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Feb.23. Tue.【旧暦:1月12日】

七十二候:霞始靆 (かすみはじめてたなびく) 2/23頃から

霞や雲が層をなし、薄く長く漂って始めるころ。
靆(たなびく)ってこんな漢字があるんだ。初めての漢字がまだまだある。
冬のパリっとした青と白の空から、不安定な天気がいろいろな雲の情景を見せてくれる様になっている。花粉が飛んでるけれど空を見上げて季節を感じていたい。

朝8時に家をでて自然農のお手伝いに行く。火曜日は出荷で皆さん忙しいので一人で黙々ミッションに挑む。まずはインゲンの周りの草たちを刈っていく。春のふわふわした草たちがみっしり生え絨毯の様になっている。はこべる、ホトケノザ、オオイヌノフグリどれも可愛くって刈ってしまうのがもったいない。でも心を鬼にして午前中せっせと暖かい日差しの下作業をする。途中、様子を見に派遣されたNさんに将棋についていろいろ教えてもらう。将棋もいつかやってみたいけれどハードルが高いな。

お昼もMさんが派遣され一緒にご飯を食べてくれた。かっこいいカーキ色の軽トラックを新車で買ったみたいで、軽トラ事情を知ることができた。

午後は金属のポールと板を行ったり来たりして片付ける作業と草刈りの続き。草刈りといっても地面を這うようにしてエンドウ豆達の周りを丁寧にカマを使って繊細に刈っていく地道な作業。でもこれが好き。土に近づくと面白い世界が広がる。夏は色々な虫たちを発見したけれど今回はテントウムシ天国。草にまみれているのに邪魔をして迷惑そうに飛んで行ってしまう。夏に実ったミニトマトの名残が落ちていたり。オレンジ色の背景にくっきり山のシルエットが写し出された頃、お迎えが来てくれて作業は終了。

月に一度の自然ふれあい。帰りには大分寒くなっていた。バスの乗り継ぎの合間にホットココアを飲む、家に帰って暖かいお風呂に直行する。寒いを幸せにしてくれる。次に行くときはまた違った風景が見られるだろう。楽しみだ。


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