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複雑系であるこの世界

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健康とは?人間とは?何が善で何が美しいのか?何がほんとうなのか?わかったつもりになるそばからあらわれる違った姿。 世界はほんとうに複雑系で、だからこそ不思議で素晴らしい。
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記事一覧

『親はなくとも子は育つ』という、言葉足らずの諺に思うこと

『親はなくとも子は育つ』という、言葉足らずの諺に思うこと

 「親はなくとも子は育つ」。日本社会でかなり頻繁に多用される諺だ。その使われ方は、濫用に近いものがあると思う。
 親がいなくても。かならずしも、保護育成するのが実の親でないからといって、それだけでその子が育たないというわけではない。実の親が育てたことによって、子が大きな害を被っている事例は多々ある。「親ができることなんて、ほんの僅かなこと」だ、というのも一面の真実であり、「親ができてしまう有害なこ

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絶対に語ってはいけない少子化対策24時

絶対に語ってはいけない少子化対策24時

先日NHKで「チャイルドペナルティ」の特集をやっていたそう。

「チャイルドペナルティ」とはいわゆる「子育て罰」で、出産や子育てによって社会的・経済的に不利を受けることを指す概念です。子育て自体に多大なお金と労力がかかるし、労働時間確保やキャリア形成に不利になって収入が減ったり将来の増収も期待できなくなると。出産育児意欲を削ぐものとして、少子化の要因としても注目されています。

この「チャイルドペ

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発熱で消えたカラダの違和感。

発熱で消えたカラダの違和感。

ずっと胃の裏に違和感を抱えていたものが

整体指導後に発熱できたら無くなってしまったと報告をいただいた。

医者には膵臓の嚢胞だと言われて

痛みも無いからずっと放置していたものだったらしい。

それが発熱後に胃の裏の違和感が無くなったら

毎日が楽で楽で~🎵

ありがとうございましたというお便りだった。

800Kmも離れたところにお住まいの方。

確か上京されたのも数十年ぶりという方だったと

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実に同感の記事に出会った

実に同感の記事に出会った

実は、知ることができる立場にある人達はわかっている。
わかっていてはっきり言えず書けずなのだろう。
発言できることと、できないことがあるのだろうと推測する。

そんな彼らが発表することを、一般人の立場から読んで指針にしようとしても、ネジ山の潰れたネジを回すようなことにしかならないのだと思う。
今日この記事を読み、あらためてそう思った。

私は、2年ばかり前に、持病の主治医から
「受けた?受けても大

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実は怒りが収まらない

実は怒りが収まらない

明日から、新しい職場に初出勤する。ダブルワークなので、もうひとつの職場は昨日から研修に入っている。覚えることが多くて不安だけれど、どちらもやりたかった仕事。
前の職場を辞めるにあたっては、昨年11月に、まず同僚たちに退職日について意見を聞いた。相談して、引継や大きな仕事に支障がないように退職日を決めて届を出した。2か月以上前に、退職届を出して、以後は引継・残務整理で1日たりとも有給消化などできなか

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不思議な発達凹凸のエピソード 人間の不思議さ

不思議な発達凹凸のエピソード 人間の不思議さ

発達凹凸。
その特性は、十人十色 百人百様。
一概には言えないのだという。
例えば非常に狭く限定した一分野に於いて年齢不相応なほどに高い能力を示すこともあるのだという。

療育に通ってくる未就学児の中に、掛け算が暗算でできる年中児がいるのだとか。
九九?それくらいなら、寿限無寿限無…みたいに覚える子はいるんじゃない?教えれば。
と思ったが、よく聞いてびっくりした。

中学受験で名の通った塾が作って

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家族の機能と家族の歪みと…その必然について考えたこと

家族の機能と家族の歪みと…その必然について考えたこと

実母が、夫である私の父についての批判をするときに必ず言い訳のように、
「あなた達の大事なお父さんだから大事にしているけれども」「あなた達の大事なお父さんだから言ってはいけないと思うのだけど」
という言葉をくっつける癖がある。

父の性格のわがままなところ、自己中心的で冷たいところ、穏やかで優しいとみえて実は他者に無関心なところ、見栄っ張りで幼稚なところを知っているので、母のやりきれなさは理解できる

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年収の壁 支援強化パッケージのテレビCMに思うこと レモンバームさんへのコメント返信のまとめ。1月28日追記あり。

年収の壁 支援強化パッケージのテレビCMに思うこと レモンバームさんへのコメント返信のまとめ。1月28日追記あり。

レモンバームさんからこの記事にコメントをいただき、長い返信を書いた。これを返信にとどまらせず、記事にすることにした。

1月28日追記:私が子ども達を得たのは平成一桁の頃。
私の子が成人するまでと比較してみて、今は親に要求されることが増えている。
私自身が育った昭和の頃と比べて、私自身が子育て中に親に要求されたことが大きく増えていたが、今はそれに増して増えている。
そのことを、はっきりと書いておき

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エラい迷惑でしたわ…

エラい迷惑でしたわ…

「………あのね母さん…。言いにくいんだけど…。最近は送ってきてないのに言うのもナンだけど…」。

電話の向こうの長男、気を遣っている。

「ウチに、反ワクの資料送るの、やめてくれない?」

送ったの、もう1年以上は前だと思うけどな…。長男一家全員が罹患したあとは、天然ワクチン完了として一切送ってないはずだから。
記憶にあるのは、子どもへの接種圧力に特に危険を感じた時期(孫が幼稚園児だから集団圧力が

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大変なことが見えないなかで進んでいる

大変なことが見えないなかで進んでいる

真ん中がなくなる
ハイかイイエ、イエスかノーか、AかBかの二者択一が増えた。AでもありBでもある、AでもないBでもない、そんなモノ・コト・場が減った。それは目に見えないから、その存在を知っている人は、それがなくなったことが分かる。しかしそれを知らない・体験したことのない人は、その存在に気がつかない。なぜそれがそうなったかという背景を知らない人は、その意味すら分からなく、それはいつかみんなの記憶から

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感染対策に見る合理的思考の弊害🤐

感染対策に見る合理的思考の弊害🤐

私達は、合理的思考を強化するために子供の頃から教育を受けて来た。
合理的思考ができる脳を作ると理性的に思考ができるからだ。
何故そうなのかを理論的に説明できるからである。

ところが理不尽な人生、人間の考えも及ばない自然の摂理、
目に見えない物(ウイルスなど)、微生物と人体の関係など
合理的思考で理解しようとすると間違った結論に達する事が
あるのではないだろうか?

例えば専門家が主張し続けている

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過小評価されている打撲の怖さ。

過小評価されている打撲の怖さ。

打撲がカラダに与える影響をちゃんと理解している人はほとんどいない。

ぼく自身も整体指導者として活動していなかったら未だに分からなかったよね。

カラダに力が加わって

ぶつかった皮膚にあざができる。

皮下組織での内出血。

衝撃が強くて皮膚が破れて出血することもある。

さらに衝撃が強ければ骨が折れる。

出血が無くて、骨折が無くても、衝撃が脳にいけば場合によっては死に至る。

不意打ちだった

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おためごかしをぶち上げるとき、そこにはかならず魂胆があると考える今、自分自身の原点に立ち戻る。

おためごかしをぶち上げるとき、そこにはかならず魂胆があると考える今、自分自身の原点に立ち戻る。

『年収の壁』という言葉を、政治家もマスコミも軽々しく使うな。
他人事みたいに言うな(他人事だから言うんだということは、バレバレ)。

おためごかしに、ニヤニヤしながら近寄ってくるのはいつものこと。
「『年収の壁』があるせいで、もっと働きたい人が働けないのは社会の損失だ。なんともったいない!悪いのは年収の壁だ!!」などと、もっともらしい顔付きで述べたてるのだからタチが悪い。
そんな論調にうかうかと載

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モラハラの原因を発達障害と捉える事に関する危険性について

モラハラの原因を発達障害と捉える事に関する危険性について

これ割とX(旧Twitter)で見かけるケースなのですが「モラハラ」の原因を“ASD”や“ADHD”などの発達障害と捉えてらっしゃる方をちょくちょく見かけます。

https://note.com/_ego/n/n5ef68c00cb2d

これは以前に発達障害の方とモラハラ被害者の方に協力して貰って実施したアンケートを元にまとめたnoteですが非常に興味深い結果になっています。

テーマは簡単に

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