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2023年10月の記事一覧

私の好きなNHK大相撲実況アナウンサー

私の好きなNHK大相撲実況アナウンサー

私は相撲が好きだ。国技館でも2回見てる(たまたま稀勢の里の現役最後の相撲も見れた。コロナ禍前だったのでいろんな力士の名前を叫びました😅)。

相撲のいいところは……①ダラダラ見れる

「勝敗の9割は立ち合いで決まる」と思うので、立ち合いの直前から見てればいい。ダイジェストだと蹲踞(そんきょ)の状態から始まることが多く、どちらが先に腰を下ろしたかなど細かいことがわからない。
サッカーだと目を離した

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公募生活

公募生活

「公募ガイド」をご存知ですか?

世間では毎日さまざまな「公募」があるのです。

「公募」がわからない?

「公募」とは、いろんな団体が募集しているネーミングや標語、川柳、体験記、デザイン、イラストなどのことです。

文学賞も一応これに含まれるみたい。

そんな山ほどある公募の情報ポータルサイトが「公募ガイド」なのです。

もともとは月刊誌でしたが、雑誌の方はいまは年4回刊みたいです。

ネットで

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初めての成瀬巳喜男を、スクリーンで

初めての成瀬巳喜男を、スクリーンで

ネタバレあり。

「乱れる」

監督:成瀬巳喜男
製作:成瀬巳喜男、藤本真澄
脚本:松山善三
撮影:安本淳
美術:中古智
録音:藤好昌生
照明:石井長四郎
音楽:斎藤一郎

出演
酒屋「森田屋」の次男・森田幸司:加山雄三
長男の嫁・森田礼子:高峰秀子
母親・森田しず:三益愛子
長女・森田久子:草笛光子
次女・森田孝子:白川由美

新文芸坐の生誕100年記念特集「高峰秀子と名作たち」で、「乱れる」を

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人は忘れるためにメモをとる 鬼才クリストファー・ノーラン監督の「メメント」【ネタバレなし】

人は忘れるためにメモをとる 鬼才クリストファー・ノーラン監督の「メメント」【ネタバレなし】

新文芸坐で「メメント」を見てきた。

「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」などの売れっ子監督、クリストファー・ノーランの第2作。

10年近く前にDVDで一度見て、ノーランの鬼才ぶりに一気に心を奪われてしまった。

おそらく先にレオナルド・ディカプリオと渡辺謙が共演した「インセプション」を劇場で見ていたのだと思う。

それでノーランが好きになって、過去作を辿ったのだった。

「イ

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なぜリリースした?と思わせるオラフソンのゴルトベルク変奏曲

なぜリリースした?と思わせるオラフソンのゴルトベルク変奏曲

「鬼才」として名を馳せる、ヴィギングル・オラフソンのゴルトベルク変奏曲を聴いた。

今冬に来日が予定されており、日本でもこの曲を披露することになっている。

以前から一度生で聴きたいと思っていた。しかしサブスク先行配信のアリアのみ聴いて「?」という違和感を持ち、全曲配信になっていたので今朝すべて聴き通して思ったのは、

リサイタル行かなくていいかも……😅

だった。

ある箇所の決定的なセンスの

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クラシック初心者は何から聴けばいいか?

クラシック初心者は何から聴けばいいか?

「クラシックが好きだ」と話すと、たまに言われるんです。

「おすすめのCD(曲)、教えてください」

これは結構困りますね😅

だって映画の好みにしても人によって違うじゃないですか。
マーベル映画が一番好きって人に重たいヒューマンドラマ薦めてもあんまり面白がってくれないと思うんですよね。逆もまたそうです。

「好きなCD(曲)、教えてください」

だったらまだいいんですよ。

「おすすめの」って

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思い出の海外オーケストラ (1)

思い出の海外オーケストラ (1)

私は世界の名門オーケストラをそんなには聴いていない。ベルリン、コンセルトヘボウ、シカゴといったいわゆる一流どころだ。

そのかわり、1.5流というのか、多少お手頃価格で聴ける世界のオケはいろいろ聴いてきた。
当時の鑑賞日記を振り返りながら思い出を書いてみたい。

1997年1  ベルリン放送交響楽団 (ラファエル・フリューベリック・デ・ブルゴス)

最初の海外オケ。宇野さんの影響で前橋汀子を熱心に

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実はラーメン批評と似ていたクラシック批評

実はラーメン批評と似ていたクラシック批評

今日のお昼はクリニック近くにある行きつけのラーメン屋で食べた。

私はラーメン屋があまり好きではないので、定期で通ってるのはそこだけだ。

まず、なぜ苦手なのか?を説明すると…

・並んでまで食べたくない。
・食べたらすぐ出ないといけないのが落ち着かない。
・「俺の人生の一杯を食え!」みたいなノリが暑苦しい。

などが理由である。

行列のできる人気店のカウンター席で食べるより、B級中華料理店のテ

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レコ芸を知らない子供たち〜オタクのものでなくなったクラシック

レコ芸を知らない子供たち〜オタクのものでなくなったクラシック

かつて私はTwitter上でフォークソングの名曲「戦争を知らない子供たち」の替え歌で「レコ芸を知らない子供たち」「朝比奈を知らない子供たち」「功芳を知らない子供たち」という“迷曲”を“作詞”した。
(何度も断っているが、私はミスチル世代なので杉田二郎なんか同世代の100人のうち10人も知らないだろう。クラシック同様、時代を経てもなお歌い継がれる歌謡曲にも大きな関心があるのだ)。

クラシックオタク

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ブルックナーが好きな女たち 小泉和裕/東京都交響楽団の交響曲第2番

ブルックナーが好きな女たち 小泉和裕/東京都交響楽団の交響曲第2番

サントリーホールで都響定期を聴いてきた。

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調 WAB102(ノヴァーク:1877年稿)

指揮:小泉和裕

小泉和裕を聴くのは3度目。初めて彼を聴いた名古屋フィルとの「エロイカ」はゾーンに入ったような超絶的名演だった。

続いて聴いた神奈川フィルとのブラームス4番は前回でハードルが上がってしまったせいか、やや

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何かすごいものを見た カーチュン・ウォン/日本フィルのマーラー交響曲第3番(1日目)

何かすごいものを見た カーチュン・ウォン/日本フィルのマーラー交響曲第3番(1日目)

サントリーホールで、カーチュン・ウォンの日本フィル首席指揮者就任披露演奏会を聴いた。

マーラー:交響曲第3番 ニ短調

指揮:カーチュン・ウォン
メゾ・ソプラノ:山下牧子
女声合唱:harmonia ensemble
児童合唱:東京少年少女合唱隊

いつもは帰りの電車で大方の文章を書いて帰宅してから推敲して載せるのだが、ホットな気持ちで感想を書きたいのでカラヤン広場で書いて帰ります😅

いやは

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SNS向いてない

SNS向いてない

SNS向いてない気がしてきた。

もともと世間に発信がしたくてやっていたところがある。
しかし、SNSというのは交流のためのツール。そのズレを最近感じてきた。

SNSで大方の人がやってるのは自分の日常を綴って、それを読み合う行為だ。
以前も書いたが、私は他人の日常にさほど興味がない。

というのは言いすぎだが、たまに会って話をするぶんには自然と興味を持てるけど、SNSで毎日つぶさに知りたいとまで

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酷評は誰のため?

酷評は誰のため?

今回は下書きをしてから書くので構成が多少まともかも😅

いつも思いつくまま書いてるので、話が飛んだりまとまりに欠けることもしばしば。

結局言いたいことがハッキリしてないと読者の印象には残らない。

クラシックのコンサートも多分そう。覚えられない現代音楽より「ジャジャジャジャーン」みたいに帰りに鼻歌歌いたくなる曲の方がよいのだ😅

さて本題。私はこのブログでコンサートの感想を書いていてたまに酷

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