いじめと中学受験 息子が立ち直るまでの話
今から1年半ぐらい前 小5の夏、息子が塾に行きたいと言い出した。
え なんで
と聞いた所。
今の同級生と同じ中学校に行きたくないとのこと。
今回は息子のこと、そして我が家で中学受験に対して取り組んだことを紹介させていただきます。皆さんの少しでも参考になれば。
息子は軽いいじめに遭っていた
いや、軽いと大人が決めちゃいけない。本人にとってそれは本当に辛い体験だったと思う。
訂正します。いじめに遭っていました。
私と違い息子はクソ真面目で勉強もスポーツもそこそこできます。
ただそれは目立ってしまうということ。
軽くいじる感覚でうちの息子にちょっかいをかける子どもが複数いました。
争いが苦手で気が弱い息子はされるがまま
いつしか学校の特別学級へ行くことになっていました。
私はその時仕事仕事仕事でろくに息子と向き合えていませんでした。
言い訳ですが。
そして学校を挟んで向こうの親とも話をしていじめ自体は収まりました。
向こうの親御さんと話し終えて思ったこと。
おそらく息子さんに日常的に暴力をふるっているのでは。と感じました。
親が暴力をふるうとそれが正しいことだと子どもは思います。
だから暴力をふるうことに対してハードルが低いのだと。
虐待する親はその親に虐待される
よく聞く話ですが、感覚で今回腑に落ちました。
初めての挫折
優等生だった息子にとって特別学級に行くのは初めての挫折でした。
特別学級すらいかず登校拒否もしていました。
いつも余裕で笑ってた息子が、元気がない姿を見るのは親として非常に辛かったです。
そうして半年ぐらい経ったころに
お父さん 塾に行きたい
と私に言ってきたのです。
家から遠く高額な塾
幼少期に塾というものに全く縁がなかった私にとって塾にかかる費用にびっくりしました。
また、息子が希望する塾は家から遠く親の送迎が必要でした。
でも私達は息子の本気に応えたいと思いました。
我が家はガソリン代と塾代で一気に超高額サブスク開始です。
その塾を何故選んだのか
息子は目指す中学校が決まっていました。
それはこの辺ではそこそこの難関で、小3ぐらいから塾に行って準備しても合格しないこともあるほどです。
わたしも耳にしたことがあり、まじでそこ?
と思いました。
息子は体験で非常にその塾を気に入り、またその塾が目指す中学校に特化していることからそこに決めたらしいです。
ただその塾の先生は言いました。
「小5からだとかなり厳しいです。でも頑張りましょう」
生半可な努力では到達できない。
最初の実力判定は合格率10%以下
そして入塾後実力テストの結果がでてきました。
非常に厳しい数字。
現実を突きつけられ、私達も本当にこのまま高額な塾を続けていいのか悩みました。
ただ息子はそれでも塾を続けたいと
【神アクション】何時間勉強すれば間に合うのか逆算した
そして2回目の実力テストの結果が出た。
ほんの少し点数が上がっていた。それでも全然届かない。
先の見えない戦いに息子も少し滅入っていました。
私は考えました。
そして私は仕事のプロジェクトでそれっぽい皮算用をしてプロモーションをするのが非常に得意でした。
息子に紙を使ってこう説明しました。
こうして、最終的に必要な点数までの勉強時間を月ごとに割ってさら週に何時間勉強すればいいかを論理的に教えました。
論理的ですが、むちゃくちゃザル計算です。
でも息子は明確なアクションプランが出来たことで。毎日の勉強記録を付け出しました。
勉強時間は「スタディプラス」という携帯アプリを使用しました。
(プロモーションではありません)
このアプリで私とフレンドになり、勉強時間を見える化しました。
ただこのアプリ、中学生かららしく息子には逆鯖を読ませて登録しました。
徐々に伸びる成績 学校でも明るくなった
中学受験にも内申点というモノが必要です。
小学生のときの振る舞いや成績も受験に影響するため、息子は人が変わったように学校に行くようになりました。
生徒会に立候補したり、慈善活動に参加したり。
自信がついてきたのか、以前いじめていた子どもたちも全く手をださなくなっていました。
クソ真面目で面白くないのは変わってないです。
そして実力テストも、勉強時間と比例して予想以上に伸びてきました。
これは塾が息子にとってかなり相性が良かったんだと思います。
送迎は大変でしたが、弱音を吐かない息子の前で私達も負けるわけにはいきません。全力でサポートします。
受験前にはB判定まで
そして月日は経ち、受験前の実力テストではB判定まで漕ぎ着けました。
60%ぐらいの合格率です。
めちゃくちゃ課金したかいがありました。(課金ていうな)
あとは運を天に任せるのみです。
中学受験を無事終え。結果を待つだけになりました。
不合格という現実
しかし、現実はやはり厳しかった。
息子の受験番号はありませんでした。妻は泣いてました。
報われなかった。
ほら神様いない
いや、これが現実。結果。
何度観ても番号はない。
繰り上げに望みを掛けて絶望の一日を過ごしました。
本人も落ち込んでいましたが切り替えは早く、親のほうがダメージを食らっていた感じがします。
繰り上げ合格の連絡
「奇跡」は起きました。神様はいます。
書斎で作業をしていたところ、妻がすごい勢いで飛んできました。
「繰り上げ合格」
私は妙に落ち着いていました。
あ、きた?という感じ。
もう切り替えていたのか、来ると思っていたのか。
いまでもわかりません。すごく落ち着いていました。
妻はまた泣いていました。よしよし
そして学校を終えた息子に伝えた所、狂喜乱舞でした。
そりゃ嬉しいでしょう。その姿が私達も嬉しかったです。
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
無事入学手続きも終えてホッとしています。長い戦いでした。
本人が一番ホッとしているかもしれませんね。
でもここはゴールですがスタートでもあります。
それは本人もわかっているでしょう。
これから中学受験の親御さんへ
中学受験は親と子の二人三脚とはよく言ったものです。
3割ぐらいは親の協力で決まると先生も言っておられました。
この情報が少しでも役に立てば幸いです。