【英語で】アクセサリーは何と言う?
Q:画像のような「アクセサリー」は何と言う?
A:女性がアクセサリーと聞いて真っ先に思い浮かべるのはネックレスやイヤリング、指輪などの装身具だと思うのですが、その意味でのアクセサリーは、本物の宝石を使っていないものであっても昨日の記事で出たjewelryを使います。本物と区別したければ、例えばfashion jewelryと言うといいでしょう。他にもcostume jewelry 、artificial jewelry、imitation/imitated jewelryなどの様に修飾語をつけて言えば、本物のjewelを使ったjewelryと区別することができます。fake jewelryやjunk jewelryなんて言う表現もあります。本物の貴石・準貴石を使ったアクセサリーなら当然jewelryですが、特に区別したいときは形容詞をつけてreal jewelryやfine jewelryなどと表わされます。因みにこのfineは純金を表すfine goldのfineと同様の意味合いを持ちます。
ではaccessoryって何を表すのでしょうか?
中世ラテン語でaccessoriusが語源ですが、
ac- …に+ -cess-行く→従う + -ory …する物
と言う成り立ちで、…に従属しているものと言う意味を持ちます。
例えば衣類の場合なら、衣類に付属し、脇役として便利性、多面性、魅力を増すものとして、日本語で言う「アクセサリー」などの装身具だけでなく、スカーフ、マフラー、手袋、帽子、バッグなども含まれます。
因みに衣類のマフラーは古い言い方としてmufflerは辞書に載っていますが、今では車のマフラー等の消音器のことを主に指します。衣類のマフラーはscarfと言いますが、スカーフと区別したいときはwinter scarfと言ったり、素材でwoolen scarfやsilk scarfの様に修飾語をつけましょう。
カーアクセサリーは、既にカタカナ語として使われているので説明不要ですし、カメラのアクセサリーやスマホアクセサリーなど、アクセサリーの本来の意味で使われているカタカナ語も多いので、基本的にはアクセサリー=accessoryでいいのですが、ファッションでのアクセサリーはaccessoryとイコールではないので気をつけるといいですね。
アクセスがいいとかアクセス権とかでカタカナ語として使われているaccess(近づくこと、入口、入手方法、接近手段など)はラテン語accessus由来でaccessoryの関連語です。