パーカッション腰野真那がお届けする、作曲家の好物や曲にちなんだ「もの」や「こと」に焦点を当てたコンテンツ。偉大な作曲家ゆかりの食べ物たちに出会ってみたり、歩いてみたり。結局は腰野のスキなことを違った角度から楽しんじゃうシリーズです!
新日本フィルnote唯一の大真面目コンテンツ、岡田友弘「オトの楽園」。「すごい読んだ感」だけを追求して音楽にまつわるエトセトラを書き綴ります。 岡田友弘SNS:okajan2018new
コントラバス城満太郎が、音楽やその周りの風景を写真で紹介するマガジンです。 城のレンズを通した世界を、城の言葉と共にお届けします。 ステージ裏や、リハーサルの様子、ホール周辺の街並みなど、奏者目線の写真をお楽しみください。
新日本フィルの楽団員の《日常》にスポットを当てた「新日本フィル楽員名鑑!」。日頃ステージで演奏している姿しかお見せすることのない新日本フィルの団員たちの「素の素顔?!」をひたすら追いかけます!
「The・温和」な指揮者/コラムニストの岡田友弘が、百戦錬磨にて百花繚乱それでいて馬耳東風な演奏家が跋扈する新日本フィルに乗り込み、奏者たちと真っ直ぐな音楽談義を繰り広げます!
新日本フィルnoteではダントツの情報量「岡田友弘《オトの楽園》」。《たまに指揮者》の岡田友弘が新日本フィルの定期に絡めたり絡めなかったりしながら「広く浅い内容・読み応えだけを追求」をモットーにお送りしております。今回は9月24日、25日に開催される「第1回・すみだクラシックの扉」から、演奏会でフィーチャーされる「オーボエ」についてのよもやま話。今回は作曲家の膨大な情報をお伝えするスタイルではなく、公演プログラムノートではなかなか触れることができないようなライトな内容となって
餅と第九とマツケンサンバ 先日、仕事帰りのコンビニで切り餅を買ってみたんです。1kg。 おそらく人生で初めて自分で買った、餅。 ちょっと重くて、ちょっと後悔。 餅のおかげでいつもよりカロリーを消費しただろうと、帰宅したのは深夜だったけど食べることにしました。 白くてかたい直方体をトースターに1つ入れると、数分でぷっくり膨らみ、やわらかな餅肌が割れ目からこんにちは。 焼きたての餅に醤油を数滴ジュワッとかけて、海苔に包んで、すかさず口へ。 5分で幸せ、はい優勝。 そう
動機に開眼したキッカケ 「楽曲は動機とその変容でてきている」とある時期から僕は強く意識するようになった。 それは才能豊かでよき人柄の作編曲家や実演家との交流や対話の賜物だ。また「指揮をするなら作編曲を知った方が良い」とアドバイスしてくれた方々の言葉が頭の片隅にこびりついていたからだ。そこで数多の「作曲法」の書物を読み漁った。あくまで「指揮をするため」であって「曲を書きたい」と思うことはなかった。僕のような凡才、無能がバッハやベートーヴェン、モーツァルトやブラームスのような
前回の「オトの楽園」で「音楽の三要素」の話をした。「リズム」「音程(またはメロディー)」「ハーモニー」の3つが音楽の基本的な構成要素として大切だということは、前回の記事を読んだ方にはお分かりいただけたと思う。 今回も少しだけ、そのなかの「音程」にフォーカスしてみたい。 「音程」とは「音と音の間の隔たり」のことをいう。英語で「インターバル」とよばれるものだ。しかし一般的には「あいつの歌は音程が悪い(もしくはない)」みたいに使われる。この場合の音程は確かに「音と音の隔たりが適
動機(モティーフ)についての基礎知識 「音楽の三要素」といわれているものがある。それは「リズム」「音程(またはメロディー、旋律)「ハーモニー(和音、和声)」とされている。 「時間芸術」「瞬間芸術」とされている音楽が、この3つの要素だけでできているわけではないのだが、それでもこの「音楽の三要素」は音楽の中で大きな存在だ。僕のような立場のものが大勢のオーケストラを合奏し、ひとつの方向にナビゲーションする、言い換えれば「全体を揃える」時に気にすることはこの「三要素」によるところ
ヒッチコック監督の映画《知りすぎていた男》 「鳥」「サイコ」「北北西に進路を取れ」などで知られるヒッチコック監督作品に「知りすぎていた男」(1956年)という映画がある。この映画が僕にとってはヒッチコック監督の作品を「意識して」観た最初の作品だった。 ジャンルとしてはサスペンスになるのだろうか、ヨーロッパを旅行し、その足でモロッコを訪れたアメリカ人医師と元歌手の妻、一人息子が国際的な陰謀に巻き込まれてしまうという物語。イギリスの諜報機関の男が陰謀を企てる組織に殺害され、主
7・ブルックナー(全体の約27.3%) ブラームスとさほど世代が変わらず、ブラームスの死の1年前に亡くなったブルックナー。オーストリアのリンツという地方都市に生まれ、現地の教会のオルガン奏者としてキャリアをスタートさせた。音楽の都ウィーンでの活動が遅かったこともあり、彼は「遅咲き」の大輪の花と言える。 ブルックナーの音楽は「壮大で長大」なのが大きな特徴だ。交響曲は「0番」「00番」を含めて「第9番」まであるが、特にその音楽が宇宙的な壮大さを増すのが「ラスト3」、つまり「第