「発声や呼吸法で あがらない体を作ることができる」 私が過去に受けた 高額講座の専門家はそう言った。 この専門家は本を出し、 発声・呼吸法で 声の震えが治ると流布している。 私は言いたい。 誤った情報を流布するのはやめろ!と。 口にチャックしとけ!と。
「情動が生じたあと 感情ならびにその感情と 関係する思考が生じる」 ソマティック・マーカー仮説の A・ダマシオはこう書いてる。 これはメッチャわかる。 よく観察すると、 “体が緊張”してるから、 “思考も緊張”してしまう。 体が先、思考はあと。
「緊張を受け入れよう」 そう思うようにしても、 いざ人前に立てばそうは思えない。 それはなぜか? 緊張した身体が ソマティックマーカーとなり、 身体の状態に応じた、 感情なり思考が作られるからだ。 つまり、緊張時に 緊張を受け入れがたいのは、 ある意味仕方がないことや。
あがり症セミナーに ありがちな誇大広告。 「人前で堂々と話せる!」 「緊張しない話し方!」 「あがらずに話せる!」 あがり症の方には 魅力的に映るやろう。 しかし、そんな都合のいい話はない。 結論、人は緊張するようにできています。 誇大広告には 気をつけた方がいいです。
パリ五輪の射撃で有名になった 「無課金おじさん」こと ユスフ・デュケチさん。 来日時にエエこと言うてるわ。 緊張の対処法について聞かれたときに、 「緊張がなければ、 このスポーツをやる意味がない」 と、キッパリ。 なるほどな〜。
「腹式呼吸や発声法で 声の震えを治すことができます」 SNSを見ると 相変わらずオリジナル理論を展開する 某団体の専門家。 いやいや。 自分がたまたま改善したからといって 全員に当てはめるのはよせ。 呼吸や発声に意識を向ければ、 そのことが気になって 逆に緊張が高まるぞ。
あがり症の方の中には、 いわゆる毒親育ちの方もいると思う。 そんな方にとって、 帰省シーズンは悩ましいかも知れない。 こんなフレーズがある。 「生んでもらった恩は 親に返さないといけない。」 これも、洗脳の一つだと思う。 生まれただけで 親孝行は完了している。
あがり症探究の沼に ハマったキッカケは、 「扁桃体」への興味な気がする。 当時、 扁桃体をしゃぶり尽くそうと、 血眼になって読んだのがこちら ミスター扁桃体(←勝手に命名) ともいえる、JE・ルドゥーの 『エモーショナル・ブレイン』 脳に興味のある方は、 読んで損なしです。
親から与えられた歪な価値観。 完璧主義、白黒思考、〜べき思考。 三つ子の魂百まで? そんなもん覆せ! 今こそ反旗をひるがえす時や!
私の知り合いに、 対人恐怖を格闘技で乗り越えた人がいる 見過ごされがちやけど、 いざという時に、 体の強さは心の拠り所になると思う。 たとえば、イヤな奴と対峙した際。 自分の体の強さへの信頼感は リソースになる。 自分にとってのリソースを見つけ、 増やすことが大切やな。
「こんな事で悩んでいるのは自分だけだ」 そう思われている方 よろしければ、 あがり症さんの集いに 参加してみてはどうでしょうか? そこで自分の症状を話せば、 「よくわかります」 「私も同じでした」 と言ってもらえるかも知れません それだけでホッとすると思いますよ
思い出したくもない 禍々しい記憶が、 突如思い出されて悶絶する。 そんな経験、ありませんか? このフラッシュバックに、 効くとされる漢方薬があります。 その名は神田橋処方。 ちなみに、効く理由は まだ解明されていないそう。 気になった方は、 ググってみてくださいね。
お話練習会を主催しておいて こんなことを書くのはアレだが、 うまく話すことなんかどーでもエエ。 第一、うまく話しても、 1日2日経てば忘れられてしまう。 それよりも、 人間臭いほうが記憶に残る。 うまく話すことはAIでもできる。 人間は人間臭く話したほうがエエ。
読もうと思っていながら、 まだ手に取れていなかった本。 ジュディス・ハーマンの 『心的外傷と回復』を図書館で借りた。 この本で繰り返し強調されているのが、 他者とのつながりを回復することの重要性。 しっかりと読み込みたい。
いわゆる、 “セルフコンパッション” (自分への思いやり)の本。 内的家族システム療法 もそうだったが、 ・自分に寄り添う ・自分をいたわる 姿勢がトラウマの癒しには大切。 実際、ボディブローのように ジワジワ効いてる感がある。 みなさん、 自分に優しくしましょうね!
図書館で 「〇〇をすればあがらなくなる」系の あがり症克服ハウツー本を読んでみる。 これがマジでヒドかった、、、 「あがらない人はオシャレで気合を入れる」 「あがらない人は本番を空腹で迎える」 ……は? 私にはちょっとよく分からない。 どの本を手に取るかが分岐点になる。
AA(アルコールアノニマス)の 12ステップを 「緊張」の文字に置き換えてみる。 「私たちは緊張に対して無力であり、 思い通りに生きられなくなったことを 認めた」 思いのほかしっくりくる。 緊張に対して無力と認めることが 回復の始まりやな。
会社員にとって避けられないのが スピーチやプレゼン これらは、 トラウマのリスクも秘めている ・緊張する (高い生理的覚醒) ↓ ・皆が見ている前での 強烈な恥の体験 (自分で状況を打開できない) ヤバそうな時には無理せず、 逃げていい! それも前向きな選択です
子供の頃の逆境体験によって、 大人になってから、 体の不調に悩まされることがある。 私の場合は、 慢性的な高血圧と胸の痛み。 さらには、緊張しやすく、 それが長続きする。 あがり症と、 幼少期の逆境体験はつながっている。 知りたい方は、 ACE研究でググって下さい。
知ってて良かった公式がある。 「苦痛 × 抵抗 = 苦悩」 苦痛は避けられないが、 抵抗しなければ苦悩にはならない。 人前で話す苦痛の解決策は、 苦痛を感じることを許すこと。 “震えるのはしゃーない”である。 苦痛に抵抗すれば苦悩になる。 苦悩するかは自分で選べる。
最近、 搾取ビジネスの批判ばかりしている 理由は1つ 過去の私のように、 つらい思いをしてほしくないから 「1日で克服」の広告を信じて、 お金も時間も使った しかし、改善はゼロ 裏切られ、人間不信だけが残った 克服したい気持ちを利用されるのは、 もうウンザリです
村上春樹の本にこう書いてある。 「痛みは避けがたいが、 苦しみはオプショナル(こちら次第)」 これは、あがり症にも当てはまるな。 緊張は無くせないが 苦悩するかはこちら次第。 「緊張×抵抗=苦悩」やから 抵抗しなければ苦悩は減る。 とは言え、そう簡単じゃないねんけどな。
子供時代のトラウマによって 生まれるのが”内なる批判家”。 こいつの攻撃がホンマ厄介や。 ・完璧主義 ・白黒思考 ・自己嫌悪 ・罪悪感 ・べき思考 ・恥の感覚 こんな自分に気づいた時には、 ノー!と拒絶せなあかん。 カルト教団のような 内なる批判家に惑わされてはいけない。
ローレル・パーネルさんの “タッピングイン”にハマっている。 これは、EMDRをルーツに持つ セルフケア方法。 私は毎日、お風呂の リラックスタイムにやっている。 やり方さえ分かれば簡単にできて、 効果も実感できる、 優れものやと思っています。
未処理の トラウマがあることによって あがってしまう方 そんな方は、 トラウマ処理の心理療法を 選択肢に入れてもいい気がする 未処理の体験が残っているから 異常にあがってしまう 逆に、それが処理されれば、 緊張は改善する 実際に私も受けたが、 効く人には効くと思う
2、3日前に比べて、 身も心もいい方向に変化した! おそらく、昨日のお話会が効いてる。 温かい参加者さんとの交流により、 身体が”安心”を感じたんやろな。 ポリヴェーガル理論で言うと、 腹側迷走神経複合体が 活性化したってことになる。 仲間との繋がりはトラウマに効く。
あがり症が一番酷かったころ。 友人との会話でも声が震えた。 当時は、 発声法やらを色々試したなぁ。 しかし、 何をやっても良くならない。 挙げ句の果てには、 今までどうやって話していたか 分からなくなり絶望した。 こんなオッサンもいてます。 悩んでるのは一人じゃない!
情報ビジネスの悪者は、 「悩みが深いほど金になる」と 本気で考えているそうだ。 あがり症ボッタクリ界隈も、 それに似ていると思う。 その特徴は、 「1日で克服」とか、 「克服率98.0%」みたいな 誇大広告を打っていること。 誇大広告は、 ゴミ商材の証拠である。
図書館で あがり症の本を検索。 出てきたのは、 こんなタイトルたち。 「もうあがらない!」 「あがらない技術」 「あがらない話し方」 ちょ、汗 “あがらない”だらけやん! 正直、ミスリードを招きそうな タイトルやと思う。 あがりとうまく付き合うことが 大切やのになぁ。
「潜在意識への働きかけで あがり症は克服できる!」 そんな宣伝文句の セミナーを見かける だが、私の肌感覚では、 それは難しい なぜなら、 フラッシュバックによる緊張は 本当に凄まじいからだ フラッシュバックは、 いわば”生存本能”のほとばしり 潜在意識でも敵わない
職場の終礼の 司会をしていた時の出来事。 尋常でない緊張に、 資料を持つ手が震え出す。 ↓ 手の震えを抑え込もうとする。 ↓ 行き場を失った 震えのエネルギーが足に作用。 ↓ 勝手に足が動きだし、 一人でつんのめる。 こんなオッサンもいてます。 悩んでるのは一人じゃない!
私は、 発声や呼吸法には否定的です。 過去には、 あがり症専門家による、 その手の講座も受けましたが、 全く効果が無かったです。 なお、その主催団体のHPには 「1日であがり症を克服」 と、書いていました。 私はこのやり方を、 情弱ビジネスだと思っています。
トラウマがあると 身体に違和感を感じることが多い。 私の場合、それは心臓の痛みだ。 心臓が痛むときは、 子どもをあやすような気持ちで、 優しくさする。 この方法で、私は身体の違和感を 乗り越えられるようになった。 トラウマによる身体の違和感には、 “慈しみ”が効く。
なんとか人前で話せた。 5回連続でうまくいった。 少しだけ自信がついた。 しかし、6回目で声が震えてしまった。 「また元に戻ってしまった」と 絶望してしまう。 しかし、私の経験上、 元には戻っていない。 5回のうまくいった経験は、 身体の中に蓄積されている。
「発声や呼吸法で あがり症は克服できる」 そんな内容の 高額講座を受けたことがある ただ、その講座には あがってもいい雰囲気が 1ミリもなかった そのため、 あがらないことが前提に思えてしまい、 余計に緊張がブチ上がる こんな本末転倒の講座が、 あがり症の方を苦しめている
「あがっていいお話練習会 in大阪」 本日終了! 今回のスピーチテーマのひとつが、 「子供のころの自分にかけたい言葉」 みなさんの言葉が胸に沁みた。 「自分の好きなことしいや!」 「緊張するのはしゃあないで」 「失敗しても緊張してもエエからな」
引き続き、 高額講座のことを書きます この講座、受講後になんと、 “受講証明書”が配られる どうやら、この証明書があれば、 次の段階の講座が受けられるそうだ いわゆる”囲い込み”である この主催者からすれば、 あがり症の人間は、お金なんやろう 本当に舐めくさっている