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本・読書

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読んだ本の感想や読書に関する記事です。
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記事一覧

BOOK &LIFE HASHI 開店

BOOK &LIFE HASHI 開店

「こんにちはー」
ガラガラと引き戸を開ける音とともに、声が聞こえる。

ようこそいらっしゃいました、BOOK&LIFE HASHI 店主のはしです。

当店は、そっと心に寄り添う本屋を目指しています。
そして、みんなの居場所として利用してほしい。

お店を入って右側の本棚には、シェア本棚になっています。
だれでも、棚主になれます。
本屋を始めたい、自分のオリジナル本・おすすめの本をぜひ紹介してくだ

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予習と復習

予習と復習

予習
予習と復習は大事と教わってきました。

勉強だけでなく、旅に出る時も予習は大事。

いつもは、その土地にまつわる小説を読む。
でも、神保町は少し話が違う。
世界一の本屋街と言われ、歴史もある街。
当然、神保町を舞台にした小説は、たくさんありいくつか読んできた。
なので、今回は予習は、なくてもいいなあと思い調べたりもしなかった。

たまたま、予約本を受け取りに図書館に行くと「食欲の秋」にまつわ

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[旅]神保町で泣く

[旅]神保町で泣く

もう少し神保町でのお話し。

子どもの頃から本を読んできました。
覚えている中で一番古く、思い出の詰まった本を探すことに。
きっと、ここにはあるはず。

絵本・子どもの本の古書店
『みわ書房』

何度も何度も繰り返し読み、本を綴じる糸が出て、千切れるまで読んだ本。

お店でその本を探していると、小学生の頃に定期購読してた学研の「学習」を発見。ほー、懐かしい。

小学生の頃、伝記を読むのが好きでお世

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読書『目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと』

読書『目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと』

自分の目が見えなくなった時のことを想像したことはありますか。

医学生であった著者が眼科実習中に、徐々に視力を失う病気であることを偶然知る。
失望し、将来への目標も失いかけるが、医師となり働きだす。
徐々に視力を失っていく。

生きていく中で、いくつもの当たり前という思い込みから解放されていく。
「見えて当たり前」「医師は健康」「医師の目は見えるもの」
医師だって、病気にもなるし、その病気で見えな

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本屋さんの魅力

本屋さんの魅力

外が雪で白くなった街に住んでいます。
寒くなってくると、家にいる時間が長くなりコーヒーを飲みながら本を読む時間が大好きです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

☆☆☆
初対面。
出会ってしまった。
まずは、後ろから眺める。
前にまわり、そっと覗いて。
「一緒に帰りましょう」

本屋さんで、はじめましての作家さんや本と出会う。
何度も前を通りすぎていたはずなのに、なぜいま。
本との出会い

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本を通じてつながる 

本を通じてつながる 

電車やカフェなどで、本を読んでいる人を見て、どんな本を読んでいるんだろうと気になります。
読書好き、はしです。

仕事と読書のお話です。

私は、病院で働く看護師です。

病院の待合では、何もせずにいる人、スマホを見ている人、編み物をしている人、短歌を作っている人、クロスワードやクイズを解いている人、パソコンで仕事をしている人などなどいろいろです。

読書をしている患者さんもいます。

たまに、患

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バイトで学んだ効率的なことを本を読んで思い出した。

バイトで学んだ効率的なことを本を読んで思い出した。

高校時代の話。
私が通学していた高校ではアルバイトは禁止だったが、唯一認められているのが年末年始限定の郵便局の年賀状アルバイトだった。

昭和のあの頃は、携帯電話もない時代で、誰もがみんな年賀状を出していた。
郵便局に届いた年賀状は、捌いても捌いても山積み。
朝から晩まで、仕分け作業。
一部オートメーション化されていたものの、ほとんどの作業は手作業で行われていた。
毎日しているとだんだんと慣れてき

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 芸人さんの思いが詰まった『きょうも芸の夢をみる』紹介!

芸人さんの思いが詰まった『きょうも芸の夢をみる』紹介!

読書大好き はしです。

今日は、本の紹介です。
(Amazonアソシエイトではありません)

『きょうも芸の夢をみる』 ファビアン

短編小説11篇。

芸人さんの日常、ネタ、コンビのこと、賞レース、親との話も。
11作品、全てが芸人さんの話なのに、どれも違う切り口。

師匠やお世話になった方、舞台への思いがこもっている。

笑いと切ない気持ちが交差する。
舞台や師匠への気持ちを独特の世界観で表

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「文学フリマin札幌」に行ってきた 後編

「文学フリマin札幌」に行ってきた 後編

前編に引き続き、「文学フリマin札幌」後編をお伝えします。

前編の記事はこちら

ファビアンさんのブースで本を購入した後、さてどうしよう。
ブースの後方に見本誌コーナーがあり、出店されている方達の本が置かれている。

本には、タイトルのほかに、エッセイ・小説などの分類、ひとことメッセージとブース番号が記入されたシールが貼ってある。

気になるタイトルを手にとり、少し試し読みをして気になる本のシー

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「文学フリマin札幌」に行ってきた 前編

「文学フリマin札幌」に行ってきた 前編

本・読書が好きなはしです。

noteをはじめてから知ったのが、「文学フリマ」

文学フリマとは、『作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する文学作品展示即売会』のこと。

最近、読んだ「第一芸人文芸部」ファビアンさんも「文章を書いて、生きていきたい」の江角悠子さんも、「文学フリマ」に出店されていた。

ファビアンさんは、又吉直樹さんのYouTubeで「俺の推し本」という又吉

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「向田邦子」の魅力とは?

「向田邦子」の魅力とは?

本・読書が好きです。はしです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

本に限らず、「好きすぎ」て、なかなか言葉にできないことってありませんか。

言葉にすると陳腐な感じがして、なかなか書けずにいましたが、いつかはこの作家さんのことをnoteで書きたいと思っていました。

それは「向田邦子」さんです。
小説・エッセイ・脚本を書き、航空事故で51歳の若さで他界。

50代以上の方でしたら、「寺

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読書できてますか。

読書できてますか。

読書大好きはしです。

今朝の新聞に、『本読まない 62%』と、見出しが出ていました。

さらに、過去最多の69%の人が「以前に比べて読書量が減っている」と回答。
読書量が増えていると回答したのは、5.5%。
電子書籍の利用は、前回の調査よりも上昇している。

noteでは、読書や本の紹介などの記事をたくさん目にしているし、知人たちも本を読む機会が多い。
反面、夫はまさに「1カ月に1冊も本を読んで

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読書に季節は関係あるのか?

読書に季節は関係あるのか?

「読書の秋」って、どうして言うんでしょうか。
夏の暑いときでも、冬の寒いときでも読書はするなあと思ったりして。
活動的で暑い夏から、涼しく過ごしやすい秋は読書に向いていますよってことは理解できるが、それだけなのか疑問に思いました。
由来を国会図書館のレファレンス・資料案内で調べてみました。
レファレンス・資料案内|国立国会図書館―National Diet Library (ndl.go.jp)

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一度ハマると抜け出せない癖(へき)「第一芸人文芸部」

一度ハマると抜け出せない癖(へき)「第一芸人文芸部」

食べるものでも本でも、ハマると繰り返してしまう癖があります。

食べ物だと、同じお菓子を毎日食べる、本は何度も繰り返し読み、ひとりの作家さんを追いかけて、何冊も続けて読むことが多々あります。

今、ハマっている本の紹介です。

第一芸人文芸部 創刊準備号
前から気になっていた本。
芸人の又吉直樹さんのYouTubeで、本の紹介をピストジャムさんとファビアンさんでしていたのを見ていました。

not

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