表現再考:鴻雁来、雁が飛来し始める
雨水の次候は、霞始靆、霞たなびきはじめるですが、もとになる中国の暦法、宣明暦では、鴻雁来です。
鴻雁来は、宣明暦では、もう一つ、秋の白露にもあります。
日本の七十二候では、鴻雁北、雁が北にかえるは、四月になります。
宣明暦の鴻雁来は、南から北へと向かう途中に、大陸があるということでしょうか。大陸は島の本邦より大きいですね。
暦も、意味合いが、やや違うかもしれません。
本邦とは、時期が違うので、変えたのでしょうが、雁が連なる様を、霞にかけて、霞始靆としたかもとつい考えたくなります。