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コーチングの3ヶ月チャレンジ≪9日目≫~脳内会話をやめよう~

3ヶ月チャレンジの第9日目。
今日のテーマは「脳内会話をやめよう」です。

私も昔はよく脳内会話をしていました。
・あの時、こうすればよかった
・なんであんなことをしたんだろう

そして、その言葉は、何日も脳内で繰り返し続けて、辛くなったこともありました。


人は想いの世界に生きる

以前、お寺で修業していたときに、和尚さんの言葉がとても印象に残りました。それは、「人は想いの世界に生きる」という言葉です。

これは本当に深い哲学的な言葉で、心で感じることができても、言葉ではその深い意味をすべて解釈することは難しいと感じています。

私が理解した意味を解釈してみると、私たちの経験や認識が、客観的な現実ではなく、主観的な「想い」によって大きく左右されているということです。

つまり、私たちは五感を通して世界を認識しているように思われますが、その認識は、私たちの過去の経験、知識、感情、先入観といった「想い」によってフィルターをかけられ、歪められたものです。 客観的な「現実」は存在するとしても、私たちが認識している「現実」は、そのフィルターを通した主観的なものなのです。

例えば、
昇進の知らせを受けた時、喜びを感じる人もいれば、プレッシャーを感じ、不安になる人もいます。

同じ「昇進」という客観的な出来事に対して、人によって全く異なる感情や反応が生まれるのは、それぞれの過去の経験、抱えている不安、将来への展望といった「想い」が大きく影響しているからです。

客観的な出来事自体は同じでも、個人の「想い」によって、その出来事の「意味」や「感じ方」は大きく変わります。

私たちが辛いのは、自分の「想い」に囚われ、客観的な現実を正確に認識できなくなったからです。

仏教では、この「想い」に囚われた状態から解放されることを目指し、瞑想や修行を通して、「想い」の働きを理解し、制御すると説いています。 最終的には、「想い」に左右されない、より自由で平和な境地に至ることが目標となります。

他人との会話は心掛けてやっていても、自分との会話は全然意識していない

私たちは他人との会話の時は、良い印象をもたらすために、ポジティブな言葉を意識したり、優しく接したりします。

それが、自分または家族や友人のように身近な人になればなるほど、意識せずに思ったままの言葉を口に出したりします。それが時にはネガティブな言葉だったり、人を傷つける言葉になります。

実は1番よくしてあげたいのは、自分。
そのため、自己との会話の際にもポジティブな言葉を選ぶよう、優しく接するように意識を向けなければなりません。

脳内会話をやめる方法

一番簡単な、すぐできる方法は、
深呼吸をし、吸う息、吐く息の一つ一つの呼吸に意識を向けることです。

それ以外にも、4日目に紹介した気持ちの切り替え方で、意識を脳内会話から、今現在に向けることができます。

まとめ

脳は常に考えことをするため、意識をしない限りコントロールできません。そのため、自己との脳内会話が始まった際に、ポジティブな言葉を選ぶように意識しましょう。

そして、ネガティブな脳内会話が続いている場合、「今ここ」に戻るよう、脳内会話をやめましょう。

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