以心伝心、精神感応、テレパシー 古代希語で遠くtêle-+感情、知覚、苦悩等を表すpáthosより。現代英語では病気や療法の意もある。共感sympathy 共にsym-、筋疾患myopathy 筋肉myo-、整骨療法osteopathy 骨osteo-。
crab カニ、カニの肉、カニ甲殻類の総称、横ばいする 古英語でカニ、ザリガニcrayfishを表すcrabbaからだが遡ればゲルマン祖語krabbôで、這うを意味するkrabbōna由来の説がある。the Crabは蟹座の事を指す。伊勢海老は米、豪等ではcrayfishと言う。
spa 鉱泉(地)、温泉(地)、リゾート地、温泉郷のホテル。spaで画像検索するとその殆どがマッサージや南国のリゾート関連の画像となっている程に、そちらのイメージの方が温泉そのものよりも強い単語だろう。画像のベルギー東部温泉保養地Spaが語源。中世来鉱泉飲用治療が行われた地。
amethyst 紫水晶 アメジスト 石英の一種で紫色の物 この石が酔いを防ぐとギリシャで信じられていたため古代希語で酔ってないを意味するaméthustosより。2月の誕生石。関連事項:第7チャクラ 木星、土星、海王星 乙女座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座、風エレメント、紫
prawn 車海老や手長海老類のえび shrimpより大きいエビの事を指すが、近年アメリカでは区別せずshrimpに含む事が多いとされており、元同僚アメリカ人もそう言っていた。語源については不明となっている。甲殻類crustaceanは殻を表すラテン語crusta由来。
Cnidaria 刺胞動物 希語でイラクサknidēが語源。サンゴcoralは希語で珊瑚korállionが語源。イソギンチャクはsea anemoneだが、アネモネは希語で風ánemos+の娘ōnē由来。クラゲはjellyfishで、ゼリーは羅語でgelata凍らせたより。
bivalve 二枚貝 bi 2+valve貝殻の片方 valveはバルブや心臓の弁のことだが、貝殻の片方を指す言葉でもある。観音開きの戸や回転ドアを指す羅語valvaが由来。valvaは回転するものが原義で、revolve回転するやinvolve巻き込むのvolveにも関連。
cicada セミ 一昨日辺りから蝉が鳴き始めました。羅語で木のコオロギを意味するcicāda・cicalaからという説、擬音語という説、希語語源説等あり。画像はevening cicada、茅蜩。ヒグラシ属Tanna(由来は不明)、種小名japonensisは日本のを表す。
loaf パンの一塊 古英語hlāfはそれ自体パンを意味したので、a loaf of breadは元々の意味ではパンのパンとなるわけだが、一山や一本のパンを指す。フランスパンはFrench bread、細長いものは棒切れを表す伊語bacchetta由来のbaguetteとも言う。
still 静止した、非発泡性の Still wineといえば非発泡性の普通のワイン。諺 Still waters run deep. 静かな川は深く流れる。おとなしくて感情表現をしない人が実は知識・知恵・感情が溢れているという意味。逆に油断がならないの意味で使われることもある。
capital 首都、大文字、資本 羅語で頭caputが語源のcapitālisより。他にも船長・機長・主将captain、米国会議事堂the Capitol、一人当たり(の)per capitaなどが頭に関係がある語。畜牛cattleも最も重要な→財産capitālisが語源。
calligraphy 書道、達筆 古代希語kalligraphía 美kállos+gráphō書くことが語源。装飾的な文字を書くことを表す。同義語にchirograph。書家はcalligrapher。既出記事内kaleidoscope万華鏡のkal-もkállosから。
globe 地球儀、天球儀、地球、天体、球体、世界。羅語globus球から古仏語globeを経て中英語へ。地球を表すには定冠詞theを付けるが、語源通り丸いことを強調した語。地球/天球儀はterrestrial/celestrial globeとも言う。
photo(graph) 写真 希語phos光+graphê描かれたものより。光合成photosynthesis 一緒にsyn+thesis置くこと、コピー機photocopier 羅語で多数copia+機械-er。写真家はphotographerでcameramanは撮影技師。
Scorpio 蠍座、蠍座(天蠍宮)生まれの人 羅語でサソリを表すscorpiōより。天文・占星ともに星座名としてはScorpiusと言う語もあるが、蠍座生まれの人という時は、She's a Scorpio。西洋占星術で支配星は冥王星・火星。水相。生き物の蠍はscorpion。
orange calcite オレンジカルサイト、方解石 CaCO3 独語Calcit由来で石灰を表す羅語calx+鉱物を表す-ite。calxはchalkの語源でもあり、calciumはcalx+金属元素名語尾-ium。関連事項:第3チャクラ、太陽、蟹座、火エレメント、橙、黄色
the crack of dawn 夜明け dawnそのものも夜明け・始まりを表し、標題の熟語も夜明けや日の出、早朝を表すのに使われる。由来は不明とされているが、crackには始まり・瞬間の意味があるので、意味は容易に想像できる。同様表現にthe break of dayがある。
shell 殻、甲羅、皮、動植物の外側を保護する部分 cicada shell 蝉の抜け殻、tortoise's shell 亀の甲羅、tortoiseshell 鼈甲、chestnut (outer) shell 栗の鬼皮、seashell 貝殻、等。古英語sciellより。
ground 【名】土、土地、地面、運動場、根拠、理由【動】アーシングする(米)、根拠を〜に置く 【形】穴居する、地上の ゲルマン祖語grunduz→古英語で地面、底を表すgrundより。野球のゴロはground ball/grounder。画像はground squirrel。
in a nutshell 要するに、一言で言うと 「ナッツの殻ほどの小さなスペースに言葉を纏めれば」という発想から生まれたイディオム。同様の表現は、long story short, basically, simply put, in brief 等々、たくさんある。
water/waters 前回の諺に出てきたwaters、なんで不可算名詞が複数形?実はこの形で海・湖・川などの大量の水を指すことがあり、in deep watersは深海に。動詞waterは水を掛ける・撒くの意。Let's water the plants! 語源はwæter。
take a break 休憩する break【名・動】古英語で壊すbrecanが語源で他動詞だけでも25種も意味を持つが、これは中断を意味する名詞の熟語。Let's take a coffee break. お茶にしましょう、の様にも使える。Take five. は5分休憩。
trunk 幹、ゾウやサイの鼻、主要部、トランク 羅語で木の幹truncusより。鼻noseを表す語は他に犬や馬のmuzzle、豚や鯨のsnoutがある。鼻孔は古英語で鼻nosu+穴thyrlでnostrils。鼻を表す形容詞はnasalで鼻腔はthe nasal cavity。
audience 聴衆、観客、視聴者 羅語で聞こえるaudireより。音声(の)・音の再生(の)audioでお馴染みの文字列audiだが、講堂(米語)・観客席auditorium、監査audit、オーディション・審査audition、聞こえる・聞き取れるaudibleなどがある。
vision 視力、視界、先見性 羅語で見るvidēreに遡る語。景色view、査証visa、日除けvisor、明白なevident、改訂するrevise、監督するsuperviseなどもvidēre由来。advise勧めるはその方向をad-+繰り返し見るvisere。
binoculars 双眼鏡 羅語でbīnus二つの+oculus眼より。眼科医oculistは古い言い方で、現在は希語で眼ophthalmós由来のophthalmologistが普通。眼鏡glasses同様常に複数形で数えるときはa pair of binoculars。
manuscript 原稿、写本、草稿 羅語で手によりmanū+書かれたscrīptusが語源。タイプや印刷ではなく手書きの物を表す。手manus由来は他にもmanual手引き書、手動の、manufacture製造(する)、maneuver操る、manicureマニキュアなど。
tripod 三脚 iPodやpodcastなどpodを含む語はお馴染みだが、-podは希語で足poús由来。podium指揮台、演壇、tetrapod四肢動物などある。羅語由来pedi-はpedestrian歩行者やpedigree家系・血統(古仏語「鶴の足」が語源)などに。
mollusk 軟体動物 羅語で柔らかいmollisが語源。ツツイカ目squidの語源は不明、コウイカ目cuttlefishは印欧祖語で曲がるgew-由来。タコoctopusは希語で8oktō+足pous/pod-より、カタツムリsnailはゲルマン祖語snagilazより。
arthropod 節足動物 希語で関節árthron+足poúsより。有害な重金属を分解してくれることで知られるダンゴムシは世界中で20以上の英単語があるが団子虫同様の発想で、pill bug, rollie pollie, rolly pollyなどと言う。pillは丸薬。
insect 昆虫 羅語で刻み目のある(動物)insectus (in中に+sect切る)より。トンボdragonflyはその形から命名された。竜dragonは希語で蛇drakōnより。飛ぶ物flyは複合語で飛ぶ昆虫を表し、他に蝶butterflyや蛍fireflyなどがある。
vertebrate 脊椎動物 羅語で背骨の関節を表すvertebratusが語源。無脊椎動物はinvertebrateで無・不を表す接頭辞in-がついた語。恐竜dinosaurは近代羅語dinosaurusからで希語で恐ろしいdeinos +トカゲsaurosより。
mammal 哺乳類 羅語で乳房mamma→後期羅語で乳房のmammalis由来。羅語の幼児語ママmammaと同根と考えられている。鹿deerは古英語で野生動物を表すdēorが語源。単複同形で例えばtwo deerと言う。他にもsheepやsalmonも単複同形。小鹿はfawn。
fishes 魚類 生物学でPiscesと言う言い方もあるが一般的にはfishes。ゲルマン祖語fiscazより。魚一匹ずつを数える時には単複同形、例えばthree fishだが、種類を指している時にはfishesとなる。Piscesは羅語piscēs語源だがうお座も指す。
reptile 爬虫類(の) ラテン語で這って進むrēpō由来、中世ラテン語rēptileより。亀全般を表す語turtleは中世ラテン語tortucaが語源だが、同じ語を語源とするtortoiseは陸亀を表す。日本語の亀同様、turtleは緩慢さ、長命の象徴である。
avian 鳥(類の) 羅語avēs鳥より。ウイルス存在証明はないがavian flu virusの形でよく使われている。他にfowlと言う語が複合語ではwater fowl水鳥の様に使われ、単独の場合狭義では鶏、広義では家禽を表す。雀sparrowは古英語spearwaが語源。
amphibian 両生動物(の) 両方を表すamphís+生命bíosからなる古代希語amphíbionより。蛙を表す一般表現frogは古英語froggaより。ヒキガエルを指すtoadは古英語tādaからで、オタマジャクシtadpoleはtadpolle=toad+poll頭。
lobster ウミザリガニ、ロブスター、ハサミのある食用の大エビ 古英語lopustreからだが、羅語でバッタlōcustaを語源とする説がある。仏語でhomardと言うのでオマール海老とも言われる。ハサミのない伊勢海老はJapanese spiny lobsterと言い近種。
shrimp 小えび 本来的には大正エビなど小型のエビを指す語。中期英語で(体格的に)チビな人schrimpeが語源だが、遡ればゲルマン祖語で縮んで皺が寄ったを意味するskrimpaz由来。古英語で曲るが原義のscrincanが語源の単語、shrink縮むにも関連。通常単複同形。
turban shell さざえ ターバンに似ているから付いた名と考えられており、turbanはペルシャ語ターバンdullband→トルコ語tülbent→仏語turbanから。dullbandはtulipの語源でもある。一方、学名のTurbinidaeはturbo独楽が由来。
chowder チャウダー ハマグリなどの魚介類と野菜を牛乳で煮込んだ濃いスープのことを指すが、clam chowderはよく知られている語だろう。後期ラテン語caldāria鍋、壺が語源と目されており、caldus熱いに遡る。大釜、大鍋を指す英語caldronにも通ず。
clam 二枚貝に属する貝で食用のものの総称。clamshellの略で、clamは西ゲルマン祖語で締め付けるの意klammjanより。アサリはJapanese littleneck clam, Manila clamなど、ハマグリはAsiatic hard clamと言う。
scallop 帆立貝、その貝柱、スカラップ(扇型の連続縁取り模様)、scallop shellホタテの貝殻の略、肉の薄片 古仏語で殻を表すescalopeが語源。遡ればゲルマン祖語で殻skalōと繋がる鱗scaleや殻shellとも関係のある語。
opaque 不透明な、光を通さない、不伝導性の、曖昧な ラテン語opacusどんよりとした、薄暗いが語源。画像の真珠pearlはフランス語perleからで、遡れば豚腿もしくは羊の足の形をしている二枚貝に因み、ラテン語で足を意味するpernaが語源とされている。
opal 蛋白石 オパール サンスクリット語で宝石を表すúpala起源説が有力で、希語、羅語、仏語を経て英語へ。卵の白身に似ている事が和名の由来だが、様々な色がある。10月誕生石。画像ピンクオパール関連事項:第4チャクラ、地球、乙女座、天秤座、射手座、土・水エレメント、ピンク。