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愛に始まり愛に終わる

瀬戸内寂聴108の言葉

「愛に始まり愛に終わる」


人は愛するために生まれてきたのです。

このような文章で始まる本。

生きたあかしとは?


他人にまじめに、

「あなたの生きたあかしとは何ですか?」

問われたら、
答えることできますか?
(わたしはまだ答えられない。
でも、やはり2人の子供かな)


瀬戸内寂聴さんのお言葉を借りると、

人は愛するために生まれてきたのです。


99歳まで生きてきた瀬戸内寂聴さんが、
「死」を目の前にして、
つくづく想うことは、この一事です。

と言われてる。


たくさんの人を愛し、愛されたという事実だけ。

なかには、
辛い愛も、悔しい愛もあったはずなのに、
それらはすべて霞んで忘れてしまって、
熱い甘い愛の思い出だけが、
瑞々しくよみがえってくるそうです。


どんなに辛い恋愛でも、
全く恋愛を知らずにこの世を終わる人たちより、
幸せな一生だと思う。

どうか恐れず恋愛をしてください。

今からでも遅いということはありません。

あなたの生きた何よりの証です。



この本の前書きに書かれてます。


この本は、
おそらく瀬戸内寂聴の最後の本。

前書きを書かれた年月日は2021年5月です。


100年近く生きた瀬戸内寂聴さんの、
最後の言葉。
人としての最終結論。

人は愛するために生まれてきた

私もそうだと思います。
日本人って「愛」と言う言葉を真剣に出すのも、
話すのも、
どこかしら恥ずかさを感じる国民性ですが、

人間、
やはり「愛」こそ全てだと、つくづく思います。

異性愛だけでなく、
親子愛や家族愛含めてのもっと大きな「愛」。

誰でも経験はあると思うけど、

特に女は恋してる時もそうだけど、
愛し愛されて愛に満たされてると、
それだけで「幸せ」なものです。

世界の全てが優しく感じ、
色合いが変わって見える。

瀬戸内寂聴も言ってます。

誰かを愛したら幸せになるって。

もう年だから愛だの恋だなんて!
という言葉を言う人もいますが、

どうせ生きているなら、
死ぬまで女であった方がいいと思う。
性を伴う恋愛はなくても、
誰かを思う気持ちはあった方が楽しい。

とも瀬戸内寂聴さんは言われてます。
(そもそも、年取ったから男になれるわけもない)

彼女自身は、
50代で出家し、
本人曰くその後は性的なことは一切してないらしいですが、
常に恋はしてたし、
愛を感じて生きていたと言ってます。

メンタル部門で、
精神医療や向精神薬のことなど、
固い内容をメインに書いてきたブログですが、

本当は
愛や恋などの恋話や恋愛話なども、
大好きです。


自身の親や家族や子供、
さらには異性の恋人や夫。

やはり「愛」ある生活を送ってる人は、
その文章やコメントからでも、
受ける印象は違います。

まろやかで優しさを感じる。

ギスギスとした怒りのオーラしか
出さない人は、
「愛」に満たされてないのかなぁとも思ったりします。

あくまで勝手な想像ですが。

本当に月並みで単純な結論で、
ひねりもなんもないのですが、

人間は、
愛に始まり愛に終わると思います。

この世に生まれて、
いろんな人の愛を受けて私たちは育ってきました。
自分もいろんな人を愛したい。

自分を愛してくれてると思える人の存在が
あれば、
人間って強くなれるし、
そんなにメンタルも歪まないと思うんです。


いろんな精神疾患がありますが、
原因を紐解くと、
最終的には「愛情」だったりしますから。

答えはいつも案外と「シンプル」


ちなみに、
わたしはけっこう職場の年下女性に
「恋愛相談」をよくされるんです。
同年代女性からも夫婦問題の相談とか
されます。

精神医療や薬や病気の相談と違って、
「恋愛」の悩みって、
ある意味素晴らしい悩みだと思うようになりました。


なんだかんだで、
リアル生活が愛に満ちていて、
現実の人間関係に満足できてる人は、
メンタルも安定します。


精神医療やメンタル部門の記事をたくさん
書いてきましたが、

自分の精神・メンタルを良くするのは、
もちろん、 
向精神薬などではなく「愛」だと、
わたしは実は早い段階で答えを自分に出してます。


統合失調症という病気なのに断薬して、
精神医療と縁を切って、
苦労しながらもどうにかやってる女性と
一時期交流がありました。

その人が言ってました。

統合失調症でも家族の「愛」があれば、
向精神薬を飲まなくても、
どうにか日常生活を送れるくらいに
回復できるし、 
心穏やかに過ごせるって。

その人、
とっても優しい人なんです。

今でもSNSで繋がってますが、 
いつも優しいコメントをくださるのです。

人間性が素晴らしい方なのです。

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