本日の読書
「血と骨」梁石日(著)
一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平はその巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描いた山本周五郎賞受賞作!
ある作品を再読して以降、どハマリ中の梁石日作品。
この「血と骨」は彼の代表作かもしれない。
大河小説ともいえる大作で、戦前戦後の大阪の朝鮮人達の
過酷な暮らしが描かれている。
まさかここまで酷い人間はいないだろうと思わせる主人公。
そして彼に翻弄される家族、妾、職場の同僚、警察、活動家達。
読み進めながら、(主人公に)早く死んでくれと何度思ったことか。
「血と骨」とは、つまり業の深さのことである。
どうにもならない人間性とどうにもならない生活環境。
ここに描かれる業とは、金、性への執着である。
見苦しさを超越し、むしろアッパレとも思える金俊平の業の深さ。
この主人公は作者の父親がモデルらしいが、
そういえば、格闘家の前田日明氏の父親も、こんな感じだったと
思われる。
冗長な部分とか、ミステリーに見られる長い状況説明と
最後の短いどんでん返し的なものではなく、ある意味
文学作品なので、読んでる間、ずっと楽しめる。
自信をもってオススメします。
体調不良のため、3週間ほどサボったウオーキングだが、再開して4日目、
なんとか継続出来ている。
木々が色づき始め、落ち葉で足が滑りそうになる。
キンと引き締まった気温の中、歩くのもなかなか楽しい。
全国旅行支援が始まったので、旅行を計画し、いろいろと
電話をする機会があるのだけど、関連する会社(旅行会社や
PCR検査が出来るクリニック、鉄道会社等々)は
電話が繋がりにくくなっている。
今回の旅行支援を利用する人は、かなり多そうな雰囲気だ。
明日発売になる無印のipad (10世代)はネットでは散々な評価だ。
ipadではなくiphoneの方だが、僕が使っているiPhone12miniも
人気がなかった。
で、今回不人気のipadだが、僕は大いに気に入ってる。
特に黄色!!
買うか買うまいか、未だに結論がでない(笑)
明日以降のユーザーの評価を見てからでも遅くないかな。
それでは皆さん、よい夜をお過ごしください〜。