深読み 太宰治の『桜桃』とタルコフスキーの『ストーカー』
住野よるの小説『君の膵臓を食べたい』のことを書いていたら、いつのまにか太宰治の短編小説『桜桃』の話になり、そこから Andrei Tarkovsky（アンドレイ・タルコフスキー）の映画『STALKER（ストーカー）』へと発展していった（ついでにドゥニ・ビルヌーヴの『ARRIVAL（邦題：メッセージ）』も）。
実に実りある考察だったので、ここに記録しておく。
いつか機会があれば、完全解説してみようと思う。
『君の膵臓を食べたい』の男の子の名前は何の木か？
— 岡江 門（途方もない妄想に取り憑かれた男） (@okaemon10) January 2, 2023
村上春の樹でも、暗夜行路の樹でも、桜桃の樹でもない。
答えはユーカリの木だ。 https://t.co/OBqzT2oDlD pic.twitter.com/eJDQb9Zy6W
大晦日に『君の膵臓を食べたい』を取り上げたので、初夢に太宰治の夢を見た。
— 岡江 門（途方もない妄想に取り憑かれた男） (@okaemon10) January 2, 2023
太宰の『桜桃』の夢だ。
テレビでは箱根駅伝をやっているので、せっかくだから僕の見た夢の話を書いておこう。https://t.co/QDGIV1zNta
二日前から太宰治の『桜桃』が気になっていた。
— 岡江 門（途方もない妄想に取り憑かれた男） (@okaemon10) January 3, 2023
何かに似ているような気がして。
昨夜見た夢で、それが何なのかわかった。
太宰治の『桜桃』は、タルコフスキーの『ストーカー』とよく似ている。
元ネタが同じなのだから当たり前のこと。
なぜ気がつかなかったんだ。https://t.co/wumH61HnFB
タルコフスキーの『ストーカー』の主人公は、絶望しているストーカー（彷徨い歩く人・案内人）の男。
— 岡江 門（途方もない妄想に取り憑かれた男） (@okaemon10) January 3, 2023
子供は小学生になっても言葉が喋れない障害者（原作小説では「猿」と呼ばれている）で、妻は夫の職業と育児ノイローゼで情緒が不安定。
だから男は家庭から逃げるようにして「職場」へと向かう。 pic.twitter.com/ch6mOIs0s9
僕はタルコフスキーが大好きーなので、いつか必ず完全版を書こう。
もちろん「いつか」とは一月五日のことではなく、someday や one day の「いつか」だ。
ではまた、その時に。