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パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月11日 パリ・オペラ座「ニジンスキー」②


2月10日

ここ何日かの疲れがでて、午前中は休養。午後からは帰国のための荷物整理を。スーツケースに詰める練習をするが、どうしても重量が持ち込み限度を超えてしまい難しい。事前にクロネコで荷物を送るべきかも。

(雪)は夕方からマレのバレエスタジオへ。夜はキャロルさん、中島さん、土肥さんなどへTel。明日は中島&ユゲットさんと一緒にオペラ座へ行くことになった。

Prisunic 170F


2月11日

朝はひとりでオペラ座へチケットの買い出し。とうとうチケットの購入も今日で最後。いつも通りに並んでAvant-sceneの席を購入。(雪)を呼び出してマレ地区で中華を食べた。以前から目を付けていたマレ地区の小さなカバン屋さんでハンドバッグを一つ購入。イタリア人のご家族でとても感じが良い。

カルナヴァレ博物館へ立ち寄って見学。主にパリ市の歴史に関する資料を収蔵している。フジタの絵画とか、パリのあちこちの風景画などある。2時間くらい鑑賞して、マレのアクセサリ屋さんに寄ってから帰宅。

夜はオペラ座でニジンスキーの2回目。ユゲットさん、中島さんと一緒。とても感じの良い二人で、昨日電話してみて良かった。帰国前にみんなで一度食事しましょうという話になった。

オペラ座チケット 390F
マレのアクセサリ屋さん 301F
ラーメン 71F
マレの鞄屋さん 500F
カルナヴァレ博物館 28F
ジュース 5F
カフェ 20F
水 18F


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これがパリ・オペラ座(ガルニエ宮)の正面入ってすぐのロビー部分なんですけど、当時はたしかこの写真右奥の辺にチケット売り場がありました。公演の2週間くらい前の朝10時から売り出しで、その時間に行くとたいてい行列ができてます(今はネット販売でしょうね、たぶん…笑)。

前年の3月末にやって来て、チケットはどうやって買うんだろう?と迷っていたのが懐かしいです。かれこれ50数回ここでチケット購入の列に並びました。ほとんど仕事みたいな感じ(笑) 


帰国の日が2週間くらいに迫ってきましたので、事前に購入するバレエ公演チケットはこれが最後になりました。気持ちとしては、ここから先もどんどん買いたかったんですけどね~~。ちなみに3月以降は、「ローラン・プティ」「アンジュラン・プレルジョカージュ」、そして「バヤデール」!ヌレエフ版のバヤデール見てみたかったな。


日中に訪れたカルナヴァレ博物館もなかなか訪れるタイミングが無くて、ようやくこの日初めて行きました。

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パリ市の歴史資料全般を取り扱う博物館で、展示内容はちょっと地味なんですけど、マレ地区ということで建物が素晴らしいです。同じマレ地区内にあるピカソ美術館も素敵な邸宅を活用した場所ですけど、カルナヴァレ博物館も16世紀に建設されたルネサンス様式の邸宅が博物館になっています。

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カルナヴァレ博物館の入り口


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パリ市内を描いた絵画作品なども多数展示されています。


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こういったパリの風景を描いた作品や、ゆかりのある人物画、模型、家具、調度品など。


夜はオペラ座で「ニジンスキー」の2回目。

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ペトルーシュカについて書こうかと思ったんですけど、これはみんなよく知ってますよね。


2009年のパリ・オペがありました。ベンジャマン・ペッシュとクレル・マリ・オスタのキャスト。いつ見ても楽しいバレエです。心が浮き立つというか。


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この日はシャルル・ジュード&モーラン


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主役のいたずら小僧のティルをマルチネが。ちょっと違うかな…って感じのキャスト。


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この時の春の祭典では、なんたってピエトラガラが目立ってました。はまり役というか、とにかく良かったです。

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