CDで音楽を聴く。実は録音技師がうまい、という説がある。たしかにマゼール&WPOの”ペトルーシュカ”とか、ブーレーズ&WPOのマーラーの第6交響曲とか、90年代の録音は、アナログ時代の録音に比べて、音の抜けがいいし、錯綜する音の見通しもいい。演奏者の技量が主とは考えたいが、さて…
きょう聴いた曲。ストラヴィンスキーの”ペトルーシュカ”(マゼール&WPO)とベートーヴェンの第1交響曲(マゼール&CO)。ペトルーシュカは二日続けて聴く。ウィーン・フィルのやわらかい音色と、マゼールの緩急自在な指揮が絶妙。うまいなと思う。ベートーヴェンは、元気な演奏という印象。
今日は”ストラヴィンスキー祭”だった。CDでいろいろ聴く。まず”プルチネルラ”組曲。続いて交響詩”うぐいすの歌”。いずれもケーゲル指揮ドレスデン・フィル。演奏はよかった。特に前者がよい。あと、ジュリーニ指揮CSOという豪華盤で”ペトルーシュカ”組曲。歌と壮大さ、迫力が共存の名演。
ストラヴィンスキーの”ペトルーシュカ”に、最近ハマっている。リズミックだけど、親しみやすいメロディーも。ピアノが活躍するのもよい。ブーレーズ&NYP盤を愛聴してきたが、最近ブックオフでアバド&LSO盤を110円で手に入れ、楽しんだ。ブーレーズ盤の緊張感。アバド盤の躍動と若々しさ。
ほとんど譜面を書き直さない作曲家がいる反面、ストラヴィンスキーは自身の代表作に何度も手を入れました。 そこに秘められた意外な事実とは? 作品の改訂を続けたストラヴィンスキーの裏事情http://classic.totteoki.info/report.php?page=160913R100001