
「口で呼吸は、鼻でご飯を食べるようなもの!?」口は消化器、鼻が呼吸器:カラダにとって『超違和感』な口呼吸をやめて、超健康体を作るベースの鼻呼吸を始めましょう!
口呼吸は「超違和感」

僕たちのカラダには、
それぞれの器官に特定の役割が与えられています。
口は食べ物を噛み砕き、
消化の第一段階を担う「消化器」としての役割を持ち、
鼻は空氣を取り入れ、
酸素を供給する「呼吸器」としての役割を果たします。
しかし、現代社会では多くの人が、
ストレスや習慣、生活環境の影響で
「口呼吸」を行っています。
これがどれほどカラダに違和感を与え、
不自然なことかを考えたことはありますか?
「口で呼吸するということは、
鼻でご飯を食べるようなもの」
と言われると、どう感じますか?
不自然で、明らかに間違った行為に思えますよね。
しかし、実際に多くの人が
無意識にその「超違和感」なことをしているのです。
今回は、口呼吸が
どれほどカラダに悪影響を与えるか、
そしてなぜ鼻呼吸が
健康にとって必要不可欠なのかをお伝えします。
1. 口呼吸がもたらす「百害あって一利なし」の影響
・消化器としての口の役割を妨げる口呼吸

口は、食べ物を取り入れて消化を始めるための器官です。
唾液には消化酵素が含まれており、
これが食べ物を分解し、消化を助けます。
しかし、口呼吸をしていると、
口の中が乾燥しやすくなり、
唾液の分泌が減少します。
これにより、消化がスムーズに進まなくなり、
胃腸に負担がかかります。
また、口内の乾燥は
歯周病や虫歯のリスクを高め、
全身の健康に悪影響を与えます。
・口呼吸による呼吸器へのダメージ

口呼吸は、
鼻が持つフィルター機能を無効にし、
未処理の空氣が直接肺に入ることになります。
鼻は、吸い込んだ空氣を湿らせ、温め、
異物を取り除く役割を果たしますが、
口呼吸ではこれらの機能が失われます。
その結果、喉や氣管支に負担がかかり、
感染症やアレルギーのリスクが増加します。
また、空氣が乾燥して冷たいまま肺に入ると、
氣道が刺激されやすくなり、
喘息や慢性氣管支炎のリスクも高まります。
・睡眠の質の低下と口呼吸

口呼吸は、睡眠の質にも深刻な影響を与えます。
口で呼吸すると、
いびきをかきやすくなり、
睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。
これにより、深い眠りが妨げられ、
日中の疲労感や集中力の低下を引き起こします。
睡眠の質が低下すると、
免疫力が低下し、肥満や糖尿病、
心血管疾患のリスクが増加することも知られています。
2. 鼻呼吸の重要性:なぜ鼻で呼吸すべきか

・鼻は呼吸器:空氣を最適な状態に整える
鼻呼吸は、鼻が持つ本来の機能を最大限に活用する方法です。

鼻は、空氣を湿らせ、温め、
異物を除去するフィルターとして機能します。
これにより、カラダに入る空氣が
最適な状態に整えられ、
呼吸器官が健康に保たれます。
鼻呼吸は、
呼吸器系の病氣の予防や、
酸素の効率的な供給に役立ちます。
・免疫力の向上と鼻呼吸

鼻には、吸い込んだ空氣中の異物や病原体を取り除くための粘膜と毛があり、これが免疫システムの一部として機能します。
鼻呼吸を習慣化することで、
ウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぎ、
免疫力が強化されます。
特に風邪やインフルエンザの流行期には、
鼻呼吸を徹底することが重要です。
・酸素供給の最適化とエネルギーレベルの向上

鼻呼吸は、口呼吸に比べて深く、
ゆったりとした呼吸ができるため、
酸素の供給が効率的に行われます。
これにより、
体内の酸素濃度が適切に保たれ、
エネルギーレベルが向上します。
特に運動時には、
鼻呼吸を意識することで、
持久力が向上し、トレーニング効果が高まります。
・ストレス軽減とメンタルマネジメント

鼻呼吸は、
副交感神経を刺激し、
リラックス効果をもたらします。
深い鼻呼吸を意識的に行うことで、
ストレスが軽減され、
心身のバランスが整います。
これにより、集中力が高まり、
メンタルヘルスが改善されるため、
日常生活や仕事のパフォーマンスも向上します。
3. 鼻呼吸を習慣化するための具体的な方法
・口呼吸から鼻呼吸へのシフト

まずは、日常生活の中で
自分が口呼吸をしているかどうかを確認し、
意識的に鼻呼吸に切り替える努力をしましょう。
例えば、
テレビを見ている時や、
リラックスしている時に、
口を閉じて鼻で呼吸することを心がけると良いです。
徐々に意識せずに
鼻呼吸ができるようになるまで、
何度も繰り返し続けていきましょう!
・睡眠中の鼻呼吸を促進する方法

睡眠中の口呼吸を防ぐためには、
就寝前に鼻を洗浄(鼻うがい)したり、
加湿器を使用して
部屋の湿度を保つことが効果的です。
また、寝る前に
リラックスできる環境を作り、
鼻呼吸を意識して深呼吸をすることで、
自然に鼻呼吸を維持しやすくなります。
必要に応じて、

口呼吸を防ぐためのマウステープも試してみてください。
この他に、「首マクラ」という方法もありますが、
「首マクラ」については、こちらの記事でお伝えします。
・運動時の鼻呼吸の実践

運動を行う際には、
鼻呼吸を意識することで、
酸素の供給が最適化され、
パフォーマンスが向上します。
特に、有酸素運動やヨガの際には、
深い鼻呼吸を心がけ、
リズムを整えることが重要です。
これにより、運動後の疲労感が軽減され、
リカバリーも早くなります。
・日常生活での鼻呼吸の習慣化

日常生活でも、
鼻呼吸を習慣化するために、
定期的に深呼吸を取り入れることが効果的です。
ストレスを感じた時や、
集中力が途切れそうな時には、
一度立ち止まり、
ゆっくりと鼻で深呼吸を行いましょう。
これにより、心身がリセットされ、
リフレッシュした状態で作業に戻ることができます。
口呼吸をやめるためのアクションプラン
1. 自己観察と意識付け
・現状を把握
まず、日常生活で自分がどれくらい口呼吸をしているかを観察します。
テレビを見ているときや
リラックスしているときなど、
無意識に口を開けていないか確認しましょう。
家族や友人に聞いてみるのもいいでしょう。
・記録をつける
口呼吸をしている時間や状況を記録することで、
口呼吸のパターンを把握し、
改善の計画を立てやすくなります。
2. 環境の整備
・空氣の湿度を保つ
乾燥した環境は口呼吸を促進するので、
加湿器を使用して室内の湿度を保ち、
鼻呼吸をしやすい環境を整えましょう。
・アレルゲンの除去
アレルギー反応によって
鼻が詰まりやすくなる場合は、
家の中のアレルゲン(ホコリ、ペットの毛、花粉など)を取り除くことが重要です。
3. 口呼吸を防ぐ具体的な方法
・口呼吸を防ぐテープの使用
就寝時に口を閉じるための専用のテープ(マウステープ)を使用して、
自然と鼻呼吸になるように促します。
テープを軽く貼ることで、
無意識に口が開かないようにすることができます。
・ガムを噛む習慣
日中にガムを噛むことで、
口を閉じる習慣をつけ、
自然と鼻呼吸をするようになります。
ガムを噛むことにより、口の乾燥も防げます。
4. 口腔のケア
・歯科検診
定期的な歯科検診を受け、
口腔内の健康状態を確認しましょう。
歯周病や虫歯が口呼吸を引き起こす場合もあります。
・口腔内の乾燥防止
口呼吸が原因で
口内が乾燥している場合は、
唾液分泌を促進するために
水分をしっかり摂るか、
専用の口腔用保湿剤を使用することを検討します。
鼻呼吸を習慣化するためのアクションプラン
1. 意識的な練習

・呼吸法のトレーニング
毎日1〜10分間、意識的に鼻呼吸を行う時間を作ります。
座って背筋を伸ばし、
ゆっくりと鼻から息を吸い、吐きます。
この練習を通じて、
鼻呼吸を自然にできるようにします。
・姿勢の改善

良い姿勢は鼻呼吸を促進します。
デスクワークや立ち仕事の際にも、
背筋を伸ばし、
喉を伸ばした姿勢を意識して維持しましょう。
2.睡眠時の工夫
・鼻洗浄(鼻うがい)

就寝前に、温かい食塩水で
鼻を洗浄(鼻うがい)することで、
鼻の通りを良くし、
寝ている間に鼻呼吸をしやすくします。
3.運動時の鼻呼吸
・ウォーキングや軽い運動

軽い運動をする際に、
鼻呼吸を意識して行う習慣をつけます。
初めは苦しいと感じるかもしれませんが、
徐々に慣れることで、
酸素供給が改善され、運動効果が高まります。
・ヨガやピラティス

ヨガやピラティスでは、
呼吸法とカラダの動きを連動させる練習が行われます。
これにより、鼻呼吸が自然にできるようになり、
リラックス効果も得られます。
4.鼻呼吸を促進する生活習慣
・リラクゼーションと深呼吸

ストレスを感じた時や、
仕事の合間に深呼吸を行うことで、
鼻呼吸の習慣を強化します。
特に深い鼻呼吸を意識し、
副交感神経を活性化させることで、
リラックス効果を高めます。
・習慣化のためのリマインダー

スマートフォンやパソコンに
リマインダーを設定し、
定期的に鼻呼吸を意識するよう促すことも効果的です。
スマートフォンを見るタイミングで
鼻呼吸を5回〜10回行うのも効果があります。
これらのアクションプランを実践することで、
口呼吸から鼻呼吸へと習慣をシフトさせ、
カラダ全体の健康を改善することができます。
鼻呼吸を習慣化することは、
免疫力の向上、ストレスの軽減、
そして睡眠の質の向上に寄与し、
年齢を重ねても健康で元氣な生活を送るための基盤となります。
今日から少しずつ実践してみましょう。
今こそ鼻呼吸を実践して、SHP(超健康体)を手に入れましょう

年齢を重ねても
元氣でアクティブに過ごすためには、
カラダの機能を理解し、
それを正しく活用することが不可欠です。
「口は消化器、鼻が呼吸器」という基本的な事実を知ることで、
僕たちのカラダにとって
何が最適かを理解しやすくなります。
口呼吸を続けることは、
まさに「鼻でご飯を食べる」ようなものであり、
カラダにとって大きな負担となります。
口呼吸をやめ、鼻呼吸を習慣化することが、
超健康体を目指すための重要なステップです。
鼻呼吸を始めることで、

免疫力の向上、酸素の効率的な供給、
ストレスの軽減、そして睡眠の質の向上といった
多くのメリットを得ることができます。
これらの効果は、年齢を重ねても
健康的で活力に満ちた生活を送るための基盤となります。
今こそ、日々の生活に鼻呼吸を取り入れ、
あなたの健康を次のレベルへと引き上げましょう。
毎日の小さな変化が、将来の大きな健康の違いを生むはずです。
鼻呼吸を習慣化し、
超健康体を目指すことで、
年齢を重ねても充実した生活を手に入れていきましょう。
Just Do It!
Online Program 呼吸と姿勢

45歳から始める「セルフケア」
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BODY Change ブレスマスター 矢川 純 プロフィール
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