【英語で】日向ぼっこ
Q:日なたぼっこするは何という?
A:bask in the sun, lie in the sunまたはsunbatheです。
大寒に入ってからしばらくの間はポカポカ陽気で、これが大寒?と言うような日々でした。外に行って太陽の光を浴び、裸足で地面に立っても気持ちがいいアーシング日和が続き、春の到来をちょっぴり感じさせていました。
太陽の恵みは計り知れませんね。お日様に当たれば私たちの身体はちゃんと働く様にできていますし、植物たちも光合成ができますし。寒い冬でも太陽の光や暖かさを感じられれば、心身ともにアップ↑↑↑していきます…、と言うことで、太陽に関する表現をいくつか。
sunの意味は
日向ぼっこをするは、2の意味が使われているわけですね。日なた(日のあたっているエリア)の中ですから前置詞はin。日なたはかなりあったかいけど、日陰はめちゃ寒いと言いたければ、
It's pretty warm in the sun, but it's really cold in the shade. となります。
さて、baskという語は
と言う、まさしく光と暖かさを求める「日向ぼっこ」を表した語ですね。ゲルマン祖語の*baϸōną+*sekが古代ノルド語に入った「自分自身をお風呂に入れる」baðaskと言う語が語源で、同じくゲルマン祖語*baϸōnąを語源とするbathe 入浴させるの姉妹語です。
そのbatheを使ったsunbatheと言う単語がありますが、こちらは割とお馴染みな単語でしょうか。ただこちらは暖かさや光を求めてと言うよりは
ですから、今の季節というよりは主に夏場に使われる単語ですね。
sunの語源は古英語で太陽sunne。遡れば印欧祖語のsóh₂wl̥で、そこからラテン語でsólやギリシャ語でhḗliosになっているわけなので、これらはsunと共通の語源を持つ語です。
太陽系 the solar systemのsolarはラテン語sól由来の太陽を表す形容詞、原子番号2の元素ヘリウムHeliumは、太陽スペクトル中に新元素として観測されたことにちなんで造語(heli-+金属元素名語尾-ium)された語です。もちろん太陽神の名Heliosへーリオス(ローマ神話ではSol)は、そのまま英単語に入っていますね。
最後にもう一つ、sunの3の定義に恒星とありますね。昨日の恒星=(fixed) starの他に、sunも天文用語で恒星なのです。この場合のsunは、一つしかないので話者と聴者が共通理解を持つ太陽系の太陽を表すthe sunと異なり、恒星はたくさんありますから当然sunsと複数形にもなります。
2月3日の立春まであとわずか。寒さはまだしばらく続くでしょうが、陽光がどんどんと輝いてくる季節ですね。寒がりの私ですが寒くてもウキウキしてくる時節です。
It's the New Year in the lunar calendar tomorrow. As the lunar spring approaches, it'll be a good idea to bask in the sun when it is shining brightly, even in the middle of winter. Would you like to be in on it?