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やおよろずの神様

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宗派にとらわれず、 僕の中に蓄積された 心のよりどころの数々
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こんな事もあるさ

こんな事もあるさ

土曜日と日曜日は、自宅へ戻る。

キッチンを見ると 流し台に取り付けていた

棚が崩れ、乗せていたカップが割れていた。

普段づかいの WEDGWOODティーカップ と
          切子のグラスが破損。
物自体が壊れるのは、しかたがない。

それよりも、流し台の中だけで
破片が周りまで飛び散っていなかった事が
               良かったし
なにより、僕自身に
『 お前、気をつけ

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今宮戎

今宮戎

大阪では、1月9日10日11日は 今宮戎だ。

コロナ禍で、露天商が いなくなり、

昨年より再開されたが、その規模は半減し

さみしい限りだ。

時代は、うつりかわる。

こんな日は

こんな日は

今朝、花瓶が割れた。

重量のある大きな花瓶が。

こんな日は、
  災いに巻き込まれないように注意する。

ご先祖様が『 お前、気をつけろ 』と
  サインを出してくれているのだと思い。

案の定、氏神様に手を合わせていると
朝4時だと言うのに、
    背後にうなり声をあげ 近づく男💦

その後は、ウインカーも出さず脇見運転で
交差点を突っ込んでくる車に、
    あやうく跳ねられそうに成っ

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僕の 松阪 ( 蘇民将来 )

僕の 松阪 ( 蘇民将来 )

三重県 松阪市近郊の しめ縄の お話しを。

💡エピローグ

銭は無いが、独立開業をせねば成らない
        といった人生のいっとき。

友人が『 うち手伝うか 』と申し出てくれた。

当時、体調不良の彼を 治療していた。

『 はじめは、
    コイツなにが目的やとお前を疑った。
 だけど、いつまでたっても カネも取らんと
               毎週きよる。
 あらためて、お前

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心が乱れたときの対処法

心が乱れたときの対処法

時々、激しいフラッシュバックに襲われる。

情けない。

笑顔で暮らしているのに、
  深層心理は どうやら たいそう御立腹だ。

奥歯の浮きと歯茎の腫れ。

『 アンタ、ええかげんに しなはれ 』と
           自身に呆(あき)れる。

💡三尺三寸箸

昔 ある所に、
 地獄と極楽の見学に出掛けた男がいました。

最初に、地獄へ行ってみると
        ちょうど食事の時間でした。

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祈願祭について

祈願祭について

先日、会社で新しい機械を稼働させるに至り
         祈願祭 が行われました。

参列された方々が、
 おごそかな気持ちになれたと言われるので

ちょっと書いてみました。

💡祈願祭

祈願祭とは、神様と私達を結ぶ儀式です。

地鎮祭や子供が産まれた時のお宮参りや
       七五三参りも 同じ神事です。

今回の御祈祷( ごきとう )は、神様へ

安全に機械が操業できるよう
     

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命は、産まれたがっている

命は、産まれたがっている

フォロワーさんがつくと
敬意をこめて、
    文章をアップするようにしています。
そんな、切っ掛けで書いたものです。

💡子供は、産まれたがっている。

うまれる前の記憶を 胎内記憶 と言うらしい。

なんとなくではあるが、
 聞いたことも有るような気もする。(^_^;)?

その人達の多くは、
生まれてくる前はどこにいたのか、
どうして生まれて来ることにしたのか、
親をどうやって選んだのかと

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レレレのおじさん

レレレのおじさん

レレレのおじさん の モデルと言われる
 【 チューラ・パンタカ 】(周梨槃特)の物語。

『 生来の愚鈍 』とされた男が、
    わずか1本のホウキをもって、
           悟りに至った物語り。

むかし、むかし、王舎城と言う町の長者の娘が、
     召し使いと恋をしてしまいました。

戒律の厳しい その国では、
  二人の恋は、許されるはずも有りません。

そのため、二人は 駆け落

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おついたち

おついたち

関西の商家では、
      月の初めと 15日 に赤飯が出る。
まだ
 そんな事をしている家が有るかは不明だが、
すこし懐(なつ)かしくて書いてみました。

💡赤福餅

いまだに伊勢の赤福本店では、
 毎月、一日(ついたち)だけに購入できる
       朔日餅(ついたちもち)がある。

ひと月に1度の特別な日。

💡赤飯を食べる理由

赤飯には、厄除けの意味がある。

古来【 あか 】と言

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おせったい

おせったい

四国では、お遍路さんに
食べ物や行動で饗(もてな)す御接待という
              風習がある。
遍路には憧れていたが、
自分とは縁遠いのだろうなぁと諦めていた。

ある時、僕を強引に誘い出してくれた人が
             教えてくれた。
『 aiwadouさん、
 遍路は御接待を断わってはイケないと言う
           ルールが有ります』
たとえ差し出されたモノが、
  

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貧者の一灯

貧者の一灯

昔々お釈迦様が、
    マガタ国という所に招待されました。

マガタ国では、お釈迦様が通る道を
 沢山の明かりで照らそうと言うことに成り

その話しは、城下に住む、
  とても貧しい御婆さんの耳にも
           とどいて来ました。
お婆さんは、
『 自分も、せめて一灯、
 御布施させて欲しいなぁ 』と願いましたが

貧しく年老いた御婆さんには、
    灯明の油を買うお金は有りません…

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浄玻璃の鏡

浄玻璃の鏡

浄玻璃(じょうはり)の鏡のまえに立つまでは
  ひめておきたし、あのことも このことも。

相田みつを の言葉です。

この言葉で、
   はじめて浄玻璃の鏡という物を知った。

浄玻璃の鏡というのは、
        閻魔様のところにある鏡で、
人間がこの世で犯した罪業の数々を
 全て写し出してしまうという恐ろしい鏡。

それまでも
一生懸命に生きて来たつもりではあったが、

その鏡の前で潔白か

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