「霞始靆」 かすみはじめてたなびく、と読みます。 七十二候の季節の言葉。 雨水の頃に溶け出した雪の水が、 春の訪れを思わせる霞になり たなびく様が見られる時期。 最近、そんな空模様で、 こんな繊細な言葉が存在したことに感動したので、描いてみました。
七十二候で2/24~2/28頃『霞始靆(かすみはじめてたなびく)』 春霞がたなびく頃。 「霞がかった」というと、鮮明に見えない情景が浮かぶ。 うっすら見える感じというのは、なんとなく日本的だな、とも思う。 基本的に、はっきりしたものが好きだが、霞で曖昧になった景色はいいなぁ。
もわもわ、もやもやしている。なにがと言われると原因は特定できないのだけど、なんとなくすっきりせずもわもわ、もやもや。 やろうと思ってることを先延ばしにしていたりする。 暦での季節は霞がたなびく頃、を告げているけれど、わたしの心にはもやがかかっている。これも春だからかな(笑)。
二十四節気「雨水」七十二候第五項「霞始靆」。