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なかやまかずはの『ささめごと』

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"えっくす"のタイムラインのように、時系列で"なかやまかずは"の映画感想・自由律俳句・140字のショートエッセイ等もろもろを「こしょこしょ……」とささめています。
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#日記

【#散文】 「あ」・「あ」・「お」は何度でも

【#散文】 「あ」・「あ」・「お」は何度でも

仕事(と私は呼んでいる)柄、なるべく単語の意味が重複しないように注意を払いながら言葉を紡いでいるので、日常生活でもその癖が反映されることがある。

ありがとう
あいしてる
おめでとう

くらいは、誰か/何かに伝えられるうちに遠慮せず何度でも使っていきたいものです。

言葉自体に消費期限はなくとも、使える対象にはきっと限りがあるから。

【#詩】 南から

【#詩】 南から

ひとりの女が 南から
柄にもなく 島風に祈りを乗せました

傲慢でしょうか
  過去を振り返ることばかり
今更でしょうか
  綺麗な想い出飾るのは

晩秋の日々は 雪解けへと変わり
いつの間にやら 芽ぐむ火棘よ

まだ枯れずに 実をつけろ
もう一度 根を張り伸ばせ

北へ北へと舞った慕情が
小さく痩せた老体へ届く頃

ひとりの女は 柄にもなく
孫娘に戻り とめどない涙を流しました

南の海に 流し

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【#詩】 リフレイン

【#詩】 リフレイン

名前を付けれぬこともある
見知らぬ誰かが言っていた

言葉に出来ぬ夜もあると
知らん顔してくちばしる

ねえアタシ「素敵でしょ?」
聞く耳持たず 日が昇る

ねぇアタシ「ごめんなさい」と
言葉も無しに 目を伏せる

時空を超えた 愛してる
これは決して恋ではない

きっと、恋ではない
知ってるよ、でもすきなんだ

来世に持ち越し「また逢おう」

またね、またね。
逢えるならまた

いつの日か また

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自分であるために闘ってきた。
闘うことでしか自分を守れなかった。
負った傷は目に見えないくせに酷く痛む。
闘わず生きられる人を羨むこともあった。

この闘いに勝ち負けも引き分けもない。
孤独や痛みの代償は確固たる自分自身。

失うと同時に得た自由は
寂しさと誇りを混ぜた味がする。

所用のため60数年振りに地元から離れた場にひとりで行くことになった祖母を見送った日の晩。星も夜景も綺麗なのに眩い太陽のような笑顔が見れないだけで少ししんみりしたものの、「しばらくさらばじゃ~!」と堺正章を陽気に歌う姿を思い出して結局ほっこりした7月最後の日。

私は言葉を主軸とした表現に携わっているけれど、「言葉がなくても想いが伝えられたらいいのに」と思ってしまうこともある。

うまく言葉を探しても、意味をなせない。
気持ちが涙と溢れ出て、意味をなせない。
泣いていいのは私ではない。

優しさで悲しみを溶かすよな言葉を使えたらいいのに。

【#3行日記】 古傷を指でたどる

【#3行日記】 古傷を指でたどる

野良猫に浮気して引っ掻かれたふたつの傷は

目を凝らしても皮膚の青白さしか映さない

思い出だけがじくじくと疼きだす午前二時

かろやかさ、が欲しい。
あれこれ考えず、いつの間にかつま先が出ちゃって歩み始めちゃったー、みたいな。

でも、それができないタチなんだよなー、ということもちゃんと分かっているので、「まっとうにできる人」と比べるのはやめる。

じっくり、熟考しながら私の歩幅で生きていくことにした。

『サイモン・バーチ』を観た。
茶目っ気と聡明さを兼ね備えたサイモンと、消えない痛みを抱えながら生きているジョー。12才の少年の物語はセンシティブかつ、ハートフル。ラスト5分間は涙無しでは観られないくらい、サイモンが残してくれたものがあまりにも大きくて胸がいっぱいになりました…。

つぶやきの"今なにしてる?"が心地よい。

書くことに対して「ちゃんとしなきゃ!」とやたら難しく考えすぎちゃう。

でもやっぱり、頭で書こうとすると心は動かないものなんだよね…。特に私は心が動く=感動がないと書けないから、感動体験を増やしていかねば…!

そんな私の"今"でした。

お久しぶりです、中山です…!

オフラインでバタバタしており中々投稿できず…🥲そんな中でもフォロー・いいねをして下さった皆さま、本当にありがとうございます🥹心の底から嬉しいです!

4月からまたnoteと向き合う時間が取れるので、ちょこちょこエッセイを投稿していきますね☺️

今月1本もエッセイを投稿できなかったな…😢こういう時、ゆぴさんの「やめなければ継続!」という明るい言葉に励まされる。「やること」と「やりたいこと」のバランスを上手く取れるようになりたい。

今書いてるエッセイ、今週中には投稿できるようにします!読んで頂けると嬉しいです☺️✨