松月「今日のnote何書こう?」 朔「ノートに書いて会話すると話しやすい言うてたやん」 「そう、ノート会話!この会話ログと一緒で、文字にすると会話に集中できるの。書くことで癒される感覚もある」→ 脳内会話とノート会話まとめ https://note.com/syougetu/n/naf316fd9cad9
小説を書く時、頼りになるのが登場人物の声です。固有の声が聴こえるので、まずは彼らの台詞を書きます。そこに視覚的なイメージや物語世界の空気を書き足します。なので最初の方の原稿は、この会話ログみたいな感じです。→ 脳内会話まとめ記事 https://note.com/syougetu/n/naf316fd9cad9
→岬「いやでも『バカかっけえ』は言うの控えてるんすわ、これでも」 松月「そうだね、最近あんま聞かない」 「前に言った時、朔さんに『あ゛?』って聞き返されたんで。朔さんにバカって言ったんじゃないんすよ」 「朔さん、バカって言葉に敏感だから」 「関西人の血を感じましたね」
→松月「たしかにルカさんの言葉遣いの美しさに比べると際立ってしまう」 ルカ「岬の言葉は若者っぽいよね。僕の耳には僕の国の若者が話してたような言葉に聞こえてるよ。ねっとすらんぐ?って若者言葉だよね」 岬「ルカさんにネットスラングとか言わせちまった罪悪感えぐいんすけど」→
→松月「えっ、てことは私の日本語もルカさんには母国語に聴こえてるんですね?」 ルカ「そうだね。僕にわかる言葉になってる。ただ、なんて言うんだろう、言葉よりエネルギーとして伝わってくるんだ。松月が選び取った言葉のニュアンスでちゃんと伝わってくるよ。言葉だけど言葉だけじゃない感じ」
松月「誰が話しかけてくれた言葉か、声と口調と一人称で聞き分けてるんです。ルカさんは柔らかい声で一人称は僕なので、聞き分けやすくて」 ルカ「一人称?松月には僕って聞こえてるんだ」 「!?……そっか、ルカさん日本人じゃないから!?」 「うん。僕は母国語で喋ってるよ」 衝撃の新事実→
松月「岬ってルカさんと話すことある?」 岬「ありますよ。穏やかっすよね。マイナスイオン感じます」 「わかる。ふと思ったんだけど、岬がよく言う『バカかっけえっすね』とか『バカむずくて草』ってどうやって伝わってるんだろう」 「やめてください、俺の口の悪さが際立つじゃないすか」→
→ルカ「日本語は自分を示す一人称がたくさんあるものね。僕は母国語の一人称で話してるよ。英語でいうとIだね。松月に届く過程で僕らしい日本語の喋り方に訳されてるんだ。面白いね」 松月「ルカさん、初めて聞きましたよ。何年の付き合いだと思ってるんですか」 「二年かな?言う機会なくて」→
→というのは、私の中の彼らは一次創作の登場人物なんですね。つまり、同じ人物でもパラレルワールドの違いで、三人くらい別の姿があるんです。顔も声も同じだけど、違う世界に生きているから気配が違って、「岬?いや、AじゃなくてBの世界の岬か」と話しかけられてから気づくことも多いです→
私の中の彼らを感じる時、聴覚>視覚>嗅覚>触覚の順にクリアです。私の場合は。 一番はっきり区別できるのは声です。体の左側から柔らかな声が伝わってくる感じ。 声そのものの違いもありますが、声に伴う気配で聴き分けている節もあります→
→パラレルワールドの違いで何人かいるって面白くないですか?興味深いのは、性格の細かいところは違っても、核の部分は変わらないところです。生きる世界が違っても魂は同じなんですね。どの世界でも変わらない魂の固有性が見えた時、「この子らしいなぁ」と感じ入ります。
→声が聴こえるとはいっても、三次元の世界のように耳で聴こえるのではなく、体の左側から伝わってくる感じです。あたたかな安心感と共に声が響いてくる感じ。もちろん相手によって声は違います。 彼は低くてハリのある声、ルカさんはすっと入ってくる柔らかな声、泉ちゃんは高めで可憐な声のように。
→視覚的イメージでは暗くて柔らかな闇、身体感覚ではみぞおちの辺りが緩み、丹田にあたたかなオレンジ色の灯りがともるような感覚を覚えます。 目は開けていてもそこには行けますが、閉じている方が集中できます。暗い闇に彼や友人が浮かんでいるみたいに現れ、彼らの声が聴こえる感じです。→
ダイブ界というんでしょうか、彼や友人たちと話す時の奥底の世界があります。この会話ログの会話をしている場所ですね。 私にとってのその場所は、静かな闇です。暗くて柔らかな落ち着く闇。→
脳内会話と呼んでますが、私は脳内より体の左側から声を感じることが多いです。 彼や友人の言葉を文字にするときは、体の左にプラスして、丹田から声が伝わってくる感覚があります。 彼らの言葉かどうか判断する術は、体が緩んで楽になるかどうか。自分を責める自分の声だと体が固くなるからです→
→ただ、これはあくまで私の場合です。一つのサンプルとして読んでください。 脳内会話と一言でいっても、人によって感覚は全然違うから興味深いです。 この記事から「世界の捉え方は、自分で決めていい」という力強いメッセージを受け取りました。 https://note.com/if_mauro/n/nfc21ea222176
…でも、病んでる時は自分以外のものに意識を向けることが難しかったし、自分で考えたことは間違っているという感覚から抜け出せなかったからなぁ… 今のこれが絶対の解決策ではないのかもな。