キッシンジャーの功罪。 ヒドイ政策も遂行したが、深い哲学を持った学者でもあった。 数ヶ国語を操り2000年分の世界中の名著を読破する。 Humanity という言葉の意味が「弱者への共感」に変わった途端、世界の為政者の関心はマネーと効率のみになった。 伊藤貫氏。画像も。CGSより
話せば分かり合えるは大嘘。 勿論最大限対話による相互理解の努力をする事は大前提だがそれだけでは済まないというのは歴史が何度も証明している。 国際平和を希求するのであれば、机上の空論である理想論ばかりを掲げるのではなくエビデンスや現実に基づいた判断をするという強かさを持つべき。
日本の武器輸出に関して。 単純に日本の防衛産業が活性化しある程度の経済効果が見込めるのと日本の世界に於ける軍事プレゼンスの意識が多少高まるので基本的には良い傾向であると捉えている。 だが政治の場面で武器輸出に関する議論があまり見えないので国民に対する説明責任があまり見えない。
リベラル思想の脆弱性。 世界平和を提唱する事は大切だが何事にも段階が存在するという事を忘れてはならない。 特に自分の生まれ育った国や民族に対する伝統文化を雑にし、身近な人間すらも愛せない人間に世界平和を実現できるとは到底考えられない。 謙虚さを失った思想は必ず暴力性を伴う。