新月下旅舟

今は詩を書く練習をしてます。 練習で作った詩をここに(捨てる感覚で)残してます。ひどい作品も多いですが、いろんな意図を持って挑戦して頑張ってます。 書くたびに挫折する毎日ですが、書くことが産毛になり、羽になり、翼になり、私をどこかに運んでくれると密かに信じてもいる馬鹿です。

新月下旅舟

今は詩を書く練習をしてます。 練習で作った詩をここに(捨てる感覚で)残してます。ひどい作品も多いですが、いろんな意図を持って挑戦して頑張ってます。 書くたびに挫折する毎日ですが、書くことが産毛になり、羽になり、翼になり、私をどこかに運んでくれると密かに信じてもいる馬鹿です。

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  • 課題の詩(練習)

    ある言葉をテーマに詩を書いた作品です

  • 副題から詩(物語)を書く(練習)

    ある言葉を意識しながらも主題にしないで物語風に詩を書いた作品です

  • 詩(ポエム)の作品集

    (練習ではない)心が何かを感じて書いた詩を集めました。

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    作詞した作品集

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作詞『旅人』(北陸新幹線延伸開業を記念して)

『旅人』 (北陸新幹線延伸開業を記念して) [1番] 始発駅を出た列車は いろんな思いを乗せている ふるさと帰る荷物もあれば 貴重な家族の旅もある 目的地があれば、始まりがある 生きるってことは 旅立ちだから 10分前の 景色さえ 遠い記憶に 去ってゆく つかめるものは 何もない 失うことが 人生さ だから、あなたのおもいでだけは 一生ものにしたいんだ [2番] 終着駅へと近づけば 誰もが出口へ向かってく これから車内そうじをされて 始発の列車になってゆく 繰り返

    • 詩『宝物』

      『宝物』  消しゴムや下敷きや  シールやおもちゃ  ぬいぐるみやユニフォームや  プリクラやメール  賞状や宝飾品や  マイホームに家族  写真や遺品や  おもいでに受け継いだ味  宝物はいっぱい  世界はすべて 誰かの宝物  宝物は奪われる  分かっているから 僕らは守る  自分の命も 他人の命も  同じだけれど 同じじゃないんだ  宝物って 悲しいね  ひとりよがりで 死んでく愛…だね

      • 詩『キャンドル』

        『キャンドル』  命のように消えそうで  金魚を真似て泳いだり  涙のようにぼかしかり  若き強さを叫んだり  火の歴史は  やさしくだれかをはげましたり  火の歴史は  憎しみたぎらし殺したり  ちいさな、その身に  ちょんと乗せ  朝が来るまで友になる  キャンドル  炎を見上げる土台から  キャンドル  流れるしずくが  人の人生…そのものか?

        • 詩『たくさんの想い出』

          『たくさんの想い出』  まるでスマホのように  一人一人の物で  インスタやTik Tokも  使い捨ての雑誌  たくさんの想い出  幼稚園から記憶にあるけど  スポーツ観戦したあとの  みんなで語らう想い出がいい  たくさんの想い出  流行歌さえ今年は知らない  個人ごとの生活で  共有してゆく楽しさが消えた…  それはマッチ売りの少女  炎に夢を映す  人なんて一人ぼっちじゃ  想い出も作れない

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        作詞『旅人』(北陸新幹線延伸開業を記念して)

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        記事

          詩『冬になったら』

          『冬になったら』  新たな居場所と 出会いに戸惑う  桜の春は よそ行きのハート  熱中症になり 食欲もなくなる  それでも花火や まつりに沸く夏  残暑が厳しく だんだん短く…  それでもあれこれと 食いしん坊の秋  冬になったら 寒くて嫌だな  今年も終わって また年老いてく  冬になったら お鍋がいいな  こたつに集まり クリスマスもいい  冬になったら 冬になったら  冬になったら 冬になったら  なんとか一年 生きれた…と思ってた  今年は残念 そう思

          詩『冬になったら』

          作詞『家事と言うには早すぎる』

           題名 『家事と言うには早すぎる』 【1番】  働いてたから家ではいつも  疲れた顔してぐったりしてた  子供の頃から私は母の  お手伝い…してはアリガトウを貰う  料理も掃除も洗濯・裁縫も  「あたしより上手」誉め殺された  あなたの笑顔がいっぱい見たくて  お手伝い…しては幸せだった、のに  どうしてどうして  家事と言わなきゃいけないの?  手伝いのままでいたかった  どうしてどうして  家事と言わなきゃいけないの?  あなたを助ける  ヒーローが良かった… 【

          作詞『家事と言うには早すぎる』

          詩『はなればなれ』

          『はなればなれ』  なぜだろう  戦争映画を思い出す  はなればなれ  孤児たちの演技が  頭に上映される  そこに、美空ひばりの  「悲しき口笛」  はなればなれ  それは親か兄弟か  恋人なのか  去ってゆく  再会するのは、ごくわずか  はなればなれ  それが永遠になり  日常になる  はなればなれ  いつかは私が  はなれてく  きずながあってこその、言葉  はなればなれ  あなたときずなを  結びたい、

          詩『はなればなれ』

          詩『子猫』

          『子猫』  夜の塾の帰り道  電信柱の影に段ボール  そこには白とこげ茶色の  まんまるおめめの  子猫がいたの  「あった場所に捨ててきな…」  父には叱られ母は知らんぷり  頬ずりしては鼻をすすり  泣きながら歩く  絶望の秋  私だけが救える…と  安否が気になり朝に見に行った  子猫はおめめウルウルさせ  差し出す牛乳  ペロペロ舐めた  学校帰りの帰り道  子猫がいなくて、探しまわってた  「拾われたのよ」と母は言った  それならいいねと  嘘つき笑う  

          詩『子猫』

          詩『秋風』

          『秋風』  すってんころりん  ころころりん  恥ずかしさに  秋風、ぴゅ~ぴゅ~  ぴゅ~~~  ずっこけドボンと  ぶくぶくぶく  川に落ちたよ  名月、知らんぷりぷり  どぼどぼボボボ  恋して、どすこい  ケンカだ、どすこい  負けて…落ち葉だ  秋風、また…ぴゅ~ぴゅ~  ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルルー  「冬が来るぞ!」と  秋風、おどすな…泣かせるな  えんえん、わんわん  秋風、ぼっちで、ぽろぽろり  ぴゅ~~~  

          詩『秋風』

          詩『また会いましょう』

          『また会いましょう』  二度と会えない気がして  指切りするように言い放つ  「また会いましょう」  とても嫌いな人にも  いじわるするように催眠術  「また会いましょう」  弱虫だから、腰抜けだから  へタレのわたしの、やせ我慢  愛したいんだ、ハグしたいんだ  せっかく出会った、運命だ  note去る人増えてく  コメント欄にはしょうがなく  「また会いましょう」  墓にお参りしたとき  死んでる人にも繰り返す  「また会いましょう」  シャンパンみたい、酔っ

          詩『また会いましょう』

          詩『スリル』

          『スリル』  マイケル・ジャクソンの  「スリラー」  あれは衝撃だった  音楽と映像の革命だった  未就学児の頃の祭り  田舎の縁日  人混みって妖怪だった  スリとかチカンとか怯えてた  学生時代のデート  ジェットコースター  おばけ屋敷のスリルさえ   見つめ合うドキドキが勝っていた  最強で最悪の  スリルは  死につながる病気だった  両親を見送れば、私の番が来る

          詩『スリル』

          詩『飛べない翼』

          『飛べない翼』  15才、不登校になった  16才、落ちこぼれになった  17才、自殺を失敗した  18才、たまり場に行った  19才、運命に出会った  20才、運命に捨てられた  何をやっても誉められた  天才なんだと思ってた  馬鹿にしていた大人になって  軽蔑される立場になった  大きな翼でこの世のすべて  見下して生きると思ってた  飛べない翼に気づいたけれど  夜中にこっそり練習してる  21才、人生を諦めた  22才、小さな夢を見る  23才、おばあちゃ

          詩『飛べない翼』

          詩『ススキ』

          『ススキ』 春の七草は粥にする 秋の七草は観賞する 花びら持たぬ悲しい花は 風になびいて涙をためる 白きススキは実を揺らし 過ぎた遠い日、行きたがる 月がフフフと笑うから それ見たネズミもつられてる 白いススキもゲラゲラと 笑うみたいに見えてくる そして私も泣きながら まんじゅう投げて パクンと食べた

          詩『ススキ』

          詩『脳裏』

          『脳裏』  人は脳ミソという  怪物の着ぐるみ  ほんの成分でさえ  喜怒哀楽のマリオネット  それは快楽を好み  萎縮して死んでゆく  脳は門番がいる  素通りは音と匂い  奥に図書館もある  新刊は減少中  そして、脳裏に浮かぶ  ひとりぼっちの、西陽の家  最期、脳裏で叫ぶ  「留守番は、もうイヤだ」  帰ろうか、あの場所へ  「ただいま!」の声と、母の匂い  

          詩『脳裏』

          詩『意味がないこと』

          『意味がないこと』  いつか死ぬなら  人生なんて、意味がない  実らないなら  愛情なんて、悲しいね  金が無いから  未来に夢は、見たくない  意味がないこと  笑い飛ばせば、意味になる  人は殺され  命じゃなくて、ごみになる  選挙したって  権力争い、空のうえ  輪廻転生?  それでもわたしは、今がいい  意味がないこと  かき集めれば、笑ってる  意味がないこと  笑い飛ばせば、意味になる  意味がないこと  家族になれば、あったかい

          詩『意味がないこと』

          詩『あなたとわたし』

          『あなたとわたし』  オセロのような裏おもて  線路のような平行線  大地と空の関係性  あなたとわたし  何でしょう?  クイズのような未来には  どんでん返しの私小説  ミステリなのかヒューマンか  あなたとわたし  読みたいな…  幸せねがう恋も恋  不幸をよろこぶ愛も愛  ふるさと帰ればガキになる  あなたとわたし  腐れ縁

          詩『あなたとわたし』