おちまこと

2020年3月投稿開始。現在、記事数は約1700。「書くことが、仕事になるため」を目指…

おちまこと

2020年3月投稿開始。現在、記事数は約1700。「書くことが、仕事になるため」を目指し、2020年12月からは、毎日noteに投稿を続けています。記事は、少し長めのことが多いです。東京都在住。

マガジン

  • 読書感想(おちまこと)

    読んだ本の感想を書いています。

  • 「エンターテイメント」と「アート」

    アニメやアートや映画やドラマや音楽やイベントなどについて、書いてきた記事や、これから書いていく文章をまとめていこうと思います。

  • いろいろなことを、考えてみました。

    自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。

  • 暮らしまわりのこと。

    生活の事。日常の出来事。身近な植物や生き物のこと、などを書いています。

  • テレビについて

    ずっとテレビを見てきました。今も見ています。テレビを見て、思ったこと、考えたことを書いていきたいと思っています。

最近の記事

  • 固定された記事

「陰謀論」を、信じられなくなった理由

 不安が多い時ほど、『あれは実は裏で…』というようなことが、真面目な口調なシリアスな文体などで語られるようになり、そして、ある特定の団体や、人種や、国の名前や、意外な方法などがあがり、どんなことでも、世界は、誰かの意図で動かされている、といった結論になる。  厳密にいえば、間違っているのかもしれないが、私にとっては、それが「陰謀論」であり、「デマ」だと思っている。大小さまざまな出来事の全てに「あれは、実は…」が潜んでいて、必ず、そんなことを語る人がいて、それなりに筋が通って

    • 読書感想 『「百年の孤独」を代わりに読む』 友田とん  「読書の自由」

       〇〇代行、という仕事は増えているようだ。  最近知ったのは「退職代行」で、ちょっと聞くと、それは本人がやることでは、などとも思うのだけど、職場によっては、それも仕方がないのでは、と思えるほど、ブラックな会社もあることを、報道などで知った。  だから、読書代行、というような仕事もあって、それは、忙しくて時間が足りない本人の代わりに、必要だという本を読んで、それをレポートにまとめる、といった現代特有の職業もあるらしいが、今回の「代わりに読む」のは、それとは全く違うようだ。

      • 【展覧会感想】 『内藤礼:生まれておいで 生きておいで』。 2024.6.25~9.23。 東京国立博物館。

         内藤礼、というアーティストの話は、美術鑑賞初心者にとっては、まるで都市伝説のようだった。 内藤礼の作品 1990年代。展示室には、鑑賞者一人だけが入れて、鑑賞時間は15分。内藤礼という作家が、そんな大胆な方法を取れること自体に凄みのようなものを感じていたのだけど、雑誌などの写真で見た展示の印象は、ベネチア・ビエンナーレという、海外の大きな展覧会にも参加していたのだけど、とても繊細でひそやかな作品だった。  やっと作品を見られたのは、2002年のことだった。  今ではな

        • 働き始めてから意識するようになって、いろいろあったけれど、20年は続けたこと。

           大学を卒業して最初に就職したのがスポーツ新聞社だった。  今では考えられないけれど卒業式の前から働き始め、3月末にはトーナメント会場に先輩記者と一緒に取材に行き、いろいろと教えてもらい、4月からはゴルフ記者として、カメラマンと2人で現場へ行くようになった。  ゴルフ場に設置されるプレスルームには、違う会社のゴルフ記者の方々がいた。私が1年目で若く、いろいろとお世話になったけれど、仕事に関してはありがたいことに、そのうちに基本的には対等に扱ってもらえるようになった。  

        • 固定された記事

        「陰謀論」を、信じられなくなった理由

        • 読書感想 『「百年の孤独」を代わりに読む』 友田とん  「読書の自由」

        • 【展覧会感想】 『内藤礼:生まれておいで 生きておいで』。 2024.6.25~9.23。 東京国立博物館。

        • 働き始めてから意識するようになって、いろいろあったけれど、20年は続けたこと。

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        • 読書感想(おちまこと)
          231本
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          172本
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          375本
        • 暮らしまわりのこと。
          649本
        • テレビについて
          68本
        • noteについて。書くことについて。
          123本

        記事

          湯沸かし器の見積もりで、喜んでしまった日

           10年以上、使ってきた台所に瞬間湯沸かし器が、突然、調子が悪くなった。  とはいっても、外見も一部欠けてきたし、仕方がないと思いながらも、一応は、修理を依頼することにした。  修理のスタッフが2人もきてくれて、あれこれ確認してもらったが、結局は、すでに部品もなく修理もできず、買い替えることになった。  ただ、その値段によっては、うちが貧乏なため、湯沸かし器を新しく買うのをあきらめ、また水道だけの生活になることも覚悟していた。  見積もりの人がきてもらうのは、修理が無

          湯沸かし器の見積もりで、喜んでしまった日

          テレビについて(68)テレビドラマ 『降り積もれ孤独な死よ』は、どうして面白かったのだろう?

           地域によって放映時間は違うのかもしれないけれど、首都圏での日本テレビの日曜日午後10時30分からのドラマは、特にここ何年かは独特な気配がしている。 日曜日午後10時30分 全部を見ているわけではないが、最近では「アクマゲーム」が、途中からファンタジー界の「カイジ」のようになってしまった上に映画につながる、ということで、ちょっとがっかりしたし、その少し前の「CODE」は、人間の愚かさのようなものを強く感じたものの、それに対して自分も含めどうしようもできない無力感によって、そ

          テレビについて(68)テレビドラマ 『降り積もれ孤独な死よ』は、どうして面白かったのだろう?

          「ナンバーワンには出会いにくい」-----『プレッツェルショコラ』。

           それほど順位にこだわっていないような気もするのだけど、それでも自分がとらわれていることを感じるのが土曜日の朝だった。  毎週、いろいろなランキングを発表している。  それは、もちろんテレビでCMもあるから、純粋な順位かどうかを疑って見てしまうのが現代の視聴者というものだろうけれど、それでも、こうして商品をあれこれ試してみることは、遠く「暮しの手帖」を思い出させるものもある。 暮しの手帖 子どもの頃、家に「暮しの手帖」があって、その商品テストのページを見るのが好きだった

          「ナンバーワンには出会いにくい」-----『プレッツェルショコラ』。

          【御礼】---先週も、「おめでとうございます!」を、見ることができました。(2024.9.15)

           いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。  おかげで、こうして書き続けることができています。  初めて見つけていただいた方も、ありがとうございます。    もし、よろしければ、今回の記事からでも、読んでもらえたら、うれしく思います。  先週も、「おめでとうございます!」を見ることができました。  皆さんが、読んでくださっただけでなく、スキしていただいたおかげです。  ありがとうございました。 読書感想  『ヘルシンキ 生活の練習』  「フェアで正確な視点

          【御礼】---先週も、「おめでとうございます!」を、見ることができました。(2024.9.15)

          「9月の真夏日」と、「コロナ感染者、2週連続で減少」。2024.9.14。

            暑い。   日差しが強い。   今日も暑くなりそうだった。 ジョガー 午前9時前に家を出る。  今日は、学生とすれ違わないし、駅までの道で見かけなかった。  途中で、「ジョガー」の格好をした細身で長身の男性が、両手で、ろっ骨の下あたりを押さえながら、何かつぶやいて苦しそうな表情をしながら、それでも早く歩いていた。  なんだか大丈夫かと思い、すれ違ってから振り返り、少しの間、見ていたが、そのまままっすぐ移動していった。後から見る分には、何の危なげもない。 みこし

          「9月の真夏日」と、「コロナ感染者、2週連続で減少」。2024.9.14。

          読書感想 『生き延びるために芸術は必要か』 森村泰昌   「あらゆる時代、あらゆる場所の切実」

           森村泰昌、という現代美術家は、1990年代から知っていた。  東京都現代美術館で、大規模な個展を見たときは、森村泰昌氏が、あらゆる絵画の中にいた。  西洋美術史の作品を、東洋人の森村泰昌が演じる意味のようなことが大事になってくる、といったことをテーマにしているのだけど、最初はピンと来なかった。  ただ、それから20年以上、時々、あちこちの美術館やギャラリーなどで新作を見たり、横浜トリエンナーレでキュレーションをしたり、美術に関する著作も何冊も読むようになって、実作者と

          読書感想 『生き延びるために芸術は必要か』 森村泰昌   「あらゆる時代、あらゆる場所の切実」

          優しくなりたい、と思ってからの30年

          21世紀の事情はよく知らないけれど、20世紀の頃の学校から渡される通信簿には、勉強の評価だけではなく、人間性のことも書かれていた。  よく考えれば、担任の教師という個人が、どれだけフェアで正確な見方ができるかどうかの保証はないのだけど、その評価を両親は信じていたようだ。 説教 小学校の3年を超えたあたりから、自分でも理由はわからないのだけど、成績は上がっていた。学習塾などもないような土地だったのだけど、家に帰ってきて、自由勉強、といったタイトルを自分でつけたノートに

          優しくなりたい、と思ってからの30年

          ドーナツのイベントは、楽しかったけど、勝手に悪い予感も抱いていた。

           ドーナツには穴が空いている。  その理由には、諸説あるそうだけど、どうやら、実用的なことが関係あるらしい。 ドーナツに穴が空いている理由https://camelia.co.jp/magazine/book/13 (『カメリア』ホームページ)  このハンソン・グレゴリーは、母親のドーナツが生焼けだったために、穴を開けて、火の通りをよくした、ということらしい。それは、今のドーナツの原型になったのだけど、でも、そのときの母親の気持ちについては、ちょっと考えてしまう。自分

          ドーナツのイベントは、楽しかったけど、勝手に悪い予感も抱いていた。

          洗濯ハンガーは、崩れるように半分に折れた

           毎日のように洗濯をする。  洗濯機に洗濯物を入れて、電源を入れる。  電気がついて、スイッチを押すと、ぐわん、という感じで回り始め、水も出る。  それから、洗濯が終わるまで、時には沈黙したようになり、最後は体全体を細やかに揺することを続けて、脱水をして、それから止まる。  ピー、というような音がして、洗濯が終わる。  ガタン、と最後に少し大きめに揺れる。  こんなに毎日、こんなに動いていて、いつ止まってもおかしくないと思いながら、動いてくれる。そうやって何年も経

          洗濯ハンガーは、崩れるように半分に折れた

          ご近所からのスイカで夏が始まり、スイカをいただいて夏が終わった気がしている。

           妻は、生まれてからずっと今の街に住み続けている。  私と結婚したときも、実家からあまり離れていない同じ町内に住んだ時期があったけれど、それから妻の母のことがあったので、また妻の実家に戻ってきて、それから、ずっと住んでいる。  考えたら、そういう人がどれくらいいるのか分からないが、思ったよりも多いのかもしれないし、実感が知らせるように、やはり少数で珍しいのかもしれない。 ご近所付き合い 妻にとっても、地元に住み続けるよりも、もっと都会に住みたい、自分のあこがれるような、

          ご近所からのスイカで夏が始まり、スイカをいただいて夏が終わった気がしている。

          牛丼屋で聞いた噂話を、今も覚えているけれど、それは事実とは違うかもしれない。

           記憶についてはまだわからないことも多いようだけど、それだけに最新の研究などの成果を知り、そのイメージが変わったりもする。  例えば、こうした書籍には、記憶は思い出すたびに加工されてしまい、何度も思い出すと、最初の「事実」とは違ってくるようだ、といった指摘がされていて、だから、大事なことはあまり思い出さない方がいいかもしれない、といった話までされている。  だから、よく覚えていて、思い出すことも多く、人にも時々話しているようなことは、もしかしたら最初の出来事とは、随分と違

          牛丼屋で聞いた噂話を、今も覚えているけれど、それは事実とは違うかもしれない。

          【御礼】---先週も、「おめでとうございます!」を、見ることができました。(2024.9.8)。

           いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。  おかげで、こうして書き続けることができています。  初めて見つけていただいた方も、ありがとうございます。    もし、よろしければ、今回の記事からでも、読んでもらえたら、うれしく思います。  先週も、「おめでとうございます!」を見ることができました。  皆さんが、読んでくださっただけでなく、スキをしていただいたおかげです。  ありがとうございました。 【展覧会感想】 『ふ頭と、アートの相性』-----『Art

          【御礼】---先週も、「おめでとうございます!」を、見ることができました。(2024.9.8)。