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読書感想

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本を読むのが好きです。 読んだ本に絡めて呟いていきたいと 思ってます。
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#読書感想文

異情な人々

異情な人々

※2021年7月に書いた記事です

精神科医の和田秀樹氏が、
近年
「異情な人々が急増している」

言ってます。

和田秀樹は東大医学部卒。
ベストセラーをたくさん持つ
有名な精神科医です。

林真理子とも仲が良い。

異常でなくて異情。

なんでも、
感情をコントロールできなくて、
感情に振り回される人。
言動も暴走しがちで、
健全な状態が少し損なわれたような人が
急増してる!

てことらしい

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愛に始まり愛に終わる

愛に始まり愛に終わる

瀬戸内寂聴108の言葉

「愛に始まり愛に終わる」

人は愛するために生まれてきたのです。

このような文章で始まる本。

生きたあかしとは?

他人にまじめに、

「あなたの生きたあかしとは何ですか?」

問われたら、
答えることできますか?
(わたしはまだ答えられない。
でも、やはり2人の子供かな)

瀬戸内寂聴さんのお言葉を借りると、

人は愛するために生まれてきたのです。

99歳まで生

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前頭前野は脳の司令塔

前頭前野は脳の司令塔

「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」

筆者は脳科学者の茂木健一郎。

「怖い」「不安」「嬉しい」

そういった感情は、
脳の側頭葉の「扁桃体」というところで生まれます。

人間にとって原初的で衝動的な感情。

一方で、
そういった「衝動や感情をコントロール」したり、
物事を「思考」したり、「計画」を立てたり、
「意思決定」をするなどの高度な情報処理は、
「前頭葉」が担ってます。

ゆえに、

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ヘミングウェイ

ヘミングウェイ

アメリカが生んだ、
多くの人々に愛された小説家
アーネスト・ヘミングウェイ。

老人と海
日はまた昇る
誰がために鐘は鳴る

多数の名作を残してます。

ヘミングウェイは重度のうつ病に
苦しんでました。

精神科病院に入院して
薬物治療もしてるし、
電気ショックも受けてる。

小説作品の中にも、
「死」や「死者」をテーマにしたものも
少なくない。

第一次世界大戦に従軍した経験も
影響してると言わ

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「笑顔」顔の女になりましょう

「笑顔」顔の女になりましょう

時々、
美容ジャーナリストの斉藤薫の
エッセイを読みます。

いいこと書いてることもあるので。

今回気になった項目は、

笑顔顔の女になりましょう。

絶世の美女は単純に目を惹くけど、
更なるインパクトをもつのは、
むしろ「笑顔顔」の人。


仰ってます。

笑顔顔の女の人はモテるらしい。
しかも
遊びじゃなくて「結婚相手」として、
モテるそうです。

なぜなら、
一緒に暮らしていて、
生きて

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統合失調症の芸術家①

統合失調症の芸術家①

日本が誇る天才アーティスト
草間彌生

草間彌生の自伝を読みました。
タイトルは
「無限の網」

わたしは、
草間彌生が統合失調症という病気を抱えてることを知りませんでした。

でも
そう言われると、
確かに彼女の作品はいかにもって感じです。

草間彌生の人生は強烈。
キャラクターも強烈。

恐れ入りました。

自伝の中でこのように述べてます。

私は子供の頃、
死ぬことばかりを考えていました。

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デカメロン

デカメロン

コロナ蔓延世界も2年以上になりましたねぇ。

コロナを恐れる人々。

コロナウィルスではなくて、
マスクやワクチンを恐れる人々。

人類は滅びる!
生き残れるのか!

とまで、
事を大きく捉えて怯えてる人もいますね。

まぁ
人類が滅びることはないと思うんですけどね。

なんだかんだで、
この時こそ、
真実を世の中に広めよ!
真実を知ってる我らが生き残れる!

みたいに
なんだかイキイキしてる人も

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目がダメな人はダメ

目がダメな人はダメ

竹内一郎氏の

「人は見た目が9割」
「やっぱり見た目が9割」

って本、
けっこう話題になりましたよね。

遅まきながら読みました。

私達は、
子供の頃、小学校の先生に

「人を外見で判断してはいけない」

教えられます。

それは
人間は「人を外見で判断する生き物」
だから、
そういう教育をされたわけです。

本当の真意は

人を外見で判断しても、
基本的には問題ない。
ごく稀に、例外があ

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猫バカ✖️犬バカ

猫バカ✖️犬バカ

近藤誠と養老孟司の対談形式の本、
「ねこバカ❌犬バカ」

という本を読みました。

近藤誠氏は犬を飼っていて、
養老孟司氏は猫を飼ってました。

養老孟司の猫ちゃんの名前は「まる」

こちらは、
NHKの猫メンタリーという番組で観て
知っていました。
(まるはもう亡くなってます)

ちなみに
猫メンタリーという番組がわたしは大好きで、
何度も観てます。

特に村山由佳と愛猫もみじシリーズが
大好き

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湊かなえ 未来

湊かなえ 未来

湊かなえの「母性」が面白かったので、

「未来」も引き続き読みました。

2018年出版。

4年前ですね。

4年前の私は、
向精神薬漬けでした。

とてもこんな分厚い単行本なんて
読めませんでした。

脳を鎮静させる薬がたんまり入ってたので、
本当に脳がやられてました。

抗精神薬やベンゾジアゼピンを服薬して、
脳の知能が低下しない人っているんでしょうか?

もちろん、
服薬量にもよるんでしょ

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母性

母性

湊かなえのベストセラー小説
「母性」を読みました。

湊かなえの小説はけっこう読んでます。

複数の人の視点から書いていくスタイルが独特です。

思ってたより面白くて、
2夜かけて読みました。

「これが書けたら小説家を辞めてもいい」

湊かなえが心血を注いだ物語。

タイトル通り「母性」がテーマ。

母性とは女性の中に元々備わっているのか?

そうでなければ、
どうやって形成されていくのか?

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本当は怖い完璧主義

本当は怖い完璧主義

精神科医であり作家でもある岡田尊司氏の
「あなたの中の異常心理」
という本を読みました。

異常心理って、
なんか惹かれる言葉です(笑)

第一章は
「本当は怖い完璧主義」

例えとして
完璧主義で有名な三島由紀夫の
エピソードが載ってました。

作家の三島由紀夫は、
病的に強い完璧主義でした。

その完璧主義が、
自決という凄惨な最後へと彼を
追い詰めていったとのこと。

病的に完璧主義の人は、

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薬と文学

薬と文学

千葉正昭著の
「薬と文学」という本を読みました。

そもそも
「薬と文学」ってタイトルの本が
あること自体に驚きました。

図書館でこの本を見つけて、
目が釘付けになり、
手が伸びました。

「薬」が出てくる文学作品と、
その作者の紹介をしてくれる本です。

ちなみに
目次はこんな感じです。

①有吉佐和子「華岡青洲の妻」
先駆的な麻酔薬を試した女たち

②泉鏡花「外科室」
麻酔剤を拒否した伯爵夫

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熟女(おばさん)の品格①

熟女(おばさん)の品格①

熟女(オバサン)の品格

著者は岩井志麻子。

この人の本は何冊か読んでますが、
本当に文章が愉快で笑えるんです。

今回の本は、
熟女と書いてオバサンの本!

私にもドストライクの関心事です。

向精神薬も断薬して、
かなり元気になってきたので、
そろそろ
熟女(オバサン)としての
正しい生き方を模索しなくては!


考えてました。

向精神薬を本格的に飲み始めたのは、
45,6歳の頃でしょう

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