noruniru

大学院卒の30歳。歴史、音楽、アニメ、漫画、読書が好きな普通の会社員です。文学や古典、歴史に関することがとくに好きです。 大学院では日本近世史専攻(江戸時代)。読書や本に関すること、雑文を書いています。週1のペースで「よるのひとりごと」というエッセイや雑記を投稿しています。

noruniru

大学院卒の30歳。歴史、音楽、アニメ、漫画、読書が好きな普通の会社員です。文学や古典、歴史に関することがとくに好きです。 大学院では日本近世史専攻(江戸時代)。読書や本に関すること、雑文を書いています。週1のペースで「よるのひとりごと」というエッセイや雑記を投稿しています。

マガジン

  • とらねこ村<トランスミッション>

    • 157,511本

    あなたと作る共同マガジン。総勢4000名が関わる大規模マガジンに成長中。グループ合計で参加者1,500名、フォロワ数2,500名、約18万記事が収録中。🥕コンテンツを広めたい方の参加をお待ちしています。🥕マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね。

  • また読みたい素敵な記事

    皆さまが大事に書かれた記事、また読みたいです。

  • よるのひとりごと

    徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向いたらボチボチ書きます。

  • 文学作品全文にツッコミを入れる

    青空文庫に載っている文学作品1つ取り上げて、全文にツッコミを入れるという遊びをやってます。太宰治作品が多め。

  • 自由気ままに言の葉を紡ぐショートショート

    自由気ままにただ自分の中にある言の葉で綴る、ぎごちない物語を1,000字以内で描くショートショート。 文章力を上げたいだけの自己満足なマガジン。

最近の記事

  • 固定された記事

文章を書くのが「好き」なのではなく「喜び」だと思う

春近き夜の空気を吸いながら都会を闊歩している。不思議と春の足音が聞こえてきた気がする。最近、ものすごく文章を書くことに喜びを感じている。気候の移り変わりが僕をそうさせたかもしれない。 どんなことにも「好き」か「嫌い」かではなく喜びを感じるかどうかで決めた方が良いと思う。とくに結婚を決めるとき、相手のことが好きかどうかより、その人と一緒にいて喜びを感じられるかが大事だ。つまるところ、人間は直感で自分を判断している。他人本意より自分本位のほうが意外と合っていたりする。何を決め、

    • 夜ふかしが楽しいのは今日という1日を終えたくないから

      「お引っ越しの理由はなんでしょうか?」 「心機一転…ですかね」と、少しだけ微笑みながらそう答えた。 今年の7月に引っ越しした。更新の時期が迫ったとき、せっかくだからと、引っ越しを決めたのである。 理由は「心機一転」と、不動産屋さんの受付票にもそう書いた。法人契約で借りたので初期費用は会社が負担してくれる(後に給料から控除されるわけだが)。いい会社だ。本当にありがたい。 引越し先の最寄り駅はむずかしい漢字が宛てがわれていて、駅名を言っても「え、どこ?笑」と言われる、各駅停車

      • 太宰治『畜犬談』全文にツッコミをいれてみた

        本文は以下、「青空文庫」からの引用である。 ※現代において不適切な表現が見受けられるが、当時の文学性を鑑み、原文ママ引用する。 愛犬家かと思ったらそっちか! そこまで自信たっぷりに言われましても… 過言すぎるやろ N=1の体験談を一般化しないでくれ! 過激派だ~ 残飯かどうかはわからんやろ 「それってあなたの感想ですよね?」すぎる 狂犬病とか考えるとたしかに怖いものはありますよね

        • 日曜日の夜に考える。30歳になったいま、なにを思うか。

          そこにいたのはたった2ヶ月なのに、まるでフィルムが掠れたホームビデオでも見ているかのようであった。古びた幸せがまとわりついたそれは、思い出をなぞった映像のように思えた。 2ヶ月にわたる出張が終わり、ようやく東京へ帰ろうとする駅の券売機の前に立っていた。この地とようやくお別れか。と、感慨に浸る余裕もなく、また次の日はやってくる。 券売機で一番端にある切符を買った。僕の身体を運んでくれるこの長い箱から見えるのは、田園風景から都会のビルへと変わった。2時間にわたる電車に揺られな

        • 固定された記事

        文章を書くのが「好き」なのではなく「喜び」だと思う

        マガジン

        • とらねこ村<トランスミッション>
          157,511本
        • また読みたい素敵な記事
          25本
        • よるのひとりごと
          99本
        • 文学作品全文にツッコミを入れる
          21本
        • 自由気ままに言の葉を紡ぐショートショート
          1本

        記事

          太宰治『I can speak』全文にツッコミを入れてみた。

          以下、本文は『青空文庫』からの引用である。 いきなり何ですか??? ひさしぶりに太宰の人間らしさをみた なんで小説家はわざわざ遠い地で書きたがる??? 自己監禁というやつですか 実はマヌケ…??? エモいなぁ それはそうでしょうね。 日当たりって大事だよ

          太宰治『I can speak』全文にツッコミを入れてみた。

          29歳男性のリアルなひとり暮らしについて

          ひとり暮らしとは自由は多いが生きづらいところだと思う。丁寧なくらし、コスパのいい生活、ミニマリズムな生活、そのような良いものではなく、ここでは29歳男性のリアルなひとり暮らしについて語っていきたい。 今年の7月に契約更新を機に前に住んでいたところを引き払って、新たな地に引っ越した。どうせならもっと会社の近くに引っ越そうと思ったからだ。 内見のときは不動産屋の車で行ったから分からなかったけど、周辺はまじで何もない。スーパーとコンビニがあるだけ。肝心の駅前にはカフェや飲食店が

          29歳男性のリアルなひとり暮らしについて

          終電を逃した新宿で元カノとシーシャを吸った夜【エッセイ】

          失恋の傷心に駆られるほど暇ではない日々だった。 先日は29歳の男性が恋人と別れた記事を書いたところ、たくさんのスキをいただいた。 婚期逃したのは残念に思いながらも、ようやく独り身になれてよかった。しかし、今でも心残りなのが、最後の別れ際に言われた「元気でね」という一言が、2024年に入っていちばん響いた言葉だった。大波が打ち寄せる海辺に立ち尽くしたような気分だった。 東京は1人でも生きていける。と、いうと語弊があるが、人間との関係が経たれるとたまの孤独を感じる。1人でい

          終電を逃した新宿で元カノとシーシャを吸った夜【エッセイ】

          29歳男性、恋人と別れた。

          このタイトルにしておいて何から書出せばいいか分からないがとりあえず、恋人と別れた。5年弱付き合っていた人と2ヶ月前に。ハッハッハッハー(なぞの笑い) ちなみに別れを切り出したのは向こうから。フラれた瞬間 うわぁぁぁあ!これが人生ってやつかぁぁああ!!! ……と、目の前でクリリンがやられたときの悟空ばりに絶叫した。(もちろん比喩。絶叫してたら奇人すぎるやん?)またあとで詳しく書くが、不思議と失恋というショックは感じなかった。 Twitter(頑なにXとは言いたくない)で

          29歳男性、恋人と別れた。

          芥川龍之介『蜘蛛の糸』全文にツッコミを入れてみた。

          以下、本文は青空文庫からの引用である。 はい!なんでしょうか!!!(いちいちつっこまなくてよろしい) 御釈迦様が日本に転生しました!!!『パリピ孔明』みたいですね!!! みなさんを代表して「蕊」の意味を調べました。花の生殖器官のこと。つまりおしべとめしべ。こういうときしか使わない漢字ってコスパ悪すぎじゃない??? いや、勝手に朝だと決めつけないでもろて…。 想像するとかるいホラーですよねぇ。 御釈迦様が下界を覗いてらっしゃる…。 犍陀多、なにして地獄に行ったんだ

          芥川龍之介『蜘蛛の糸』全文にツッコミを入れてみた。

          太宰治『女生徒』全文にツッコミを入れてみた。【後編】

          以下、本文は青空文庫からの引用である。 『女生徒』は有明淑が太宰に送った日記を基になっている。戦時中における14歳の女学生の1日を描いたものである。思春期ならではの描写がよく描かれているのが特徴的。太宰作品の中でも読みやすく、作風としてはめずらしくバッドエンドにはならない。 今回の『女生徒』全文ツッコミも長編となるので【前編】【中編】【後編】とわけてお届けしていく。 本記事は【後編】となるので、ぜひ【前編】【中編】もご覧ください。 【後編】は下校からスタートです。 自分を

          太宰治『女生徒』全文にツッコミを入れてみた。【後編】

          太宰治『女生徒』全文にツッコミを入れてみた。【中編】

          以下、本文は青空文庫からの引用である。 『女生徒』は有明淑が太宰に送った日記を基になっている。戦時中における14歳の女学生の1日を描いたものである。思春期ならではの描写がよく描かれているのが特徴的。太宰作品の中でも読みやすく、作風としてはめずらしくバッドエンドにはならない。 今回の『女生徒』全文ツッコミも長編となるので【前編】【中編】【後編】とわけてお届けしていく。 本記事は【中編】となるので、ぜひ【前編】もご覧ください。 イケてる女教師(?)参戦! まさか小杉先生って

          太宰治『女生徒』全文にツッコミを入れてみた。【中編】

          太宰治『女生徒』全文にツッコミを入れてみた。【前編】

          以下、本文は青空文庫からの引用である。 『女生徒』は有明淑が太宰に送った日記が基になっている。戦時中における14歳の女学生の1日を描いたものである。思春期ならではの描写がよく描かれているのが特徴的。太宰作品の中でも読みやすく、作風としてはめずらしくバッドエンドにはならない。 今回の『女生徒』全文ツッコミも長編となるので【前編】【中編】【後編】とわけてお届けしていく。 かっっっわいい書き出しだ~~~ 寝起きの姿なんて見られたくないもんね。うんうん。あと、朝が弱いんじゃな

          太宰治『女生徒』全文にツッコミを入れてみた。【前編】

          太宰治『桜桃』全文にツッコミを入れてみた。

          6月19日は太宰治の遺体が発見された日である。実際に入水自殺を図ったのは13日とされているが、遺体が発見された6月19日を「桜桃忌」と称されている。 太宰治『桜桃』は、太宰と思しき語り手が主人公であり「子育てに苦悩する父親」として描かれている。この物語は子育てに疲弊する夫婦の物語である。 以下、本文は青空文庫からの引用である。 「と思いたい。」ということは本当は思っていませんね? この時代は父というのは…。 生きづらい親ですな。 なぜ気圧されているんだ。。。 な

          太宰治『桜桃』全文にツッコミを入れてみた。

          太宰治『人間失格』全文にツッコミを入れてみた【第三の手記②】

          長きにわたる『人間失格』全文ツッコミも今回で完結となる。大長編であり、執筆に多大な時間を要したが、今一度『人間失格』を深読みでき、良いものとなった。 前回までのはこちらから。 以下、本文は青空文庫からの引用である。 いまのところ利害しか生んでいない「交友」関係だ~ 葉蔵、女について熱弁する 葉蔵なりに順風に生活が遅れているようでなによりだ。てか、結婚したな…??? また堀木だ!!!こんなときに!!! 堀木、マジで何しに来たん…

          太宰治『人間失格』全文にツッコミを入れてみた【第三の手記②】

          太宰治『人間失格』全文にツッコミを入れてみた。【第三の手記①】

          今回は『人間失格』における「第三の手記」の途中までとなる。「第三の手記」はまぁまぁ長いので分割した。 前回までのはこちらから 以下、本文は青空文庫からの引用である。 伏線回収です(拍手) そういえばいつ絵なんて描いてました? 「出ちゃいけませんよ。とにかく、出ないで下さいよ」はフリですね??? 住める家があるだけええやろ。

          太宰治『人間失格』全文にツッコミを入れてみた。【第三の手記①】

          太宰治『人間失格』全文にツッコミを入れてみた。【第二の手記②】

          しばらく間が空いてしまったが太宰治『人間失格』全文ツッコミの続きとなる。前回までのはこちらから。 以下、本文は青空文庫からの引用である。本記事では「第二の手記」において、主人公が上京してからのお話である。 やろうともしなかったではないか 竹一に見破られてもなお「完璧に近いお道化」と言い張る男 あ、一応同居はできるんだ。集団生活とは。 絵描きになろうとしたが挫折して独裁者になった人物を僕は知っている。(ヒトラー) 怠惰な学生なこと… どうせ校歌なんて忘れるから大丈

          太宰治『人間失格』全文にツッコミを入れてみた。【第二の手記②】