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note クラシック音楽の普遍化を達成する

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クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参…
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2024年6月の記事一覧

【世界遺産×音楽】音の定義はピタゴラスに始まる︎⁉︎

【世界遺産×音楽】音の定義はピタゴラスに始まる︎⁉︎

みなさん、こんばんは🌟
今日はいつもと少し違う視点から綴ってみます✍️

「音楽の歴史」をまだ書いていなかった…
とも思っていたのですが、実は音楽の起源自体はメソポタミア文明、と言われています。

※メソポタミアの遺跡では、ギターの祖先でもあるリュートやハープ等の弦楽器、フルート等の管楽器が実際に発掘されています🪈

と言っても、メソポタミア以前の時代は記録が残っている訳では無いので、あくまで

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受賞のご報告🥇

受賞のご報告🥇

先日、オーストリア🇦🇹で審査が行われた “Salzburg Grand Prize Virtuoso“ International Music Competition 国際コンクールSenior部門にて、第1位(FIRST PRIZE)を受賞しました🥇

あわせて、今年8月に開催されるオーストリア・ザルツブルクでの受賞者記念コンサート出演にお招きいただきました。

結果につきましては、ひとえ

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『思わぬ来訪者現るる!?』@ドイツ🇩🇪チャリティーパーティ

『思わぬ来訪者現るる!?』@ドイツ🇩🇪チャリティーパーティ

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ピアニストの吉村直美です♪

前回の投稿の続きです。

実は、この日、ドイツ大使公邸で参加したパーティーにて同行者がおりました。

ドイツから我が家にやって来たこの方🤩

HARIBO / ハリボーです🤩⭐️

ドイツでの出逢いについては、こちらからお読みいただけます🐻

パーティーの途中、せっかくなのでハリボーの記念写真を撮れたら😍と願い、こっそり室

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ドイツ🇩🇪チャリティーパーティーにて@大使公邸

ドイツ🇩🇪チャリティーパーティーにて@大使公邸

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ピアニストの吉村直美です♪

過日、主催側よりご案内いただき、ドイツチャリティーパーティーに参加いたしました。

開催地はこちらです🇩🇪✨

ドイツでの留学と就業期間を合わせて15 年間に渡る滞在期間中、どれだけ本国での方々による支援に支えられてきたか・・・全てを言葉で言い表すことが難しいほど感謝しています。

当時のことを振り返ると、ドイツ滞在期間中に心

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HARIBO / ハリボーの生誕国本店へ🇩🇪【お菓子と旅!?も】🐻

HARIBO / ハリボーの生誕国本店へ🇩🇪【お菓子と旅!?も】🐻

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ピアニストの吉村直美です♪

『音楽と旅』と題して、クラシック音楽に纏わる演奏と旅体験をお届けしていますが、

今回は、ドイツ生まれの不滅のお菓子HARIBOの(聖地)生誕地であるドイツ🇩🇪ボン本店での体験について綴ります🐻

▪️ドイツ旅行のきっかけはこちらです🇩🇪✈︎

他、最近、シリアスな記事が続いたので、ここで少しブレイクです🐻★

▪️H

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【演奏と解説】ベートーヴェン「テンペスト」ピアノソナタ第17番 二短調 作品31-2 第1楽章

【演奏と解説】ベートーヴェン「テンペスト」ピアノソナタ第17番 二短調 作品31-2 第1楽章

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ピアニストの吉村直美です♪

前回の記事の続きです。

今回は、ベートーヴェン『テンペスト』第1楽章の解説と演奏動画を掲載します🎹
ベートーヴェンのピアノ曲の中でも、有名な作品の一つです。

■いつの時代?
ベートーベンが生きた1770年〜1827年は、日本では、江戸時代の中期から後期にあたり、倹約令を出した田沼意次の幕政期にもあたります。作品が作曲されたの

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【ベートーヴェン誕生地での体験 / 音楽と旅】ドイツ🇩🇪ボン・その1

【ベートーヴェン誕生地での体験 / 音楽と旅】ドイツ🇩🇪ボン・その1

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ピアニストの吉村直美です♪

昨年末のこととなりますが、ドイツでの演奏と旅LOGの続きを綴っていきます🎹✈︎



今回は、その旅路からベートーヴェン生誕地ボンについて、そしてベートーヴェン生家での体験談を一部掲載します。

▪️ベートーヴェンとは?

クラシック音楽の発祥地ドイツで、音楽歴史に名を刻んだ三大Bの一人でもあるベートーヴェン。

誰もが知る有

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「詩人の恋」

ディスカウとブレンデルの
「詩人の恋」を聴いている。
ハイネの詩にシューマンが曲をつけた。
1840年「歌曲の年」の作品だ。

全16曲の初めの6曲は愛の喜びを、
次からの7曲は失恋の悲しみを、
最後の2曲は苦しみを振り返る歌。
最初の「美しい五月に」から引き込まれる。

ディートリヒ・フィーシャー・ディスカウの
バリトンの声は艶と張りがあり、
アルフレッド・ブレンデルのピアノには歌がある。
ピア

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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(476)-(480)

メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(476)-(480)

皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆

小生の最近のちょっとした悩みを聞いてください…。

noteのフォロワー様は、従前通りジワジワと増加を呈しておりますが、なぜかXのフォロワー様がなかなか増えていないです...😱

2ヶ月ぐらい前にXで「春のバン祭り」があり、以後いわゆるスパム系(あるいはその疑いをかけられる)アカウントが凍結されまくったようですが、その影響でしょうか…?

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天才と精神医学(4): 天才はどこで生まれるか?〜精神科医が天才の出身地について解説〜

天才と精神医学(4): 天才はどこで生まれるか?〜精神科医が天才の出身地について解説〜

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です。

シリーズ「天才と精神医学」も今回で第4回目となります。

第1-3回目までは天才の創造性・創造力の源について紹介してきましたが、少しおさらいをすると、天才の創造力の源泉は妄想(パラノイア)、コンプレックス、気分の3タイプに分類されると解説しました。

そして創造力の源泉には一種の副作用的な問題をそれぞれ抱えていることも指摘しました。

こうしてみ

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詩人の恋/深水黎一郎

詩人の恋/深水黎一郎

✳️本記事は2023年3月に投稿したアメブロ記事に基づいています

深水黎一郎氏の作品を読むのは今回が初めてで、事前情報が殆どない状態でタイトルに惹かれて読み、読了してからネットで調べて色々知ることができた。どうやらクラシック音楽にまつわる作品が幾つかあるようだ―「トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ」(2008)、「五声のリチェルカーレ」(2010)、「ジークフリートの剣」(2010) など―。

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特別対談「シューマンについて僕が語ること」

特別対談「シューマンについて僕が語ること」

今日6月8日はロベルト・アレクサンダー・シューマン(1810年06月08日/ツヴィッカウ-1856年07月29日/エンデニヒ)の誕生日です。僕がコレクションしている数少ないCDの中でも3分の1を占める推しの作曲家シューマン―今回特別企画ということで、自称「シューマニアーナ」であるわたくし新芽取亜が、シューマンについてインタビュー形式で語ってみたいと思います。この度、フロレスタンとオイゼビウスの調停

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シューマンの指/奥泉光

シューマンの指/奥泉光

✳️本記事は2021年5月にアメブロで投稿した内容に基づいています

作家・奥泉光 (1956-) がシューマン生誕200年の2010年に執筆したミステリー作品。テーマが「シューマンのピアノ曲」であり、特に「幻想曲 ハ長調 Op.17」から物語が展開してゆく内容に魅せられたのだった。

実際、「幻想曲」についての描写は全ページの中心に位置し、物語のキーパーソンであり根っからのシューマニアーナである

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ヴィルヘルム・ケンプによるバッハ/ゴルトベルク変奏曲

ヴィルヘルム・ケンプによるバッハ/ゴルトベルク変奏曲

先日のコンサートの道中、ブックオフに寄って購入したアルバム。もし見つけたら購入しようと密かに思っていたケンプ盤のゴルトベルクに、まさかこうして出会えるとは夢にも思わず、コンサート開演前にも関わらず満足感を味わったのだった―。

グールド盤を筆頭に、数多くの名盤に恵まれているバッハ/ゴルトベルク変奏曲。ピアノ以外でもオリジナルのチェンバロによる演奏や、弦楽への編曲、室内アンサンブル版まで現れ、多種多

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