
演劇分野のオンラインサロンについて今思うこと。note & Twitter、自身の発信の展望についてもちょこっと。
「今度ちょっと真面目に考えてみたいなあ、その前にぽつぽつツイートしてみよう」と、noteを書く前のアイデア出しとしてツイートしたことをスクラップ。
演劇分野でも増えてきたオンラインサロン
演劇分野でも積極的・能動的な方は既にご自身でオンラインサロンを立ち上げられていて、その数も増え始めている今、自分がどう考えているか、自分は何をするべきなのか、そんなことをぼんやりと。
ちなみに現在私はオンラインサロンの前段階に該当するあたりをゆるく眺める感じであって、本格的なサロンには有料無料問わず参加していません。これにはいくつか理由があるのだけれども、それはまた別の機会に。今回はそもそもの私の捉え方を記していきます。
今の私の捉え方、考え方。
該当のツイートをペタペタ貼ってみます。細かいニュアンスまで伝わるかしら?と甚だ疑問であるので後半でフォロー入れます。
オンラインサロンが流行っているけれど。演劇業界においてはアナログ派も多いし、まずはオープンな場所で話して信用と安心感を持ってもらった方が良いと思ってる。だから私は専らnoteとSNSで発信してる。馴染みを持たない者にとってはクローズドのスペースって心理的にハードルが高いのよ。
— ろこ|演劇の販促とデザイン (@gecca_mitsu) May 4, 2019
私の場合は扱う話題が主に、デザインや販促の【基本】であるから尚更そう思うのだけれど。基本的な部分を理解してもらえないことには重要性なんてわかりっこない。プロ同士で話し合うならいいと思うけど、演劇業界の販促やデザインは正直まだそこまで至ってない。
— ろこ|演劇の販促とデザイン (@gecca_mitsu) May 4, 2019
デザインにせよ販促にせよなかなかどうにも「胡散臭いと思われがち」な技術と知識だからというのもある。(私の周囲について言うとまだまだ初級とはいえ、それでもだいぶ理解してくれるようになったので有難い限り。)
— ろこ|演劇の販促とデザイン (@gecca_mitsu) May 4, 2019
これはオンラインサロンを批判しているわけではなくて。オンラインサロンを活用し発展させていくのと同じくらい、初心者への働きかけも大切だということ。デザインも販促も有用なサロンは既に複数あるので、一歩先へ進みたいという方はぜひそちらをご活用ください。すごい人いっぱいいるから。
— ろこ|演劇の販促とデザイン (@gecca_mitsu) May 4, 2019
そもそも私の思考、志向、嗜好。
日々の言動により、既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、完全にアナログです。グラフィックデザイン・DTPなどを仕事にしているからデジタルに向いているというイメージをされがちですが、いやほら、PC作業が多いと言ったって作っているのが紙媒体メインというあたり顕著。
とまぁ、「やっぱりオンラインサロンについてモノ言う資格なんてないんじゃない!」ってくらい見事に説得力を欠いたところで話を戻しましょう。
運営されている方に感謝しつつ私がやるべきことは。
有料無料問わず既に演劇系オンラインサロンを立ち上げ活動されている方の熱意と行動力に圧倒され、また、そうして積極的に動いてくださる方の存在に感謝しています。自分にはできないことだから尊敬もしています。
その上で、自分が今やるべきことは何かを考えてみました。
演劇、特に小劇場に携わる人々に対しての働きかけとして今私が優先すべきは「仕組みの転換の必要性を説き、ビジネス・システムを構築してゆくという自覚を促し、意識を変えてゆくこと」だと考えています。だからこそ、可能な限り「誰もが読める開かれた場」で、基本的・初歩的なことを発信してゆきたい。これまでに積み上げられ、「演劇とはそういうものだ」と刷り込まれてきた業界の思考を和らげ、解き、ビジネスに対しての苦手意識を克服するお手伝いを優先したい。
オンラインでもオフラインでもいい、演劇に関心を持つ誰でもが触れられるような場所から「販促の重要性」「作り手と受け手の繋がり強化」「役者・スタッフのギャラの循環・環境改善」などについて働き掛けてゆきたい、働き掛けてゆくべきだと考えています。
使用ツールと心掛けていること
これをツールで説明すると、noteやTwitterの発信内容であったり、友人知人とのメッセージ・メールでのコミュニケーションであったりします。なるべく新陳代謝を促せるような発信をすること、それだけの基礎体力を養うこと、発信力を鍛えることを個人の課題としながら発信を続けています。
このエントリーの根底から覆すような発言をしてしまうと……やはり対面でのコミュニケーションに勝るものは無いのでそういった意味では限界もありますが……。
継続することの難しさ
自身がnoteの毎日更新を目標として、日々発信してゆく中で「継続することの難しさ」を再確認しています。痛感しています。
どんな企画も活動も、夢や希望や憧れや熱意があれば「立ち上げること自体」は難しくありません。難しいのはその後、ある一定のライン以上の質を保ちながらコンスタントに更新してゆくこと、発信し続けること、サービス自体を存続させゆくこと。途端に難しくなります。どんなことがあっても、どんなに低空飛行であっても継続してゆくだけの気力と体力を維持すること。これは本当に骨が折れる。お金が動く活動であれば尚更。
これがたとえば有料でありながら、ユーザーに満足感を提供できるだけの活動・更新・質の提供が継続できないとなれば……考えたくもない程恐ろしい。印象も悪くなるし信用も失うだろうし。
余談ですが、私の運営している有料マガジンが低価格の買い切り型であるのはこういった理由に基づいてです。お互いに手を打てるギリギリの線というかなんと言うか。って言いながら、広く発信する案件の方がやはり多くなり、現状7本の収録……もっと頑張ります。(言い訳をすると、無料公開分より頭を捻っていたり、ネタが比較的大掛かりだったり、実例公開のためのハードルだったり、公開までにクリアしなきゃならない課題が多かったりするのが理由です。)
自身の発信、今後の展望。
現時点で考えていることであり、あくまでも予定ではありますが、ゆくゆくはnoteの更新頻度を下げ、より演劇や販促に特化した内容(=濃いめの記事)を不定期更新にしてゆこうかと考えています。また、無料noteをセーブすることで出来た時間を使い、今までよりしっかり有料マガジンも更新してゆきたい。この辺りは他の活動との兼ね合いもあるので、方向性が定まった頃にまた補足記事でも入れようかと思っています。当面はこれまでとなんら変わらぬスタイルで参りますので、note・Twitter共にチェックしていただけましたらさいわいです。
お時間ございましたらこちらもどうぞ
特に中小規模の演劇の現場で、販促というものがどのように捉えられているか、どの程度意識されているか、あたりの話題を少しお話ししています。
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