ひとが桜を愛でるのは、やはりその散り際に共感するからであって、いわゆる私が花であり、花もまた私であるといった和合の境地になる。つまり、和合したならば、花はいわゆる花でなくなり、星はいわゆる星でなくなるのだ。これは身をもって感じていただくしかない。正四面体の地球も同様の話である。