味わう事もなく夏は溶けた
味わう事もなく夏は溶けた。
僕は現在、時間の流れに置いていかれ
今まで知らないふりをし放置していた彼と向き合っている。
彼は言う苦しいとそれでも身体中に周ってしまった毒を必死に搾り取ろうとしている僕がいる。
これは全て現実で、もがき足掻いている。
全ての道は死が手を差し出している。僕は最初に選んだ1つの道を身体1つで歩む。
頬や手、醜い尻を打たれてもガラスを踏み自分の血を恨んでも誰もいない道をただ歩んでいる。そこに正しさなど無い。
彼は言った僕は今何処にいるのだろうか。
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