かみぽこぽこ(上久保誠人)
通称かみぽこちゃん。立命館大学政策科学部教授。愛媛県立大洲高等学校、早稲田大学第一文学部卒業。伊藤忠商事(株)を経て2008年、英国University of Warwickで博士号(政治学・国際学)取得。2016年より現職。主な業績は『逆説の地政学』(晃洋書房)。
最近の記事
- 固定された記事
- 固定された記事
マガジン
記事
(総選挙総括4)「シン野党連合」は政権交代できなかった時から始まるもの。野党は粘り強く自民党に代わる「国家像」を議論すべき。
立憲民主党(以下、立民)の野田佳彦代表は、特別国会で行われる総理大臣指名選挙での自らへの投票の協力などを、他の野党に呼びかけた。 だが、日本維新の会(以下、維新)の馬場伸幸代表は、「大義や具体的な政治改革案がなければ、くみすることはできない」と述べた。馬場代表は、野田代表の要請をいったん党に持ち帰ったが、その後「首相指名の決選投票で立民に協力しない」と表明した。 国民民主党(以下、国民民)の玉木雄一郎代表は、「ずっと前から基本政策の一致が大事と言い続けてきた。それをしない
(総選挙総括3)「政権交代」よりも重要な、日本政治の本質的変化:「ラウドエクストリーム(自共連立)」から「サイレントマジョリティ(保守中道大合同)」へ
「国民民主党は、議席数以上に国会で存在感を示しつつある。自民、公明の与党が過半数を割り、他党との協力なしには国会運営が進まないためだ。一方で、政権奪取を目指す立憲も、国民民主との連携は避けて通ることができず、国民民主が永田町の大勢を左右する状況が生まれつつある。」 ということになりました(笑)。 海外メディアの取材をいくつか受けたのだが、石破茂首相の持論「アジア版NATO」がどうなるのか?という、国内ではほとんど話題にならないことへの質問が多かったが、それとともに聞かれた