私が太宰治の「走れメロス」を読むと前回呟きのようになりますよ 友達美談って作品が良い方にひとり歩きしたんだなと思っています。こういう事もあるんですね。 太宰治の他のも読んでみなさいよ。「人間失格」でも良いけど「桜桃」でも良い。 本当は綺麗事を書かない太宰治ですよ。 ↓青空文庫より
10日ほど前、都内で桜桃の君にお会いしました。周りの方はその桜桃を話題とされて、傍の私にも聞こえて参りました。そのとき何故だか装飾について触れるのが憚られる心地がいたしまして黙っておりましたが、調和というものがそこにあるように思われました。その翌週私は年に一度の桜桃に会いました。