休職し不安に怯ていたとき両手に納まる小さな命を手にした。腕の中で誕生を確かめるように動いていた。子が生まれたのに何してんのかなと自責の日々。復職してからも会うのは数か月に一度だが彼はパパと呼んでくれる。弟を苛るのが玉に瑕だが立派に成長した。合格おめでとう。だけどこれからが始まり。