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カセットboyの読書記録

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記事一覧

本日の読書その他

本日の読書その他

「白鳥とコウモリ」東野圭吾著スティーブン・キングの近著「ビリーサマーズ」を
途中断念して読み始めたのだが、これも早〃に断念。
「新たなる最高傑作」という惹句や書店での
ポスター、ポップ類による宣伝にも力が入っているので
期待したのだが、なにせ軽い。
上巻の半分くらいは読んだが、感情移入できる
登場人物がおらず、このままダラダラと
「結果知りたさ」に読んでも意味がないと判断した。

というのも、いつ

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本日の読書

本日の読書

「俺たちの箱根駅伝」池井戸潤(著)本作の発売を知り、それまで読んでいた本を置いて
買ってきて読み始めた。
「ハヤブサ消防団」が今ひとつだったので、
期待して読みすすめる。
さすがにページターナーである。
小説が上手い!

で、上巻の終盤で、何かひっかかるものを感じたが最後、
読み進めなくなり、途中断念した。
もともと僕がスポーツとか好きではないのもあるが、
あまりに箱根駅伝の選手たちを美化しすぎて

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本日の読書

本日の読書

昨年末からドハマリし、再読を続けている梁石日作品。
エンタメよりも、かなり文学寄りな作品群で、大きなエピソードが
なくとも、「読ませる力」が強力で、心を掴まれる。
で、この作品だ。

「めぐりくる春」梁石日(著)出版社紹介文。
1937年、貧しい17歳の淳花は従軍慰安婦にされた。同じ場所で、
日本人兵士に無理矢理体を開かされた韓国人女性の中には、
拒否した為に殴り殺される者、梅毒にかかり気がおかし

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そうだ!○○を読もう(読書とMAC)

そうだ!○○を読もう(読書とMAC)

売れてるけど、なんとなく素通りする本(作家さん)がある。
僕にとって、湊かなえさんを始めとする「イヤミス系」がそうだ。
イヤミスが嫌いなのではなく、読書メーターとか、そっち系で
売れてる本が、なんとなく合わないのだ。
最近、なかなか面白い本に出会わないので、湊かなえさんの
一番売れている「告白」を買ってきた。

がしかし……
やはり途中挫折。
200ページ以上読み、また、この本は「ラストが衝撃的」

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諸外国の読書量と絶対に面白い小説のご紹介

諸外国の読書量と絶対に面白い小説のご紹介

とあるデータより。
一ヶ月に読む本の冊数。

アメリカ 6.6冊
日本 6.1冊
フランス 5.9冊
中国 2.6冊
韓国 0.8冊

僕は周囲の人と比べると、けっこう読んでる方だと思うが、
それでも多くて週に2冊。少ない時は1冊くらいなので
月でいえば4〜8冊くらいだろう。
なので、日本人の6.1冊が意外だった。
週刊誌や漫画も含めれば、このくらいの平均かもしれないが、
小説、ビジネス書、スピリ

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本日の読書、その他もろもろ

本日の読書、その他もろもろ

「嘘と聖域」ロバートベイリー(著)歴史的名著といってもいい「ザ・プロフェッサー」
4冊で幕を閉じたが、その流れを汲む新シリーズが
始まった。これは即買いだ!

出版社説明文
テネシー州プラスキ。無敵の検事長ヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは、女子高校生が被害者となった、街の実業家によるレイプ事件の裁判に臨もうとしていた。しかし、裁判の直前にヘレンは元夫の殺人容疑で逮捕されてしまう。ヘレンはかつて、

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本日の読書

本日の読書

「だからダスティンは死んだ」ピーター・スワンソン (著)出版社紹介文
そのふた組の夫婦は、よく晴れた風の強い日に、屋外パーティーで知り合った。――版画家のヘンは、夫のロイドとともにボストン郊外に越してきた。
パーティーの翌週、ふたりは隣の夫婦マシューとマイラの家に招待される。
だがマシューの書斎に入ったとき、ヘンは二年半前のダスティン・ミラー殺人事件で、犯人が被害者宅から持ち去ったとされる置き物を

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本日の読書

本日の読書

ラスト・チャイルド(上)(下) ジョン・ハート (著)面白い本を探して迷走している。
世間では評判だけど、これまで避けてた類の本や
時代小説、海外小説、古典など選り好みせず探しているが、
もともと根気がない面があり、本の半分くらいまで読んで
それ以上食指が動かなえれば途中挫折するので、
「読みのがしている名作」が沢山あるのだと思う。

さて今回の「ラスト・チャイルド」だが、同著者の
「川は静かに流

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読書の作法〜挫折本編

読書の作法〜挫折本編

「話題の本」「ベストセラー」が即ち、自分にとっての面白本とは
限らない。
天の邪鬼の僕には尚更のことで、特に読書メーターの上位の本や、
「本屋大賞」、そして最近では「このミス」の上位でも
面白くない本が多いと感じている。

パブロフの犬ではないが、強烈な読書体験というのは体が覚えており、
その快感をもう一度味わいたいが為に、日々、面白本を探してる。
脳の報酬系を満足させる本、一生手元に置いておきた

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読書の流儀〜登場人物編

読書の流儀〜登場人物編

コロナ感染から18日、一昨日あたりにやっと下痢がおさまり
いろいろと食べれるようにはなったが、今ひとつ味覚と
口の中の状態がおかしくて、美味しさを堪能できない。
今日は仕事が休みなので、大好物を食べにお隣のF県まで行った。

那珂川市にある「煌苑」だ。
以前、この近くに住んでおり、その頃から通っているが、
とにかくエビマヨが絶品!!(写真下)
今日は、白身魚の甘酢あんの定食とエビマヨを頂いた。

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本日の読書

本日の読書

「カオス」梁石日先日、読む本に困った時、20年くらい前に読んだ梁石日氏のことを
思い出し、再読を続けているところだが、これも面白かった!!
今回もアウトロー(在日)を主人公にした作品で、裏社会の
魑魅魍魎達が登場する。
しかし、その誰もが、畢竟、日本では「少数派」であり、
ある程度は、危険な橋を渡らないことには、この日本では
生きて行けないという現実もある(一概にはいえないが)
そういう意味で、暴

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本日の読書

本日の読書

「血と骨」梁石日(著)一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平はその巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描いた山本周五郎賞受賞作!

ある作品を再読して以降、どハマリ中の梁石日作品。
この「血と骨」は彼の代表作かもしれない。
大河小説ともいえる大作で、戦前戦後の大阪の朝鮮人達の
過酷な暮らしが描かれている。
まさかここまで酷い人

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本日の読書〜どっか面白い本はねーべか(T_T)

本日の読書〜どっか面白い本はねーべか(T_T)

「偽りの眼」カリン スローター (著)2021年アトランタ。
大手法律事務所に勤める弁護士リーは、大企業の御曹司による陰惨なレイプ事件の担当を突如命じられる。
残忍な犯行を裏付ける複数の証拠が揃い、類似事件の犯行も疑われるなか、男は無罪を主張していた。
しかし大事な公判直前になって、なぜ自分を指名したのか?
依頼人に面会したリーは衝撃とともに悟る。
23年前、完璧に葬ったはずの過去が報復に訪れたの

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本日の読書

本日の読書

われら闇より天を見るクリス ウィタカー (著)ちょっと長いが紹介文を引用する。

アメリカ、カリフォルニア州。海沿いの町ケープ・ヘイヴン。
30年前にひとりの少女命を落とした事件は、いまなお町に
暗い影を落としている。
自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる
母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に
日々を送っていた。
町の警察署長ウォークは、かつての事件で

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