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つれづれノート

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内省、気づいたことや考えたこと🪞
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尾崎豊の「シェリー」とは誰/何か

尾崎豊の「シェリー」とは誰/何か

尾崎豊の「シェリー」という歌がある。

私はこの歌が好きで、とくにある時期はよく聴いていた。歌詞が気に入っていて、自分なりに思うこともいろいろあった。

他の人たちはどんなふうに解釈しているのだろう。ふと気になり、ブログやSNSで探してみたこともある。本当に多様な感想や考え方があふれていて、読んでいてとても楽しかった。

ところがこの歌を自分と全く同じように受け止めている人は、どうやらいないらしか

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カタカナビジネス用語の良いところ

カタカナビジネス用語の良いところ

「はい、その件はペンディングで、メーカーのレスポンス待ちです」

会社という空間では、横文字がはびこる。

単に「その件は保留になっていて取引先からの返答待ちです」と言えば良い会議の一場面で、こんな呪文のようなセリフが飛び出したりする。

カタカナのビジネス用語には批判が多い。

①アジェンダは議題とか議事日程とかって言えばいい。そのほうがわかりやすい。
②かっこいいから言いたいだけでしょ?
③言

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偏愛マップを作ってみた|好きの棚卸し

偏愛マップを作ってみた|好きの棚卸し

先日アップした記事が「今日の注目記事」に選ばれました。読んでくださった方々ありがとうございます!

ありがたいことに、新しくフォローしてくださった方々もたくさんいるので、改めて自己紹介をしたいと思います。今回は「偏愛マップ」を作ってみることに……!

偏愛マップとは、齋藤孝さんが考案された自己紹介のツールのようなものだそうです。自分が好きなものを伝えるためのマップで、書き方は自由。

完成したのが

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「心の自動安全装置」を、わざわざ外すことができる人

「心の自動安全装置」を、わざわざ外すことができる人

人間には、生まれながらに「心の自動安全装置」みたいなものが備わっているのだと思う。

人間も生きものである。生きものはたぶん、基本的に生きやすく設計されている。個の生命維持や種の存続を達成するために。

ささいなことでいちいち傷ついたり、悲しんだり、悩んだり、落ち込んだり、罪悪感を抱いたりすれば、生きるための効率が非常に悪くなる。

お金を稼ぎに行けなくなるかもしれないし、食事がのどを通らなくなる

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天与呪縛の文脈ギフテッドだったかもしれない

天与呪縛の文脈ギフテッドだったかもしれない

呪術廻戦を見ていると、「縛り」という概念がたびたび登場する。

自らに「縛り」を課して特定のデメリットを受け入れることで、同等のメリットを得て能力を上げるという戦い方があるらしい。

たとえば脱サラ呪術師の七海には、「時間外労働」という時間による縛りがある。定時までは呪力(簡単に言えば、強さ)を90%程度に抑える代わりに、定時を過ぎると呪力が120%程度にアップするのだ。

なにかと引き換えになに

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美容に対する心地の悪さを言語化してみたら

美容に対する心地の悪さを言語化してみたら

学生時代、美容が好きな時期があった。バイト代で基礎化粧品を買いあさって試したり、理想の体型を考えて筋トレを続けたりしていた。週に1回はスクラブをして、お風呂上がりには毎回ボディミルクを塗ってマッサージして……。最初は自分の変化がうれしくて、純粋に楽しかった。

いつからだろう。今の私は、美容に対してなんとも言えない心地の悪さを感じている。化粧水や乳液はもう深く考えるのをやめ、よく見かける安いやつを

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吉田羊主演ハムレットQ1 感想未満の感想

吉田羊主演ハムレットQ1 感想未満の感想

言わずと知れた名作、シェイクスピアの『ハムレット』。なんと吉田羊がハムレット役を演じる舞台があるということで、渋谷のパルコに観にいきました。

舞台を観るのは人生初。かなりドキドキしながら劇場に入りました。

感想は……なんというか……、観劇経験がなさすぎて、ぜんぜん言語化できていません。ただただ圧倒された。

感想を語りあうときも、
「あのホイコーローみたいな名前の人、なんだっけ?」
「ホレイシ

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note2周年 | 私のnoteライフをふりかえる

note2周年 | 私のnoteライフをふりかえる

気づけばnoteを始めて2周年でした。noteから通知が来てびっくり。

私はSNSが続かないタイプなので、ここまで長く続けてこられたことに自分でも驚いています。

せっかくなので、noteライフを振り返ってみようと思います✍️

(サムネイルは大好きなmuさんの絵をお借りしました🧸)

note始めたて: だれにも読まれないだろうなと思っていたそもそもnoteを始めたのは、自由に文章を書いてみ

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わかりづらい愛の表現

わかりづらい愛の表現

夏、久しぶりに父方の祖母の家を訪ねた。祖母は長男(つまり私の父の兄)と二人で暮らしていて、祖父は五、六年前に他界していた。私の両親と妹、父と一回り歳の離れた叔父とその妻と子どもたちが集まった。

祖母は少し、というかだいぶ変わっている。どう説明すれば伝わるだろうか。祖母の家には時計が五つくらいあってすべてが違う時刻を指しているとか、白い猫を五、六匹飼っていて見分けがつかないというのでそのうちの一匹

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それ、性格じゃなくて体質のせいかも?

それ、性格じゃなくて体質のせいかも?

ある日いつものカフェでコーヒーを飲んだ帰り道に、信号を待ちながら、自分の心の状態になんとも言えない違和感を覚えた。

なにか危険が迫っているような、脅かされているような、根拠のない不安感。ついさっきまでカフェでのんびりしていたはずなのに、今はそわそわと落ち着かない。

明日の予定に対して不安があるのかもなと思いながら家に帰った。体も少しだるかった。カフェインを摂りすぎたのかもしれない。

そういえ

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「好きなことを仕事に」を、プチ体験する方法

「好きなことを仕事に」を、プチ体験する方法

「好きなことを仕事にできるのは、一部の才能がある人だけ」
「好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまう」

私は長年そんなふうに信じて生きてきました。たぶん子どものころからだと思います。

周りの大人も同年代も同じように考えている人が多く、それが世界の常識なのだと固く信じていました。

ところが去年キャリアスクールへ入会したのをきっかけに、考え方が少し変わりました。

スクールには多様な働き方を

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短歌ください

短歌ください

短歌を読んだりするのは好きだけど、そういえば作ったことはなかったな。

ふとそう思って、去年の秋頃に短歌を作ってみました。

なんとかかたちになった気がしたので、せっかくだしと穂村弘の「短歌ください」に応募。

そのままそんなことはすっかり忘れて、季節は春に…。

自分の短歌が選ばれてダ・ヴィンチに載っていたことに今さら気がつきました。

本当にびっくりしたのと、うれしいのと、ちょっと恥ずかしいの

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わたしの旅行記/東京

わたしの旅行記/東京

いつもと変わらない平日の朝。東京駅は今日も人であふれかえっていた。通勤の人々は、目的地に向かって脇目もふらず、きびきびと歩いている。私もその流れに入って歩調を合わせた。ペースを乱さないように、慎重に。

今日は朝からミーティングだっけ。眠いな。コーヒーを買っていこう。そんなことを考えながら歩いていると、楽しそうに笑いあう家族連れが目に入った。大きな赤いスーツケースがよく目立つ。これから旅行なんだろ

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やりたいことリスト100は、本当は今すぐ叶えられるのかもしれない

やりたいことリスト100は、本当は今すぐ叶えられるのかもしれない

毎年のように「やりたいことリスト100」を作っていた。といってもそんなに大層なものではなく、自分がいつか叶えたい大小さまざまの願いを自由に100個リストアップするだけ。

To-doリストやタスク管理表のように「しなければならないこと」の羅列ではなく、「叶ったらうれしい願い」を書いていく。書いている途中は思いっきり楽しい未来に思いを馳せることができて、ポジティブな気持ちになれる。

去年のやりたい

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