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🌳ヒミツ基地のなか🌳

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🌼毎日おだやかに生きる🌼ポンコツだけどポンコツじゃないアユミが出現するごきげんな読みものを発信ちゅー📖✨
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2023年11月の記事一覧

40 太陽と月☽ 陽と陰☯

40 太陽と月☽ 陽と陰☯

太陽と月。
対にして語られることが多い。
どちらもたいして知らなかったから学ぶことにしたのは数年前。
皆が「月」をどう受け止め、どう扱っているのかの情報を集めることにしたのだ。
それで全体の傾向を自分なりに分析してみることにした。

ー*

見えない世界に足を踏み入れようとしていた頃。
ある日、親友が連れてきた女性(共通の古い知人)によって新たな世界を知ることになった。

「グレートコンジャンクシ

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39 人間が最も不得手なこと「現実を直視する」

39 人間が最も不得手なこと「現実を直視する」

劇場で対応したお客様のことをふと思い出した。
落ち着いたリサイタルの日。
年配のご夫婦が来場した。
入り口の係が2名分のチケットを拝見した時、女性は乳児を抱いていた。係が「本日は未就学児童の入場をお断りしている公演なのですが」と説明すると、このように懇願された。

「どうしてもこの子にも
 聴かせてあげたいの」

こんなふうに入場前にお断りしておくべき事柄があり、ご説明に時間を要する場合、後続のお

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38 フォルトゥナの瞳

38 フォルトゥナの瞳

2022年8月初旬。
祖母は「Tくん亡くなったか?」と母に尋ねた。
Tさんというのは祖母の実の弟(80代)だ。
お年だったし、既に調子が悪いと聞いていて“もしかしたら間もなく…”という状況だった。その一報は、祖母ではなく母に入る予定になっていたのだ。
だから母は、先の質問には「まだ連絡がないから亡くなってないよ」と答えた。
だけど祖母は、「Tくんが夢枕に立って挨拶に来たから、亡くなったんじゃ」と言

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37 美しき魂の光

37 美しき魂の光

祖母が亡くなったのは2023年6月。94歳だった。
季節がら、蒸してはいたけど爽快に晴れた日。
棺の横で生前の祖母について語らい、明るい葬儀だった。
線香の煙が苦手らしいマスクをされたご住職の読経のお声はバス・バリトンのオペラ歌手のよう。。
こじんまりしたこの葬儀会場ではもったいないくらい凄まじいエネルギーを放ち、壁に反響して四方八方から降り注ぐ。
私はある種、独特な空間に身を置いていた。

そん

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36 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

36 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

私の愛車はトヨタの軽自動車。
高速道路で窓を開けながら時速180kmでぶっ飛ばす。周りの景色なんて見えない。見るヒマもない。
エアコンが効かない時、叩いて直した。いよいよ風しか出なくなったのに、構わず走り続けた。
サービスエリアでパパっと食事とお手洗いを済ませ、また本線に戻る。

要領の悪いドライバーが増える土日は、無駄にブレーキを踏まされる。数km先で事故渋滞。それさえ抜ければ私のペース。すぐ先

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35 胸のざわめきと命の音

35 胸のざわめきと命の音

33・34と続いたお話は今回で終わり👏
今日は「宍粟の旅🌳完結編」。
宍粟の旅になぞらえた私の思考のヒミツ基地はコチラ↓↓

【ではでは本編】↓↓

「なんか…こわい…(๐•̆ •̆๐)💦」
原不動滝を目前にして感じる何か。
目に見えず得体の知れない何かを感じる時、私はいつも胸のあたりがザワザワする。むーー。(๐•̆ •̆๐)

昔の私はこのザワザワのバリエーションにきちんと色分けができなか

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