ベッドサイドエッセイ 〜 第一夜 『にじの詩』
私は、歌を歌うことが好きだ。
思えば、生活の、暮らしの、
あらゆる場面で歌を口ずさんでいる。
そう私は、数多く存在する歌の中でも、
歌いやすい歌、いわば、
口ずさみやすい歌が好きだ。
口ずさみやすい歌の代表格といえるのが、
俗に言う歌謡曲や童謡があげられる。
たとえば、「にじ」という、
私のとても大好きな歌がある。
この歌をぼくは、小学校のロクソウカイ
いわゆる卒業してゆく六年生のためにひらかれる
そんな集会でだ。
そこで、二年生が、
私たち六年生