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yamashita123
表現再考:春に向けて、解けていく水
立春から、二〇日ほど過ぎましたが、まだまだ寒い日が、続いています。
私は、毎日五時に起きて、電車に乗って通勤します。昨日から今日と明るくなるのが早まります。
白んでくる景色は、水平に描いた淡い色の水彩画のようで、街全体にかかった霞が、ほどけ始めて、たなびくようです。
電車からの道では、まだ、霜柱が冬の名残として残ってます。とはいえ、踏んだとき、音も弱くなってます。
冬を支えたいろいろな柱は、王冠を脱いで、春の前に溶けていくのですかね。